ヒカラビ一家の花日記

山の上に住む花農家から 魚沼発のあれこれを

たわし草

2007年09月29日 | 発信
コメント (3)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

得意日

2007年09月28日 | 発信
父は毎年10月5日を5度の得意日としている。
10月の初めに厳しい低温の日がやってくることが多い。
この温度の遭遇させると極端に花の進みが遅くなる。
10月5日までに10月下旬採花の作型は保温。
11月採花の作型には暖房機の設置を目標としている。

たった1朝の低温に炊く暖房機の燃料はいくらでもないだろう。
しかしこの低温に合わせると採花が極端に遅れる。
遅れた日数後半に焚く燃料はすごい料になるだろう。
だからこのわずかな日の低温には合わせたくないのだ。

今日は暖房機を入れるハウスにビニールをはった。
まだ暑いので妻面はふさがないままだ。

午後から強烈に冷たい雨が降った。
一気に寒い秋になった。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

朝の光

2007年09月27日 | 発信
早朝の気温は12.4度 
花を切る手がかじかむようだった。
沈む名月。 不気味に赤くて大きい。


日中はじりじりと暑い天気だった。
来年畝に敷くワラを集めた。
毎年トラクター小屋の二階がいっぱいになるまでワラを集める。
                    

肥沃な田んぼでは、毎年ワラをうないこむとガスが発生して根草れの原因になったり、肥沃になりすぎて倒伏する原因になったりするらしい。
土質によっても違うが、数年に1回すきこむ程度が一番良いと言っていた。

毎年ワラをいただく農家は今年はすきこむこむので、その隣の農家のワラをいただいた。
稲作農家と花農家の利害がこんなところで一致している。

今日はちょっと花が少なかったのでこの作業ができたが日中の好天のせいで夕方の採花はたいへん多かった。
明日は出荷が休みだというのに冷蔵庫は満杯だ。
どうしよう。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ロイヤルトリニティー

2007年09月24日 | ぼやき
15年ほど前にオランダに行ったとき、ワールドフラワー社の育種温室の中にはロイヤルシリーズのLAがたくさんあった。
トリニティーは唯一定番として残っている息の長い品種だ。
ふっくらした蕾、まろやかなオレンジ色、作りやすさ、市場での人気も高くいい品種だと思う。

今年の使用球根サイズは16/18だ。それでも3輪が多い。
前は14/16で十分だった。
品種の劣化が進むにつれて使用サイズが大きくなる。
球根代は下がっているものの入り球数が少なくなるので冷蔵費が高くなる。

10月採花用に3作植えたものが、デジールが終わるまもなく始まってしまった。
早生品種は怖い。
初切りからトラック1杯切れてしまった。
                    
9月後半の異常な暑さでシイラも予定より10日早くスタートした。
デジール、ソルボンヌ、カサブランカは予定通りだった。

温度調整のできない夏の産地では計画生産出荷はとても難しい。
堀之内のように大勢でのべつ出荷することが供給切れを起こさない唯一の方法のように思えてくる。

五泉で取れたという天然の舞茸をいただきました。
しこしこと歯ごたえがあり、栽培ものとはぜんぜん違います。
OCおばさんから松茸も送られてきました。
焼いて酢橘をかけて食べたり、お汁に入れていただきました。
休み無しでしたが、結構な彼岸の中日でした。
コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

つゆくさ

2007年09月23日 | 観察
今日は、ここ数日とは打って変わって小雨混じりで肌寒い、まるで梅雨時のような天気だった。
このところの強い残暑で3種類のユリが一気にピークとなり強烈な忙しさだったが、一気に切り終わり、明日は気の抜けたような出荷量となる。
ここ数日は早出残業で皆にがんばってもらった。
明日から交代で休みが取れるようだ。

天気はみな平等なのでみんな大変な出荷量だったようだ。
昨日の共選出荷量は5700箱。
今日は3300箱。
明日の市場のは9000箱の「ほりのうちのゆり」が出荷となる。
彼岸需要が終わったタイミングではしんどい出荷量だろう。

野辺に咲く露草は梅雨時の花かと思ったら、今が盛りだ。
秋の青空よりも鮮やかな蒼だ。
                
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

くず

2007年09月21日 | 家族
誕生花の北脇榮次氏http://hukumusume.com/366/hana/index.htmlがうちの芍薬畑にこもって撮影していたのはもう何年も前のことだ。
この写真集によると今日9月21日の誕生花は葛だ。

今日は奥方の誕生日。かけると24歳になった。

彼女は誕生花がくずであることをあまり気に入っていない。
子供の頃、風邪を引くと甘い葛湯を作ってもらったことを思い出す。
今はジャガイモから作る澱粉だが昔は葛づるの根から澱粉をとったらしい。

今日は毎年恒例のCF(大腸検査)だった。
例年以上に異常なし。
亭主が健康なのが誕生日プレゼント。なんていったら蹴飛ばされるかも。

先週と同じで週末に出荷ピークが来た。
雨と温度は順調なので毎週植えたものが毎週切れる。
また3種類が同時に大量出荷だ。
異常に暑く乾いているので、5時を過ぎないと採花できない。
日は短くなっているので花切の最中に月が出てしまう。
誕生日どころではないのである。
                  


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

笑む

2007年09月19日 | 観察
美しい日本語

栗が笑む (えむ)

木漏れ日

後れ毛

寄り添う
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ソルボンヌ

2007年09月18日 | 発信
久~~~~~~~しぶりに詰めた 秀品のソルボンヌ。
5回連続作型の2作目。
9月も中旬になり地温が下がってきてボリュームが出てきた。
去年のこのころの作型はつぼみの奇形に悩まされた。
球根の入庫の際に7月中旬には冷蔵庫が空くように計画した。
梅雨明けごろから空いた冷蔵庫を順化用の温度設定にし、最低2日は順化温度に遭遇させてから植えた。
その結果、奇形花は格段に少なくなった。

ただ、芽伸ばし期間が少なかったからか、あるいは球根の力がありすぎたせいか?
EVRのくせに7~9輪もついたため蕾が小さい。
この時期は丈も伸びないため、草枝バランスはどうしても頭でっかちで秀品は出せずにいた。

20坪の球根冷蔵庫を建てたのは平成2年。
当時はバブル全盛期でユリを切れば即儲かる時代だった。
今のような経営規模では無く、過剰投資のようにも感じていたが、今となってはこの冷蔵庫が芽伸ばし庫になり、順化庫になり、足らないときは花の予冷庫にもなる。
投資を先行することは命取りになる可能性もあるが、経営の限界点に余裕が生まれることになる。
投資したものをうまく生かし経営の利点とし、伸ばしていくことが腕ということになる。
残念ながら今は儲かっていないが、先行投資したものが経営規模を支え、資金調達能力へとつながり、今年の新たな投資へとつながったと思う。
変な言い方だが経営力を伸ばすために経営する。
おおげさに言えば投資は国力でもある。

さすがに17年使った冷凍機が入れ替えになった。

9月はスイッチを切る時期なので工事ができた。
まだまだ使いたかったのだが業者の提案で入れ替えとなった。
フロンガスが使えなくなる。
代替えフロンになると配管からユニットクーラーまで入れ替えとなる。
数百万円の出費となる。
最後のフロン仕様の機械を春に押さえておいた。
これなら百数十万円の出費ですむ。
どうせ機械はいつまで持つかの状態だったから。
これであと15年くらいは何とか持つだろう。

投資はまた投資を生んでしまうが、だから続けられるというものだろう。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

秋明菊

2007年09月17日 | 発信
台風11号「ナーリー」は韓国に上陸し、死者行方不明合わせて19人という大きな被害をもたらした後、日本海で消滅した。
今日はその影響で強烈に蒸し暑い一日だった。
大忙しが去って少し空きがあるかと思ったがこの暑さで次の作型がいっせいに始まってしまった。

台風が来るたびにいやな思いがよみがえる。
平成10年。
9月16日。台風5号でハウス数棟倒される。
9月19日。ハウスのナイロン張りをしていて落ちた。ケガは無し。
9月23日。台風7号。雨よけハウス7棟全壊。
9月24日。修理中にハウスからまた落ちる。またもケガは無し。
9月28日。体調悪化。子供の手足口病が感染。看護婦に笑われる。
10月18日。台風10号。ハウス1棟つぶれる。

得た教訓。  自然とは闘ってはならない。 逃げろ。

平成16年10月23日。 新潟県中越地震。
同年、12月26日。  スマトラ沖地震。大津波。
平成19年7月16日。中越沖地震。
9月12日。  スマトラ沖地震。

秋はナーバスになっちゃいますね。
明るいニュースも欲しい秋だ。
コメント (6)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

十五夜

2007年09月16日 | 家族
14日15日と3種類がピークとなり今年度最多の出荷量となった。
十五夜の花火もついに見に行けなかった。
写真は去年の小出祭りの時のもの。

遅い夕飯を食べながら魚沼テレビで花火の生中継を見たが、テレビで見る花火ほど味気ないものは無い。

10時のいっぷくに従業員一同八幡様に行って、焼きそばを食べながら子供たちのブラスバンドの演奏を聞いた。
県大会は緊張感のある元気な演奏だったが、ちょうちんのぶら下がったカラオケ大会と同じステージではちょっとリラックスした演奏だった。

子供たちはもう勝手に子供たちだけで祭りを楽しむ。
ヒカラビ君は今年も秋葉社中のみこしを担いだ。
                
もらったおひねりで結構楽しんだようだ。
行きは下りなのでチャリで仲間と待ち合わせ、帰りは軽トラで自転車ごと迎えに行く。
子供たちが手を離れるのと同時に十五夜祭りも遠いものになっていく。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする