北川村の、『いごっそラーメン店長』の店舗を見て驚いた。人口の少ない場所で、分かりにくいし、交通手段は車しかない田舎で、しかも、小さい店舗で見た目も没個性的で、お世辞にもお客さんが集まりそうにない。しかし、行列ができる。ありえない。ふつふなら、赤字営業のはず。
ラーメンに限らず、食べるのはあまりこだわらない。わざわざ、遠くまで、一杯のラーメン食べに行くという心境はあまり理解できない。しかし、現実には、遠くから北川村までわざわざ足を運ぶ人が後を絶えない。こういう、人気店なら、せめて国道の近くあればもっと客は来るはず。
北川村であれば、国道の近くでなくても、中岡慎太郎館の近くにあれば、ラーメンを食べたついでに、慎太郎館に入館する人はいるはず。慎太郎館の近くには
空家になっている店舗があるから、それを利用できる。北川村が全面的にバックアップすれぱ、慎太郎館の入館客は間違いなく増える。
北川村の片田舎で、行列のできるラーメン店が現実にあるのであるから、室戸市でもその現象は、間違いなく起こる。立地的には北川村よりはるかにアドバンテージがある。美味しい物を食べるために遠くからわざわざ人が訪れるなら、それは観光資源でもある。ジオパークより、はるかに経済効果がある。