ヒカラビ一家の花日記

山の上に住む花農家から 魚沼発のあれこれを

ココサ

2007年12月31日 | 発信
今朝は30センチほどの積雪。
やっと冬景色になった。

早朝から除雪。
         
家と倉庫との間が2倍になったので投雪場所はまったく心配が要らなくなった。
冬はハウスと倉庫周りの除雪が仕事となる。
あとは帳簿類(確定申告)と主夫。


年賀状に使った花の写真はココサ。 OTだ。
来年の畑ではニンフと共に最初に切れるオリエンタルだ。

福の神さん。 「我家はココサ」
お後がよろしい様で。 皆さん良いお年を。
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なんてん

2007年12月30日 | Weblog
朝まで土砂降りの雨。
この雨量がみんな雪だったらきっと1メートルは積もっただろうに。
畑の雪もほぼ消えた。
でも今日から雪になるそうだからスキー場も正月は営業できるだろう。

寝込んでいる暇もなく後片付けを終わらせて、今日からは言いつけられた買い物をする役目だ。

「難を転じて福となす」
南天を締めこんだ松飾もつけた。
南天は笹などと同じで抗菌力のある植物。
赤飯の熨斗紙に南天が絵書かれているのは、昔南天の葉を入れたことのなごりだ。
ノロウイルスも防げたかも?

遅れていたクリスマスプレゼントが届いた。
「響の森コンサート」のCDプレゼントが当たった。
9月にあった「ノルウエーソリスト合唱団」のCD。
              
年末に賛美歌はちょっと気分でないが、欲しかったものなので良かった。

この勢いで年末ジャンボも。
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ノロウイルス

2007年12月28日 | ぼやき
3日間隔離されておりました。
過激なスケジュールをこなして寝たとたんに激しい下痢。

落ちている病気はもれなく拾って生きてきましたのでこのくらいの症状には驚かないのですが、さすがに年末の隔離は参った。

銀行が開いているうちに何とか出獄を許されて、支払いを何とか済ませて、もう寝ます。

春先にインフルエンザ。
年末にノロウイルス。
ろくに寝ないで稼いだ頃もあったので帳尻合わせでしょうか?
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ポインセチア

2007年12月25日 | 発信
たらこ唇みたいなのがポインセチアの花です。
結構、色とりどりでにぎやかなのです。
赤いのは花ではなくて 「ホウ」 といいます
「ほうー」

イブだというのに埼玉出張でした。
明日はお呼ばれなので、外環の事故で渋滞に巻き込まれましたが無理して夜中に帰ってきました。
関東は雲ひとつなく、巨大な満月が昇りました。
満月のイブの夜、どれほどの男が狼に?

訪れた農家は年末用のチューリップとフリージアが盛りで明日の出荷は1000箱近くになるようです。
今日はイブどころか寝ずに箱詰めだそうです。

10月の菊の品薄が尾を引いてまづまづの相場が続いているようで、特にフリージアは高値だそうです。
ちったあ いい話も聞けた出張でした。
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アザレア

2007年12月22日 | 発信
毎年、お歳暮には鉢花を配っているのです。
シクラメンのことが多いのですが今年はアザレアを選びました。
明るいピンク色は心まであったまるようで。

新潟県の花、園芸と言えば新津、小須戸のさつき、アザレアが一番歴史も古く有名です。
その周辺のチューリップ球根の生産と共に発展して、農家の多くは卸売りもする法人が多いのです。
堀之内に花を持ち込んだのはもっと前、大正時代にさかのぼりますが、営利用の球根生産を軌道に乗せたのは小須戸の球根業者のおかげでした。
昭和20年代後半から30年代にかけての話です。
33年に姫ユリの球根が大暴落したのをきっかけに堀之内からも球根業者が育っていったのです。

今も我家の芍薬の株を買ってくれるのは新津(現新潟市秋葉区)や五泉の鉢花農家や業者です。
お歳暮を配りながら五泉の鉢花農家からお歳暮用のアザレアを買ってきました。
最近はバケットに寄せ植えされていておしゃれです。
寄せ植えすることによってロスが少なくなるようです。

でも聞かされたのは同業者の倒産の話ばかりでした。
いずこも厳しいようです。
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スリークオーター

2007年12月19日 | 観察
昭和25年に建てられた 「スリークオ-ター」 という当時画期的だったハウス。

南面、4分の3がガラス屋根。
4分の1の北面は石工が利根川の石を加工して積み上げた石垣でできている。

日中、南面から差し込む光が石垣を暖める。
温まった石の熱が、夜間ハウス全体を暖める。
石垣は新潟から吹く冷たい北風をさえぎる。
暖房設備などなかった時代の 「蓄熱型」 ハウスだ。

その後温水のパイプが入り,石垣はシダに覆われたが、つい数年前まではここで君子蘭が栽培されていた。


となりのハウスは少し新しい。
壁にはトックリ型のカメが埋め込まれている。

カメの中の空気も暖められて、夜に放熱する。
冷え込むが日照量のふんだんに有る群馬ならではの構造だろうか?

今は使われなくなったハウス。
経費もかかるので壊すに壊せないでいるそうだが、花卉園芸の歴史を刻んできたハウス、残しておいて欲しいような気もする。

今日は群馬出張でした。

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レディピンク

2007年12月18日 | ぼやき
最近のオランダからの通達。

球根名が変更になります。

レディピンク   →  シーズンズ
リオネグロ    →  コルバラ
マルティニーク  →  マテロッテ
アストリア    →  トリオラ
ホワイトトーチ  →  ホワイトタワー
キャッシュ    →  アップルブロッサム

我家では春に予定している「レディピンク」と夏から秋までの「リオネグロ」が名称変更となる。
オランダはロイヤリティーの管理が徹底しているので、品種を持っている会社が変わったりすると品種名も変えることが、ままある。
ただ、球根名と謳っているだけで花の名前とは言っていない。
日本の種苗登録も種苗の販売に適用されるもので切り花の販売にまでは適用されない。

「アラジンズデジール」が「セベコダズル」と名前を変えたとき、すでに主力品種となっていたのであえて名前は変えずに「アラジンズデジール」で通している。

大昔、「清津紅」をハイカラにしようと「レットクリーン」とカタカナにして出荷した事がある。
逆に「メディテレネー」を発音しづらいとの理由で「地中海」と和訳して出荷したこともある。
新しいところでは「シンプロン」を「スーパーカサブランカ」と称して出荷して高く売れたこともある。

昔、「ピンクレディ」がデビューしたころ、安易な名前だなと思ったが覚えやすい名前もあって、たちまち人気者となった。
今まで売れて息の長いユリといえば、カサブランカ、ルレーブ、スターゲイザー、シベリア、ソルボンヌ。
どれも覚えやすい名前ばかりだ。

これだけ毎年新品種が紹介されると、よほど優れた品種でない限り名前を覚えてもらうまで長生きしないだろう。
名前もネタ切れの感がありますね。

ところで、ホームセンターを見ると「ピンクカサブランカ」「イエローカサブランカ」「パープルカサブランカ」が並んでたりするが、「カサブランカ」は「白い家」という意味。
白しかないはず。
食品の偽装が大問題の昨今、園芸業界もいかがなものかと。


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もしも

2007年12月15日 | 家族
もしも、恐竜が絶滅せずにそのまま進化し続けたとしたら、誕生した知的生物はこんな動物かも?

エイリアンVSプレデター2が話題になっているが。
プレデターは知的生物にしては機能的な体をしていないが、、、
これはなんか有り得そうな格好だ。(卵を産むのか?)

もう前のことだが、テレビの影響で考古学にこっている子供たちにせがまれて、群馬県立自然史博物館に行った時の写真。


本物の恐竜の化石を間近に見れて触れる。
結構楽しめる博物館だった。
爬虫類の嫌いな奥方にはちょっと、、だったかも。

爬虫類なら冬眠するのでエネルギーを無駄に使わなかったかも。
地球が温暖化して今まで降らなかった寒いところまで大雪になるようだ。
今日からは冬型が続く、、スキー場には待望の雪だろう。

50年前、世界の人口は20億人程度だった。
今では63億人。

夜、子供と映画を見る暇ができた。
もちろん「ナイトミュージアム」も見た。

帰りに世界遺産に仮登録された「富岡製糸工場」も見学した。

日本の近代工業発祥の地なのだが。
「ここで精子が作られるのか」 とヒカラビ君は強烈なボケをかました。
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32~34

2007年12月14日 | ぼやき
球根の周囲32cmのカサブランカ。
32~34というサイズの切花用球根を見たのは初めてだ。

いくら今年が豊作とはいえ、15万球生産したうち30cm以上が2500球。
26cm以上だと30000球近い。

大きい球根はつぼみがやたらつく。
10輪以上つくと商品価値が低くなる。
16輪以上だと、出荷停止。
品種によっては生理障害が出て商品にならない。
一箱に30球や40球しか入らなければ、冷蔵賃はいくらになるのか?

と言うことで、大きすぎる球根の大半はもう販売しました。
お客さんは「露天商」
「ホームセンターのとは迫力が違う」なんて口上で売るのでしょうか。

15輪のカサブランカが庭に咲いたらど迫力でしょうね。

今日は部会の球根分けで、カサブランカ、シイラ、マレロの3品種を分けた。
サイズ毎、ロット毎に分けるので暗くなるまでかかってしまった。

それぞれが出庫日毎にラベルを貼って順番に格納します。
これで来年の生産計画が決定となるのです。

約35万球でしたが4,000箱近くもあった。
組合の冷蔵庫は400坪あるのだが、入るかどうか心配になってきた。


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サンダーソニア  へ

2007年12月12日 | 発信
ニュージーランドから球根が届いた。
小さな球根から太いもやしが2本出たような。

以前は3人の生産者が出荷していたが今は一人だけである。
球根単価と花の単価を比べると、、、、
球根を再利用する技術がないと採算は難しいようである。

冬の間休んでいるハウスがもったいない。
さりとて日照の少ない雪国では何を作っても思った品質にはならない。
燃料代はメチャ高い。

春のこと、、雪がほとんど無かったので勢いで弟子入りを申し込んだ。

発根の始まった球根なのですぐに植えられるが、まずは土壌消毒から始めた。

蒸気消毒は経費がかかるが薬剤を使わない。
ハウスにおいては土中の通気や雨水による薬剤の発散が期待できないので、今では全国のハウス産地に蒸気消毒が普及している。


160℃の高温蒸気で土を蒸す。
雑菌や草の種を殺すばかりで有効な微生物は殺さない。
しかも土中の肥料分を有効化して肥効を良くする。(効き過ぎるが)

高温蒸気で十分湿らせて軟らかくなったところに植える。
小トンネルの被服で地中暖房だけなのでそれほど燃料代も気にならないという。

夏のニュージーランドから来た球根が花になるのは3月だ。
           
           
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