知力の貯蓄(LAST)
脳の表面には、大脳皮質といって、神経細胞が層をつくってびっしりと並んでいます。その数は140億個と推算されています。その140億個の中に神経幹細胞といわれている神経細胞になる前の未成熟な細胞がばらばらと存在しているのです。とくに側頭葉といわれる大脳の側面部の内側には、記憶の中枢である海馬があります。この海馬の神経細胞のなかにも、神経幹細胞があることがわかったのです。これが頭脳を使えば、新しい神経細胞となるのです。これこそ、認知症の予防(防衛)への希望なのです。 須貝佑一著岩波新書<ぼけの予防>より
脳の表面には、大脳皮質といって、神経細胞が層をつくってびっしりと並んでいます。その数は140億個と推算されています。その140億個の中に神経幹細胞といわれている神経細胞になる前の未成熟な細胞がばらばらと存在しているのです。とくに側頭葉といわれる大脳の側面部の内側には、記憶の中枢である海馬があります。この海馬の神経細胞のなかにも、神経幹細胞があることがわかったのです。これが頭脳を使えば、新しい神経細胞となるのです。これこそ、認知症の予防(防衛)への希望なのです。 須貝佑一著岩波新書<ぼけの予防>より