奇跡への絆

図師ひろき

幸せの花を咲かせたい

2009年10月20日 23時32分27秒 | Weblog


 新富町で開催されたPTA家庭教育研究大会に参加してきました。

 “幸せの花を咲かせたい”と題された講演の講師は・・・“若奈ちゃん”でした!

 ちゃん付けはあまりにも失礼ですね・・・

 花ふぶき一座座長“宮田若奈”さんでした。

 もうご存知の方も多いと思いますが、花ふぶき一座はチンドン屋として県内のあらゆるイベントで活躍されています。

 全日本チンドンコンクールにも連続出場されるなど、その活動は留まるところを知りません。

 実は宮田若奈さんは、高校の後輩なんです。

 彼女は陸上部で、私はバレー部でしたが、雨の日陸上部は体育館で筋トレやマッサージをしていたので、よく姿は見かけていました。

 何よりいつもニコニコ笑顔が印象的でした。

 彼女らしく、講演冒頭はアコーディオンを演奏しながらの登場でした。

       

 子育てをしながらチンドン屋の活動をされていることも凄いのですが、なぜ彼女がPTAの講師として呼ばれるかと申しますと・・・

 “我が家の庭を広場に”というコンセプトのもと、自宅の庭を地域に開放し、子育て支援事業に取り組んでいるからなんです。

 もちろん庭を開放しているだけではなく、自然の中で遊ぶことに重きを置き、サツマイモの苗植えや茶摘み体験、コケ玉つくり、柿しぶ染め体験、キャンプにもちつき大会などなど様々なイベントを催しています。

 さらに“癒しマザーガーデン”と銘うって、子育て真っ最中のお母さんにリラックスしてもらうためのヨガ教室やアロママッサージも開催されています。

 講演の内容で、ドキッとした言葉がありました・・・

        

 「遊びに来る子どもたちの訴えの中には“毎日遊びに来ていい?”とか“お腹すいた”や“話を聞いて”そして“6年生が抱っこして”というものがあります・・・」

 「15歳の子どもが孤独と感じる割合は、日本は29.8%・・・」

 いかに親の愛情がうまく子どもに伝わっていないか・・・

 私は、大学の時“発達心理学”を勉強し、その時の教授が・・・

 「団塊の世代に育てられた世代、つまり君たちだが、生まれてすぐに共働きがあたり前で、幼少期に両親から十分な愛情が注がれないまま成長したことになる・・・

 愛情が注がれないまま育つ、つまり愛情の注ぎ方を教えてもらえなかった君たちは、自分の子どもたちにも上手く愛情を注げないことも考えられる・・・」

 という教えが頭をよぎりました。

 実際“子どもとの接し方に自信が持てない”と不安を抱いている親が53.9%もいるようです。

 一方、若奈さんのように地域の子どもたちまでも包み込む活動をされている方もいる・・・

 大学の教授曰く

 「・・・しかし、君たちには学ぶ能力が備わっている。

 自分たちが味わった寂しい思いを、子どもたちに繰り返してはいけない。

 そう考え、行動することにより愛情あふれる家庭を築くことができる・・・」

 とも教えていただきました。

 今回の若奈さんの講演から多くのことを学ばせていただきました。

 そのかけらでも実践できるように心がけていきます。

 最後に宮田若奈さんの活動スローガンを紹介します。

 “続けること!”

 “夢を描くこと!”

 “笑顔の花の種をまくこと!”