ヒカラビ一家の花日記

山の上に住む花農家から 魚沼発のあれこれを

川風

2013年08月30日 | 発信

 存在すら知らなかっら広瀬やな。破間川には下倉、島、広瀬と3つの簗があったそうな、でも今はここだけ。

 魚の川にも浦佐、堀之内、川口と3つの簗がある。

何処も一昨年の新潟福島豪雨で痛めつけられて存続は苦しいようだ。

簗の楽しみ方は、川風、川音、セミや鳥の声、山や川の景色、ゆっくりと流れる時間、、、

そして川魚料理。  風情を楽しむ心のゆとりも必要だ。

観光協会の寄合でここに来たのだが、花農家なのになぜか観光協会の理事を仰せつかっている。

会議に出たところで役に立てるところは無いのだが他の理事さんとて材木屋さんがいたり大工さんがいたりで本来の観光業の人たちばかりではない。

観光とは光を観ること、魅せること。

地域そのものに輝きを持たせることがその先の観光収入や人が集まることにつながっていくのだ。

このひなびた簗場がなぜ存続できているのか?

昔から地物の魚や山菜だけをお出ししていて固定したファンに支えられているのだそうだ。

事実、川でとれた小ぶりの鮎はたっぷり肉の付いた養殖物の鮎とは比べ物にならないほど身の甘さや独特のスイカのような香りが強くてうまい。

 ピンボケだが天然のウナギだ。あまり油は強くなかった。

田舎が生き残っていくにはしっかりした持ち味を保ち続けるかあるいは、なりふり構わず何でもするか、、、

まだまだ捨てたもんではないと思う。

もうすぐ9月、レイクキャリーの2作目が始まった。

1作目は予定より前進出荷でまだ持ち味が発揮できずにボリューム感に欠けていたが今度はしっかりできている。

季節に合わせた品種設定が大事なのだ。

ツボミにある程度の色を付けてから出荷できる季節が来ている。

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花火の頃

2013年08月25日 | 発信

朝の気温は17度! 寒い。

いきなり秋の気温にはなったものの花の進み方は夏と同じでドカッと切れてます。

昨日からアメリカの姪たちが来ていて盛り上がっている。

今日は従業員も含めての歓迎焼肉。さらにあたり近所も集まってさらに盛り上がっている。

BBQと言うと今はコンロと鉄板で焼く方が便利なのだが、つい炭を熾してしまう。

火を熾す作業は宗教のような没頭感が合ってたまらなく好きだ。

ただ肉を焼いて食うだけならこんな満足は得られないと思う。

 

花火と言うと夏のイメージなのだが涼しい夜の方が好きだ

花火のあっけなさ、せつなさ、、、やはり涼しい夜の方が似合うと思う。

 

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朝てっかり

2013年08月23日 | 発信

 朝5時28分、唐松山だか猫岩だか、、あたりからの御来光。

 

 雲があって、天気予報も良くなくて、朝だけ陽が射すことを 朝てっかり と呼んで、雨が降る前ぶれなのです。

案の定、花を切っているうちに雨が降り出した。

最後のサンテンダーが切れ始めた。前作は切り遅れを出してしまったので今回は少し若切りに。

この畑は行く手を阻むツルがある。まずは豆ヅル。

つづいてガガイモ!

レディーガガがこよなく愛した芋!

ほんの2.3日でこんなに巻き付いてしまう。

この畑を耕作し始めて4年くらいか、一度荒らした畑は手ごわい草がはびこってなかなか畑にはならないのです。

耕作放棄地の再生などと言うがそんなに甘いものじゃないすね。

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おまえを農林業に変えてやろうかぁ 2

2013年08月22日 | 発信

 

昨日、今日と怒涛の出荷だったが研修生には一応すべての工程を経験してもらいたい。

とは言え限りがあるので最初と最後。

出荷の後は球根植え。これが今年最後の作型。

最後の植え込みを若い娘っ子にしてもらうってことは何となく縁起がいい。

夕方には先生も見学に、、、ついでに手伝ってもらった。

生徒は40年後輩だが先生も15年ほど後輩なのだ。

 いよいよ明日はインターンシップ最後の日。新潟伊勢丹で売り子になってもらうのだ。

 

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おまえを農林業に変えてやろうかぁ

2013年08月21日 | 発信

 カサブランカ、カサブランカ、カサブランカ、、、、暖かい雨をもらったおかげでほぼ1作分のカサブランカが一度に切れた。

一年に何度かはこんな日がやってくる。

そんな日にありがたい助っ人がやってきた。農業高校の研修生。

よく1日中カサブランカに付き合ってくれました。働き者のお嫁さんになれますよ。

 今日は今年最多の出荷になりました。

 

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最近 何屋さん?

2013年08月20日 | 発信

良い雨が降った。暑い日が続いたようだがまだ10日でしかない。

雨の予報を信じて、昨日にんじんの種をまいた。

 

みんなが心配して覗きに来る、「こんなに蒔いてうれるの?」 「商売変えかい?」

どれも当っている。

昨シーズンはあまりに好評だったので今年は1反分、6万粒の種をまいた。

去年の反省から、肥料はリン酸カリを多目に、チッソは控えめにした。

暑い間何度も耕起して柔らかい畑を、水はけが良いようにと畝を立てた。

そして新調した、種まきゴンベェ。7センチ間隔に1粒、通常は2.3粒撒いて間引くのだが間引く手間がもったいないので1粒撒きにセットした。

6万粒の種が全部立派なにんじんに育てば、、、、3本で150円で売ると、、、、300万円の売り上げになる、、、ハハハ。

実際は話半分、見れば三つ一、、、も難しい。

だが、雪下にんじんを長期保存して売る方法はデータ取りが出来たし、学校給食での実績も出来た。

11月から5月までの収入源としては決してバカにしたものではないと思う。

 

明日から新潟伊勢丹で 「 Look upにいがた 魚沼特集 」と銘打った直売フェアが始まる。

メインは精米機を持ち込んでの「雪室貯蔵米」の販売。他には地酒と地元産品。

農産物の販売を直売所が担当。

もちろん花も売るのだがいろいろ相談した挙句売りやすい価格の小束で行くことにした。

うちは今、大柄のユリしかないので今回は若手生産者2軒に担当してもらうことにした。

こういったイベントに役員でありながら参加できないことに憤りを感じていたら直売所から電話があった。

「かぼちゃがあるそうだが出してもらえないか」

笑えるなぁ、、、冗談で並べた直売所のかぼちゃにリクエストが。

ニンジン農家では飽き足らずについにカボチャ農家か。

まぁ、それもいいだろう。ここの土は何を作っても1級品が取れる土なのだから。

 

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おしどり夫婦 ユリを育て ユリに送られ

2013年08月18日 | 発信

暑いですw。

たぶんセミも熱いと言っている。

と言うのは昼間だけ、でも32度くらい。よそのように40度にはならないですね。

朝は24度。寒いくらいです。日の出が遅くなって5時にようやく明るくなるくらい。

花は順調に進んで1作1作キチンと切れてます。

サンテンダーが始まった。この前ほどはバイラスがきつくない。やっぱり春先の温度差は国産球根には厳しい環境だった。

遅れていたジャガイモ掘りを終わらせたが、、、、十勝小金がでかすぎ。これでは空洞かも、って言うか掘り取りが遅すぎた。

昨日は群馬まで葬式に、、、、ユリ農家の奥さんが亡くなった。

本当におしどり夫婦でいつも2人一緒に働いて、どこに行くのも一緒だった。

1年8か月の闘病、ずっと旦那さんが治療に付き添った。

最後の1月の看病でハウスのユリは満開。

シイラ、レイクキャリー、カサブランカ、ロビン、、、棺の中にはふたができないほどの満開のユリを入れて、、、

持って行ったうちのカサブランカも束ごと入れてもらって、、、見送った。

夫婦で育てたユリに送られて、、、それにしても64歳は若すぎました。

 

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終戦記念日

2013年08月15日 | 発信

たまたまだが、6月に靖国神社を参拝することができた。

ここが毎年外交上の問題になるところか。

人の暮らしはすべて歴史の延長線上にある。先祖たちの思いや犠牲の上に生きていることは逃れられない事実なのだ。

終戦後68年もたっていながら最近は前以上に戦争責任が問題になっている。なぜなのだろうか?

ボタンの掛け違い? 言葉足らず? 憲法を改正してでもやらなければ回復しない国際信用? 

もっと本気で議論して、やるべきことはやるべきではないだろうか。

終戦記念日がお盆なのには大きな意味がある。

日本人が必ず先祖を思い、歴史を振り返る日に終戦の日を当てた。

毎年毎年十分に実感していることである。

今後必要なのは、いかに戦争の無い世の中を作るかであろう。

集団的自衛権。それが必要であればきちんと議論してそれに向かえばいい。

我々はお盆と言う季節の節目を大切に思い、受け継ぎ、ここに生きることの意味を実感していくのみなのだ。

今日はアメリカでこのブログをずっと見てくれていた人が踊りに来てくれた。んん~、、、何ともうれしいことである。

 

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直売所パニックが終わった

2013年08月14日 | 観察

 

10日の土曜日から始まったお盆需要のパニックは13日の昼頃で収まった。

去年に比べて明らかにお客さんが増えたらしく日に2回もメールでSOSが入った。

「アスターが売り切れ、ユリも売り切れ、、、、」

普通のお店は需要期にはたくさん仕入れてお客さんを待っている。

直売所は農家が持ち込むもの。お盆だからと言って普段の2倍も3倍も野菜が採れるわけではない。

それなりの準備はしていたものの13日にはすっかり品切れにしてしまった。

それだけ売れる店に育ったと喜ぶべきだろう。

以前は魚沼の花農家とは堀之内のユリ農家のことだったが直売所百菜花んが出来てからは多くの趣味の農家が花作りを始めた。

アスター、リヤトリス、グラジオラスが店の中心を大きく陣取ってまさに花の直売所の様相だったがすっかり売り切ってしまって今日はさみしいものだった。

驚いたことに堀之内のユリ農家が考えもつかなかったトルコキキョウも2名の生産者が出荷していた。

後は都会に帰る人のお土産にスイカと米を買ってもらうだけ。シナリオはできてます。

 

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屁糞カズラ

2013年08月13日 | 発信

 植物界の珍名さん、ヘクソカズラ。嗅いで見てもそんなに臭いはしないんだけど、、、

 

花はツートンでまあまあかわいいですw。

お盆前に臭い仕事。キルパーと言う薬剤を使っての土壌消毒。

硫黄とナトリウムの化合物でまさに温泉の硫黄臭。

これをやるとしばらくは硫黄臭い体になっちまうw。

キタアカリが豊作です。

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