京都国立近代美術館「日本の風景」明治期の日本の名所、風景、風俗など、水彩絵画が多くて見応えがあった。
コレクション展では昔、夙川の美術館まで足を運んだ川西英、佑三郎の版画も見られて満足。
日本にやってきた外国人の風景画は、日本の山でもなんか西洋の山みたいな趣きだったり、コローの絵みたいなんやら、ミレーの落穂拾いみたいなんやら。
明暗を描き分けて暗いところはしっかり濃く、昔も今も水彩も油絵も基本は同じね。
近くの絵本屋さんに寄ってケンくんの絵本を1冊、そのまま阪急電車で娘宅に周り、夕方にケンくんと公園でしつかり砂場と滑り台に付き合わされて。
しめて15,700歩、疲れ果てて足腰だるっ。
【追記】日本の風景展では、吉田博(ダイアナ妃も絵を購入)の水彩原画も数枚あり、叙情的な色合いがしっくりくる。
日本は江戸時代から大名公家から庶民まで、花を愛でる文化が根強いているのも外国人には驚きだったようだ。
梅、桜、躑躅、牡丹、菊、紅葉の名所があちこちにあり、明治期に花のある風景画も多い。そして、その気質は今に続いている。
展覧会の解説文に明治期のイギリス女性の旅行家イザベラバードのことも書いてあり、東北や北海道の田舎を旅した旅行記は、途中までしか読んでないので、続きを読まなきゃ。と、いろいろ芋づるで思い出すことの多い充実した時を過ごせた。