キンポウゲ（ウマノアシガタ）
朝ドラ「花子とアン」
どんな朝ドラも1か月も見ていたら、それなりにだんだん面白くなってくるのに、花子とアンはちっとも気分がのらない。
1日や2日見逃してもどうってこないレベルである。
村岡花子の赤毛のアンが大好きだった私でもこれはぜんぜん別もんだ。
前作の「ごちそうさん」も最初は杏の口をとんがらした下手な演技に笑えたけど、すぐにどんどん引き込まれて、私には「あまちゃん」よりもずっと面白かった。
杏は今放映中の「花咲舞が黙ってない」もちょっと面白いし、何と言ってもどんなときでも底抜けに明るいのがいい。
「花子…」は俳優はそれなりにそろっているんだけど、ストーリーがなんか行き当たりばったりで一貫性がなくて、ちぐはぐな感じ。
内容も貧乏シリアス、令嬢不幸かと思えば、いきなりお笑いになったり、いじわるな先輩の出番も唐突だし、赤毛のアンのエピソードを無理やりこじつけたり、登場人物の背景もいまいちよくわからない。
いろんな出来事がてんでバラバラでまとまり感がない。
花子が「いっしょに復讐しましょう！」と言って、それがきっかけに「腹心の友」になるなんて。わけわからん。
それに何となく全体的にトーンが暗い。空を突き抜けた感じがしない。
視聴率的には非常に良いみたいだけど、あさイチの２人も盛り上がってないみたいで、ホンマ、これ面白いん？
個人的な好みの問題だろうけど、結局、脚本がうーむ…
これからいったいどういう展開になっていくんやろ。他人事ながらそれが気になる。