奇跡への絆

図師ひろき

青春の3ページ

2009年10月17日 22時21分03秒 | Weblog
 朝夕がめっきり寒くなってきましたね。

 寒くなってくると思い出すのが、大学時代よく行ったスキーです。

 東北福祉大学は、宮城県仙台市にあり、アパートから車で30分くらいのところにゲレンデはありました。

 ちょっと足を延ばせば、国内では有名な蔵王スキー場もありました。

 今回の写真は、ゼミの仲間と蔵王に行った時のものです。

 帽子をかぶって滑らないと、髪の毛が凍ってバリバリになります。

       

 それが面白くてよくゴーグルだけで滑っていました。

 蔵王はとても大きなスキー場で、いくつものゲレンデがあり、樹氷の間をぬって滑るコースや“百万人ゲレンデ”と言ってそれくらいの人が一度に滑れるくらい広いコースもありました。

 特に有名だったのが“横倉の壁”と呼ばれる、最大斜度40度を超えるゲレンデです。

 40度に加え、こぶもボコボコで、いったん転倒してしまえば大けがを負いかねない危険なコースです。

 スキーは大学から始めた私でしたが、果敢に挑み・・・

       

 見てください!この見事な直滑降!!

 と言いたいのですが・・・

 実は、無謀にもこのコースに突っ込もうとした私を、仲間が体を張って

 「お前が降りれるコースじゃない!絶対けがするからやめとけ!!」
 
 と制止するので、仕方なく迂回コースで壁の下の方まで行き、降りてくる人を眺めていました。

 するとほとんどのスキーヤーが悪戦苦闘されており、転倒して雪煙が転がり落ちてくるのを見ていると

 “行かなくて良かった・・・”

 と思いましたが、負けず嫌い根性に火が着いた私は、壁の下から一生懸命上れるところまで上って、思い切って体をひねり、一気に滑り降りてきました。

 その時パチリと撮ってもらい“横倉の壁制覇”としたかったのですが・・・

       


 必死で上がっていく姿も撮られていました・・・

 なにはともあれ楽しいひと時でした。

 またいつか横倉の壁を滑りたい・・・いや上りたいものです・・・