5/19 朝、8時30分の電車に乗って夫と大和葛城山へ。
超有名な初夏の風物詩、一度は見に行ってみようと、がんばってお弁当も手作りしたものの、うわさにたがわずものすごい混雑ぶりであった。
近鉄あべの橋から御所駅までの電車は座れて44分。乗客はツツジ目当ての人ばかり。
事前に御所市のホームページ見たら、ツツジシーズンは休日も平日も混み混みとあったので、覚悟はしていったけれど。
近鉄御所駅からのバスも渋滞のため登山口まで歩いたほうが早いですと、マップまで渡されて、たくさんの人がぞろぞろ3.2kmを40分歩いて11時に到着。
ロープウェイ登山口はハイカー、旅行社のバスツアー客、グループ、夫婦連れなどラッシュアワー並みの人だらけ。
とりあえず、整理券をもらう。
もらった整理券は赤の2番。見てのとおり午後1時29分発だ。
2時間半待ち!ガーン!
登山道を歩いて登れば1時間半ほどで上まで行けるので、徒歩で登って行く人たちも多い。
私は歩くつもりもしていたけど、夫はしんどいから嫌だと。
うーん、根性なしが…
しかたないので、石段のところに座って、ソフトクリームやおやつ、お弁当も食べて、ひたすら待った。
2時間半もあれば、東京でも博多でも行けてしまうやんなぁ。
ときどき、上空でヘリコプターが飛ぶ。本日もニュースもなるんだ。
ようやく、順番が来た。
私たちが乗り込む頃にはロープウェイは3時間待ちになっていた。
休日はどんなに恐ろしいことになるのやら。
ロープウェイから大和三山(耳成山、畝傍山、香具山)も見え、たった6分で標高差560mを上がってしまった。
山上駅は標高が高いので、青葉がまだやわらかい若葉色をして、その中に赤いヤマツツジが混じり、ああ、登ってきて良かった。
ツツジって、ド派手なだけで好きではなかったが、山の中にひっそりと咲くツツジは案外に清楚で黄緑色の若葉とよく似合う。
ほとんどは朱赤色で、たまにピンク色のが混じっていた。
頂上には葛城ロッジなど宿泊、休憩、売店、トイレも完備。
特にトイレは下のロープウェイ登山口のトイレの数が少なくて15分以上並んだり大混雑していたのに、山頂は空いていた。
ツツジ園まで15分ほど歩くと…
うわぁっ!一目1万本??
あちらこちらに木で組んだ見晴らし台が作られていて休憩やお弁当を食べることができる。
谷のほうへ下りて見上げると…
先週末くらいがピークだったのか、花弁が枯れかかっているのもあった。雨が少ないからかも。
夫も何とか前を歩いてます。この頃から急に青空になり、日差しが暑い。
向こうの山が金剛山
ツツジ園から山頂へ
葛城山山頂は標高959m
山頂付近は原っぱが広がる。
ツツジ園のところも昔は笹の原だったのが、1970年前後に一斉に笹の花が咲いて枯れて、そのあとにツツジが自生してきたそうです。
今は、ツツジが笹に浸食されないように笹刈りはしている。
帰りのロープウェイは整理券はないものの1時間待ちなので、今度こそ歩いて下りようや。
下りは夫も異存はなく、2ルートのうち、時間は少しかかるが、階段の少ないなだらかな北尾根コースをとった。
遭難したときの場所確認用の標識がところどころに立っている。
レンズはタムロンの18-250㎜を持って行ったら、やっぱり林の中など暗い所はぶれぶれ。。
しばらくは樹間のツツジが美しいゆるやかなハイキング道が続いたが、後半は急坂の土道でズルズル滑るは、土埃にまみれるは…
けっこうたいへんで、もう山歩きなんてやんぴ…と弱音の虫が泣く。
カメラどころでなく、下りるのに必死の体たらく。
だいぶ下りたところでグループ客が立ち往生して、どうやら1人が足をくじいたみたいで、ロープウェイのりばのところで救急車やレスキュー消防車がたくさん来ていた。
山で怪我や事故したらすごい迷惑かけてしまうんだ。
結局、1時間半かけてロープウェイ登山口まで下り、こんなんやったら、ロープウェイ待ったほうがよかったかも…
バス、電車と乗り継いで、自宅には7時ごろに戻れた。
今日は案の定けっこうな筋肉痛だけど、手話サークルと書のお稽古の用事をこなし、さて、明日もお出かけ~