ヒカラビ一家の花日記

山の上に住む花農家から 魚沼発のあれこれを

新花

2007年08月31日 | 発信
ひさ~~~~しぶりに市場に行ってみた。
新潟市中央卸売市場。
竹尾イオンターから田んぼのほうへ。
魚市場、青果市場、花市場が同じ敷地内にある。
用地面積は大田市場についで日本で2番目の広さだ。
花き棟には新潟本町市場と新潟園芸市場が合併してできた「(株)新花」が新市場として開場した。
去年から堀之内としては地元市場ということで出荷量も増え、親密な関係となっている。
朝一番には挨拶がてら社長さんもセリ台に立つ。

お盆後の非需要期とあって荷の量、買参人ともに少なめで少し閑散としていたが、新しい市場だけあってデザインもおしゃれでとてもきれいな市場でした。

ショーウインドーは堀之内のユリが独占していました。
政令指定都市誕生にあわせて新しく開場した市場。
社長さんも若く、とても活気が感じられました。
いまどき時計ゼリを採用せず、手ゼリを貫くことの意味は?
前売りが主流になりセリ自体の意味合いが薄れてきているからかもしれません。
推測ですが。

津南は雪美人でなく、津南のユリを出荷していましたが、とてもいい品物でした。

早川君http://www.niigata-nippo.co.jp/rensai/n22/n22_h56_k56.htmlのソルボンヌが出ていました。
彼とは一緒にオランダに行った仲です。

今日の新発見は、紫のカーネーションが発売になっていたことです。
サントリーが遺伝子操作で作り出したムーンダストhttp://moondust.co.jp/
       
とても目を引く色。おしゃれできれいですがちょっと怖い気もします。

育種の限界を進化させたひとつの「新花」です。
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デジール

2007年08月30日 | 発信
このところの涼しさと雨のおかげでデジールの草丈が一気に伸びた。
9月採花予定のデジールは生育初期から中期にかけて猛烈な暑さに見舞われて丈が伸びれずにいた。
冠水はしたのだが地温が25度以上だと根の活性が悪く、水は吸ってても生きているだけという感じだった。
かといって強い遮光だと蕾がしけてしまう。

この後の作型は草丈よりも軟らかさが問題になる。
クリスタルブランカが終わったのでちょっと出荷が減る。
夜も涼しいを通り過ぎて寒くなった。
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まるばるこうそう

2007年08月28日 | ぼやき
昨日今日と朝に夕立があり結構な量の雨が降った。
昨日の夕方切った花が、今朝にはそれ以上の量が切れ、さらに夕方にはそれ以上が切れた。
お盆前の暑さが身に付いた体には寒く感じる今日の温度だが、花には生育適温なのだ。
雨をもらって一気に進む。
欲しいときには欲しい夕立だが2日続くと消毒のタイミングを失ったりで、うっとうしく思えたり。
わがままだね。

丸葉留紅草も帰化植物だそうだが、いまやおなじみの道端のつる草だ。
自然にあるものは拒めないんだ。
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笠島

2007年08月26日 | 家族
数年前に10円で落札したマイボート。
ひさびさに持ち出してあこがれのボートフィッシングをこころみたのですが、波でユラユラしたり邪魔が入ったりでなかなか釣りづらい。
上から見るとマゴチがいるのですが思うところにワームが落とせない。
岩に上がってエギングをしてみたのですがまったく反応なし。
もぐっている子供たちからは「イカがいたー」。
ちくしょう  皮肉なもんだ

行きたかった上輪の磯は地震で海岸にも近づけず、米山海岸もだめ。
笠島に戻りました。
途中、市内にはつぶれた家もあちこちに見え、橋の取り付けやマンホールにはかなりの段差がありました。

坂の上のみなと釣具店でヤスを買おうと思ったが在庫が無かった。
店の主人が「これを使え」と家にあったものをプレゼントしてくれた。
いつもは無愛想なおやじだが地震で揺られてほぐれたようだ。
皆さん、釣具はみなと釣具店で買いましょう。
「新潟日報 釣り情報」の発信源は「みなと釣具店」です。常連さんはあそこです。

そばの磯でいつものムラソイ釣り。ヒカラビ君と2人で10数匹引っ張り出しました。
一緒に行ったいとこのトモミはいくら教えてもついに釣れませんでした。
やっぱりなれと根気が必要です。
奥方とおねえちゃんはすぐに帰ってしまいましたが、3人は夕暮れ近く、ほかに誰もいなくなるまでまで笠島を堪能しました。
何せこの夏初めての海でしたから。
                      
いつもの「一龍」でとんこつラーメンを食べたあと柏崎港に出てみました。
日が暮れた後もひたすらルアーを投げてみたのですが、ワジャワジャとベイトのナブラは有るのですがシーバスの反応はありません。
そのうちにヒカラビ君のCD13に何かが噛み付いた。
ラパラはバルサ材のため、見事にかじられ、リップもかけていた。
たぶん太刀魚だろう。あと2センチも下ならフックに掛かって釣れていたのに。
残念でした。
            
おとなしく豆アジでも釣っていればたくさんのお土産があっただろうに。
我々の釣りはちょっとマニアックなのです。
そんなことはどうでもいい。この夏やっと竿を出せたのだから。
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R45

2007年08月25日 | 観察
連日、女たちをその気にさせるR35
すでに初老の域の父には落ち着かない曲も有るのです。

そこで、独断でR45に作り変えてしまった。 

新たに入れた曲

I LOVE YOU     尾崎豊
ラブ.ストーリーは突然に 小田和正
真夏の果実        サザンオールスターズ
瞳をとじて         平井 堅
言葉            吉田拓郎
クリスマスイブ       山下達郎
もうひとつの土曜日    浜田省吾

夕方、アイちゃんが祭りに行くというのでナオミが浴衣を着せてやった。
急遽、みんなで撮影会をしてしまった。
                   
45どころか、まだ25歳なのだ。
嫁に出すような気分がしてホロッとしてしまった。
若いっていいね。
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訪問者

2007年08月24日 | 発信
今日の訪問者は長岡の地域振興局の企画で川口町から長岡までの農家の主婦17~8人です。
家事と農業の両立をテーマに研修に見えられました。
父は生産の概要を説明しただけで案内は奥方の役目でした。

長岡だと米農家だけかと思ったらストックの切花農家の方もいらして結構質問されました。20代から40代まで、結構美人もいましたねぇ~

午後は青年農業士会の企画で「花が咲いたらまた合おう」農業体験イベントがありました。
業界的に言えば「花育」 知識ある消費者を育てるイベントですが、子供たちに球根を植えてもらい、収穫する喜びを体験してもらうイベントです。
                   
さっそうと登場する青年農業士たちを子供たちは拍手で迎えます。


地温を下げるために寒冷紗ので日よけをし、冠水し、敷きわらをすることを2人の神様が 「木漏れ日の魔法」 「雨の魔法」 「落ち葉の魔法」と寸劇で演じます。


子供たち以上に本人たちが楽しんでいました。被り物が癖にならなければいいのですが。
市長さんも大笑いで見ていました。
                       
ちょっと野次馬のつもりの我家の女たちもなぜかお手伝いに回っていました。
子供たちはまじめに聞いていました。
いつか花を買うときにこの日のことを思い出してくれれば良いな。
                       

昨日の訪問者。
           
横浜のいとこの子。
晩婚で、キャリアウーマンと結婚し、 子供は作らないと言っていた。
40代なかばで授かった子。
ちょっと見は、母親そっくりだが、父親の子供の頃とおんなじ顔をしている。
父親は、死んだ親が化けて出たかと思うくらいそっくりに歳をとっていた。
子供が中学生ぐらいで定年を迎えるわけだが、  大きな決断だったろう。
世の中にひとつの人生を送り出した。
自分の人生よりも大切に思える子供の人生。
誰もが世の中の訪問者なのだ。


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うつぎ

2007年08月22日 | 観察
猛暑の影響か?
いまどき狂い咲きのウツギが一株。
後ろに萩が咲いてるのがわかるかな?
                   
17日にいい雨が降って以来、夕立が癖になっていて毎日のように雨が降ります。
おとといは夜中に轟音で起こされたり、今日は打たせ湯のような雨で洪水が出そうでした。
日中は蒸して30度以上になるが、夜はもう20度くらいまで温度が下がって今度は寒い夜になります。
この極端な温度変化に夏の疲れのたまった体が持つか?
まだ出荷は年間出荷量の3分の1程度しか終わっていないわけだから。

花はウツギでなく萩の季節。
花だけみるとマメ科である事が良くわかる。
マメで働きましょう。
クリスタルブランカとカプレットが出荷最盛期だが葉焼けの後から病気が入ってしまって、選別に手間がかかっている。
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ヒカラビ君帰還

2007年08月21日 | ぼやき
ハハクジラ家に混じって秩父のサマーキャンプに行っていたヒカラビ君が無事に帰ってきた。
物心ついてから汽車に乗るのはまったく初めてだったので、行きは爺に大宮まで送ってもらったが帰りは一人で新幹線で帰ってきた。
秩父の渓流でのつかみ取り。
大きなヤマメや虹鱒を、つかんでは逃げられつかんでは逃げられで悔しい思いをしたようだが、とっても楽しかったようだ。
虫好きの人たちにいろいろ親切にされたり写真を撮ってもらったり、お世話になったことを話してくれた。

夏休みになってから子供をどこにも連れて行っていない。
なぜ今年はこんなに忙しいのだろう?
特別に出荷量が多いわけではない。
生産量が増えたわけでもない。
雪の無い冬。スタートの早かった春。
ほとんどの畑を出荷前に準備し終えていたのに。
いろんな業務が増えた分は従業員を増員し、バイトも順調に集まっていた。
猛暑で植え込みが遅れた意外はまったく順調だったのに休みが取れなかった。

力の衰え。   想定内のはず。

昔より一日が短い。
スマトラ沖地震で一日の長さが100万分の3秒縮んだそうだ。
それ以前   阪神大震災あたりから度重なる大地震のたびに地球の回転は早くなっているのではないだろうか。
時計は連動しているので誰も気が付かないのでは?

きっとそうだ。きっと

みんなちょっとづつ手間がかかるようになっただけだろうけど。
結局、親としてのことは後回しになってしまう。

夕方、「子ども会で焼肉やってるよ」 奥方から声がかかった。
明日の準備をしていたのだが「ままよ」とついて行った。

仕事を放棄したくなるような夕方の疲れだった。
                     
子供たちは地震に関係なく長い一日を楽しむ。


                     

                    
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進化するブランド

2007年08月19日 | 発信
カサブランカという品種はもう20年も栽培している。
固定品種は劣化こそするが決して進化はしない。
だから品種を更新する。

カサブランカという品種は特殊だ。
「白く咲くのはユリの花」 と歌われたのは鉄砲ユリのことだが、今日ではカサブランカがユリの代名詞のように思われているようだ。

いくら劣化しても劣化が許されないユリの王様なのだ。
種の保全も必死に行われているが、ブランドを進化させて劣化する品種の価値を維持する。

「魚沼三山」 は産地のイメージリーダーたる高級品ブランドだ。
「魚沼三山カサブランカ」 はさらに大きな責任を背負っている。
供給責任、安定出荷、情報販売、品質保証。
今年からの取り組みとして、切前を一日前倒ししての3日目販売をすることになった。
今日はその目合わせ会。
切り前、ボリューム、出荷体制等を協議の上、決定した。
夜の目合わせ会に我家からは、奥方を中心にモモ、ナオミ、アイが参加した。
会議や出張の多い父をフォローするために夜も協力してくれる。
進化するブランドに対応するためにはまず足場固めからだ。

                     

                     
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月見草

2007年08月18日 | Weblog
昨日は久しぶりにいい雨が降った。
お盆過ぎに雨が降るとガクッと音を立てて秋になってしまうのが魚沼だ。
朝晩は寒くなってしまう。
この朝晩の寒さが米の糖度を高め、食味のいい魚沼コシヒカリを作る。

写真はゴルフ仲間官業さんのコシヒカリ。「こら、ふっころぶいやの~穂肥えなんかしねばいかったいや~」とぼやいた。
確かに穂が長い。
開花期にまったく雨が無く、それまでは温度も安定していたので水不足も心配なく株も大きい。
どの田も、よほどのことが無い限り今年の豊作は保障されているように見える。

例年お盆過ぎは相場も体もだらけてしまうので作付けは少し控えている。
切り終わった畑は急に日当たりが良くなり雑草が一気に元気になる。
25連棟のカサブランカもしばしお休みとなる。
                        
昨日は朝から雨の予報を信じて10月用のLAロイヤルトリニティーを植えた。

高温で植えられなかったものと合わせて2回分を同時に植えた。
雨との追いかけっこだったが植え終わって土かけとほぼ同時に大粒の雨が降った。
ナイスタイミングだったが泥だらけのずぶ濡れになった。
今度はすっかり体が冷えて寒くなる。前日までの猛暑の世界とはまるで違う世界に住んでいるようだ。

たった2日の間をおいてカプレットが始まった。クリスタルブランカも始まる。
                       
月見などしなくても良いがせめて子供の夏休み中に海に行きたい。
長岡の花火も海水浴も行く暇が無かった。
太刀魚やケンサキイカが釣れ初めているらしい。
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