室戸ジオパークのロゴマークが新聞で発表されました。
ぱっと見た目は、派手です。
あまりすっきりとした感じはありません。
ロゴマークというのは、英文字を図案化したり、その地域の特質的なものを図案化するものだと思うのですが、このロゴマークの場合は、イラストのような感じです。
色も目立つものを何色か使っていて、メインの図柄が、波と室戸半島の二つあります。
このことはすでに昨日の記事に書いてあるように、見る人の目線が上下に分断されます。
たとえば、島原半島ジオパークのロゴマークは、雲仙火山をメインにした、シンプルな図柄で、とても分かりやすくインパクトがあります。
山陰海岸ジオパークのロゴマークは山陰のイニシャルのSの文字を図案化して、さらに地層のように重ねて、日本海をイメージしたブルーでシンプルで、Sの英文字がインパクトがあります。
こういうシンプルでインパクトのあるロゴマークは、見あきることはないと思います。
室戸ジオパークのロゴマークの場合は、図柄的にごちゃごちゃしています。ぱっと見た瞬間はいいのですが、長期間の使用に耐えられるかどうか心配です。
せめて、下の、『室戸ジオパーク』の日本語の文字は外してほしかったように思えます。
簡潔で、一色で表現できるものという応募規定からははずれているようですが、こういう派手なものを採用するのであれば、応募規定に則して応募した方からは不満がでるのではないかと思います。
コンテストの応募規定というのは、こういうロゴマークだけでなくて、写真でもそうですが、いくらいいものであっても、応募規定から外れているのは、審査の対象外です。
こういうアバウトなところは、県民性なのかもしれないですが、法令順守と同じく、応募規定も順守してほしいものです。
ロゴマークは決まったのですが、室戸ジオパークの公式サイトはまだありません。
国内の他のジオパークはすでに、公式サイトがあります。
ほんとに、世界ジオパークの認証を目指すのであれば、公式サイトの開設をまず最初にするべきです。しかも、五カ国に対応した公式サイトです。
ジオマップと、パンフレット、案内看板、遊歩道の整備もまだできていないし、イベントも開催するようなこともないし、あまりにも、国内の他のジオパークからは、遅れています。
三周くらい周回遅れになっています。
国内のほかの地域に追いつくためには、遠慮せずに、どんどん予算を使う必要があります。
人気ブログランキングに参加しています。このブログを気に入ったらクリック御願いします。