一行の前後についている軍団の兵たちは、係留地への道案内の先導について、敵襲の危険に細心の注意を払いながら、身を緊張に凍らせて進んだ。
馬囲いの地を出てから3時間、進む前方の視野が少しづつ開けてくる、闇を通して、海岸線が望まれるようになってきた。かすかな光点が見える、歩いている者たちにとって、希望のはるかな行く先の光点である。目指す係留地まで、あと少しである。この地点まで、危難に遭わずに到達した。あと2キロメートルくらいで目的地に着ける、一行の者たちの心が弾んだ。
このとき、先頭を行くカピュスの隊の兵が、行く手のはるか左前方に、動く小さな光の集団を発見した。
馬囲いの地を出てから3時間、進む前方の視野が少しづつ開けてくる、闇を通して、海岸線が望まれるようになってきた。かすかな光点が見える、歩いている者たちにとって、希望のはるかな行く先の光点である。目指す係留地まで、あと少しである。この地点まで、危難に遭わずに到達した。あと2キロメートルくらいで目的地に着ける、一行の者たちの心が弾んだ。
このとき、先頭を行くカピュスの隊の兵が、行く手のはるか左前方に、動く小さな光の集団を発見した。