『では一同、次はこれだ。焼き上げる堅パンは保存食だ、いいな。パンとは、ちと、違う。入れ物について考えねばならない。堅パンの大きさはこれくらいと決めて、60個くらい入れる入れものを木材を使って造ろうと考えている。それについてお前らの考えを聞いてこの場で決める。いいな。それが決まり次第、作業手順と段取りを決めて、即、準備に取り掛かる。いいな』
『はいっ、判りました』
一同が声をそろえて応える。
『この仕事の責任担当は、セレストス、お前だ。皆もいいな!』
『おうっ!』と答えが返る。気合が入った。
オロンテスは、大き目の木板に木炭を手にして、入れものの概略図を描いて一同に提示した。
『お前ら、よ~く見るのだ。これから言う二つの事柄を合致させることを念頭に、いれものとそれに入れる堅パン60個の大きさを考えるのだ。いいな。俺とネリタス、ヤクタスは生地づくりを考える。夕めしまでにまだ間がある。直ぐに取り掛かるのだ』
『判りました』
一同は、一斉に作業に取り掛かった。
セレストスは、オロンテスの描いた堅パンを入れる箱の概略図と板切れの大きさを見て、パンを思いついた大きさに切り、数を整え、箱のサイズと堅パンの大きさを決めた。一方、オロンテスは、決定している堅パンと未決定の堅パンの生地を練りあげ、セレストスが想定した大きさに堅パンのサイズを整えてサンプルの堅パンを焼いた。
堅パンを入れる箱の概要も決まり、サンプルの堅パンも焼けた。オロンテスは、再度一同を集めて総括した。
焼きあがったサンプルの堅パンを試食する、焼き上がりの堅パンはどれもこれもうまい、うす塩味の堅パンは思いのほかのうまさである。問題は、野菜、魚、肉を混ぜ込んで焼いた堅パンである、堅パンが保存食という目的上、これは二日後に味見をして決めることとした。
オロンテスは、ゴ―サインを出す、羊乳蜂蜜堅パン50箱、うす塩味堅パン50箱の製造を指示した。
オロンテスは、セレストスと話し合った。
『おう、セレストス、箱サイズは大丈夫だな?』
『はい、堅パン60個入りとしています。部材はこのようです』と言って、オロンテスに設計図を見せた。
『ほう、この大きさで、この大きさの堅パン60個入りか、いいだろう。俺は、部材調達の手配にドックスと打ち合わせに行く。箱作りの者をどうするかも考える。明日から俺が集散所に出向く。お前がこの件についてすべてをやるということだ。心してかかれ。以上だ。解ったな!』
『はいっ、判りました』
一同が声をそろえて応える。
『この仕事の責任担当は、セレストス、お前だ。皆もいいな!』
『おうっ!』と答えが返る。気合が入った。
オロンテスは、大き目の木板に木炭を手にして、入れものの概略図を描いて一同に提示した。
『お前ら、よ~く見るのだ。これから言う二つの事柄を合致させることを念頭に、いれものとそれに入れる堅パン60個の大きさを考えるのだ。いいな。俺とネリタス、ヤクタスは生地づくりを考える。夕めしまでにまだ間がある。直ぐに取り掛かるのだ』
『判りました』
一同は、一斉に作業に取り掛かった。
セレストスは、オロンテスの描いた堅パンを入れる箱の概略図と板切れの大きさを見て、パンを思いついた大きさに切り、数を整え、箱のサイズと堅パンの大きさを決めた。一方、オロンテスは、決定している堅パンと未決定の堅パンの生地を練りあげ、セレストスが想定した大きさに堅パンのサイズを整えてサンプルの堅パンを焼いた。
堅パンを入れる箱の概要も決まり、サンプルの堅パンも焼けた。オロンテスは、再度一同を集めて総括した。
焼きあがったサンプルの堅パンを試食する、焼き上がりの堅パンはどれもこれもうまい、うす塩味の堅パンは思いのほかのうまさである。問題は、野菜、魚、肉を混ぜ込んで焼いた堅パンである、堅パンが保存食という目的上、これは二日後に味見をして決めることとした。
オロンテスは、ゴ―サインを出す、羊乳蜂蜜堅パン50箱、うす塩味堅パン50箱の製造を指示した。
オロンテスは、セレストスと話し合った。
『おう、セレストス、箱サイズは大丈夫だな?』
『はい、堅パン60個入りとしています。部材はこのようです』と言って、オロンテスに設計図を見せた。
『ほう、この大きさで、この大きさの堅パン60個入りか、いいだろう。俺は、部材調達の手配にドックスと打ち合わせに行く。箱作りの者をどうするかも考える。明日から俺が集散所に出向く。お前がこの件についてすべてをやるということだ。心してかかれ。以上だ。解ったな!』
