ヒカラビ一家の花日記

山の上に住む花農家から 魚沼発のあれこれを

サンダーソニア  へ

2007年12月12日 | 発信
ニュージーランドから球根が届いた。
小さな球根から太いもやしが2本出たような。

以前は3人の生産者が出荷していたが今は一人だけである。
球根単価と花の単価を比べると、、、、
球根を再利用する技術がないと採算は難しいようである。

冬の間休んでいるハウスがもったいない。
さりとて日照の少ない雪国では何を作っても思った品質にはならない。
燃料代はメチャ高い。

春のこと、、雪がほとんど無かったので勢いで弟子入りを申し込んだ。

発根の始まった球根なのですぐに植えられるが、まずは土壌消毒から始めた。

蒸気消毒は経費がかかるが薬剤を使わない。
ハウスにおいては土中の通気や雨水による薬剤の発散が期待できないので、今では全国のハウス産地に蒸気消毒が普及している。


160℃の高温蒸気で土を蒸す。
雑菌や草の種を殺すばかりで有効な微生物は殺さない。
しかも土中の肥料分を有効化して肥効を良くする。(効き過ぎるが)

高温蒸気で十分湿らせて軟らかくなったところに植える。
小トンネルの被服で地中暖房だけなのでそれほど燃料代も気にならないという。

夏のニュージーランドから来た球根が花になるのは3月だ。
           
           
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6 コメント

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Unknown (ハハクジラ)
2007-12-12 23:59:22
こんどは(サンダーソニア)ですか。中卸だと結構
いい値段がしますよ。このチョウチンのような黄色が好きですね。

懐かしい昔に行ってきました。有難う またお気に入りが増えました。
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初めて (スベルベ)
2007-12-13 05:51:42
変わった花ですねー。初めて見ました。それと高温蒸気の土壌消毒も。そのうちに育苗用のハウスも欲しいなんて思うんだけれど、消雪がねー。上手く水が使えたらなー。
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ハハクジラさんへ (ヒカラビの父)
2007-12-14 07:59:46
昨日の更新でブロガーは同い年であることがわかりました。
同級生が写っています。
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スベルベさんへ (ヒカラビの父)
2007-12-14 08:03:48
昔はわらを積んで発酵熱で育苗したものですが、、、
小さなハウスで、屋根に水をかけ流すだけでも地下水の温度は13度くらいありますから結構暖かいもんですよ。そちらは地下水が豊富なはずです。
ずっと昔、地下水だけでナルコを栽培した実績もあったと思います。
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かわいい花ですね。 (みかんちゃん)
2007-12-14 15:02:04
冬も休まないのですね。
ゆっくりしているのかなと思っていましたよ。
私も見てきました。
今、昭和の時代が流行っているのですね。
懐かしむぐらい、昔になってしまったなんて変な気持ちです。私たちも骨董品の仲間入りなのでしょうか?
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みかんちゃんへ (ヒカラビの父)
2007-12-14 23:13:29
植えてしまえば花が切れる3月まではたいした管理はいりません。
これからは帳簿、確定申告、除雪をしているうちに3月になります。
「北魚沼の昭和」 記憶のある景色が載っています。
愛媛の昔はどんなだったんでしょうかね?
やっぱりまるこちゃんでしたか?
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