ヒカラビ一家の花日記

山の上に住む花農家から 魚沼発のあれこれを

よいお年を

2009年12月31日 | 発信

昨日は予想に反して晴れました。
プチシンバイだったので、スキージョアリングのまねをしてみたのだが、リードにじゃれているばかりでまったく引っぱってくれない。


これではいつになったら大会に出れるやら。
やっぱりコースを作って練習しないとだめみたい。


昨日とは打って変わって、また大雪っぽくなってきましたねぇ~。

夕べ夜中に 「ギャーンギャーン」 とけたたましいケモノの声で起こされまして。
窓からのぞくとキツネが数匹、決闘しているのか○Pの最中なのか大騒ぎだった。
そう言えばこの前の朝も雪上に血のあとが転々と、、、

我が家は県道沿いなのに夜はまったくと言ってもいいほど車も通らない山奥。
人にはわからないドラマがあるわけですよ。

魚沼、それも山間地にはたくさんのブロガーががんばってます。
山奥ならではの歴史や風習が織り込まれていて楽しく拝見していたのだが、夏以降まったく更新されないブログや止めてしまったブログがあって残念です。
羽根川沿いの奥の人、湯之谷で療養中の人、川口の歴史語り。
流行り病のように5つほどのブログが止まっています。
文面から想像するに、そのうちの2人の方は亡くなられたようです。
ご冥福を祈ります。
議員さんたちのブログも最近はおとなしい。
差しさわりを気にしてか、最近はほとんど自分の言いたいことを書かなくなってしまった。

肩書きや実名でのブログはともかくとして、個人的な匿名のブログはある程度はみ出す所も面白みではないかと思うのだが、いかがなもんでしょう?
父のブログはほとんどが晩酌後の酔った状態で更新しているので、多少書きすぎてしまうところはありますが、勘弁していただきたいところ。


さて、今年の暮れも花屋なのに花が贈られてきました。
神奈川県の農家から。

小規模ながら高品質な生産をする農家で、地元市場一本に出荷しています。
市場内にしっかり顧客を持っていて、年間平均してうらやましい単価で売れていたし、今年は暮れの相場にドンピシャにはまっていたそうですが、止め市の29日、福島の大規模ユリ農家からこの地方市場にリアルトばかり140箱の出荷があって、ユリばかりでなくすべての花相場が崩れてしまったそうな。
たった1軒の農家の無謀な出荷が市場全体を崩してしまう。
セリ販売ってのはそんな恐さの連続なんです。


集荷場の一番古い冷蔵庫が取り壊されました。
昭和53年に立てられた50坪。産地を作ったと言ってもいいほど貢献した冷蔵庫でした。
長年お世話になりました。

来春には、鮮度保持機能を備えた140坪の予冷庫が完成する予定です。
今までより一歩進んだ情報販売が可能な体制が整うわけだ。
あとは農家の出荷体制の切り替え次第。
前売り中心の流通に対応するには、こちら側の整備が必要なわけです。

来年はまた新たな産地の姿にご期待ください。

奥方はスキー場務めの宿命で正月も休みなし。
帰るのを待って、毎年のように焼き鮭と若干の刺身で年越しをしました。

うたた寝から目を覚ますと、午後からの雪がもう1m近くも積もりました。
皆さんよいお年を。
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いよいよ年末

2009年12月29日 | 家族

いよいよ年末です。
天気予報に反していい天気。
支払いもすべて終わり、年賀状も出し終えました。
毎年、仕事用と家族用と2種類の年賀状をプリントします。
相変わらず派手だなぁと思いながらも、同じパターンです。

親戚、仲間用の年賀状は一年間の出来事をアルバム調にしたもので、もう10年近くも同じ構図ですが、子供たちが年々大きくなっていくのを楽しみにしている親戚の人もいるようです。

いわば、ブログのダイジェスト版のようなものですが、今年からQがいきなり主役として登場。


鏡餅を買いに行くついでに、ジョアリング用にと太いゴムひもを買ってきて4mのリードを作りました。

ためしに今年最後の自転車ランに。
今までの倍の長さでしかもゴムひもなのでショックも受け止めるし牽引にも耐えるのでいい感じ。
明日朝、もし凍みていたらこれをクロカンのスキーでやってみましょう。

奥方もやっとスキー場から声が掛かって、明日からお勤め。
こちらも明日はいよいよハキダメのような事務所を手始めに、大掃除にかかります。
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初 凍み渡り

2009年12月28日 | 家族

毎朝暗いうちから外に出ます。
今朝は氷点下まで気温が下がって、シンバイ(雪の表面が凍って歩ける硬さになること)になった。

たくさんの動物の足跡が行きかっているが、、、
なぜか、転々と血のあとがついている。

ケガをしたのか?罠にかかったか?
かなりの距離の血痕が、がけのほうまで付いていた。

夜の間に何があるのか、人間にはわからない自然の世界。

雨続きですっかり50センチほどに減ってしまったが夜からはまた雪。
正月にスキー場に雪がないと困りもんだからね。

今度雪が凍みたらぜひこれをやってみたい。
スキージョアリングってこんな遊びだ。



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群馬埼玉出張

2009年12月26日 | ぼやき

今週末の高速は、休日割引がない。そんな!

今週からようやく年末らしい相場になったそうで、最後の追い込みに必死でした。


彼岸の相場が終わった直後から下がりっぱなしの花相場は、年末まで尾を引いて、花業界全体の元気をすっかり奪ってしまいました。

来年の球根購入は0か100かの選択を迫られています。
マーケット内に自分の顧客をしっかりと確保している農家はもちろん100を選択しますが、そうでない農家は0を選択せざるを得ない相場だったようです。
マーケットが市場であったり直売所であったりさまざまですが、ようは自分の居場所があれば継続可能なのです。


チューリップも今は50本箱。
ユリ同様に 「小ロットの方が買える」 との要望に応えるため、流通の合理性は犠牲になる。
すべては居場所確保のためです。

チューリップもフリージアも値ごろな花ですが選別のクオリティーは高いものが求められます。
国産ですから。

専業農家の作業場はご覧のとおり活気に満ちています。
問題は職人農家です。


花相場は直売所をも直撃していました。
安い花を仕入れた花屋が直売所に安い花を持ち込む。
参加農家で組織してしっかりルール作りをした直売所はまだしも、農家直売と歌っていても大きな組織が運営する直売所が安易に受け入れたが為にデフレにおちいって、農家を苦しめると言う皮肉な現象が指摘されていました。

今年の花安は、「超不景気を恐れての防護本能から来る一時的なショック現象」 
との見解では一致していますが、良くなる見込みもなかなか見えてこない。
「早く来年にならないかな」 とぼやくばかりですが、、、、

人間は強いから。
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年に一度会う顔

2009年12月24日 | Weblog

ここにきて風邪ひいて、のどは痛い、きつい咳は出る、鼻水はボタボタ。
スケジュールを何とかこなすのが、やっとになってます。

そんな中で昨日は恒例の打ち納め。
花農家、米農家、JA職員とバス2台仕立てての群馬遠征でした。
もう20年近くもこれをやっているが、毎年こんな状態で望むのでたいていひどいスコアです。
優勝者には新巻鮭を買って行くのだが、いったいいつになったら我が手に入るやら。

「今年一年のベストスコアをハンデと決めて、最後にベストスコアを更新した人が優勝。」
って決め事ですが、、、、またワーストスコアを更新してしまった。
まぁ、この体調で一日勤まっただけでも儲けもんでした。

うれしかったのは、前市長さんが参加してくれたこと。
この人との思い出は深いですね。
また来年も誘ってくれと言われた。 喜んで。

今日は二日酔いの中で、18人の地主さんに畑の借地料を払って回った。
わずか3町歩弱の面積の借地だが、基盤整備していない畑の区画は小面積のところが多くて、集めて集めて広い畑にしているのです。

振り込むこともできるのだが年に一回位は顔を見せて、お礼を言うこともまた大事なことではないだろうか。
どの地主さんも「今年はどうだったい?」と声をかけてくれる。
ありがたいことです。

一人、まだ若い地主さんとじっくり話すことができました。
今年はまだ準備したばかりで作付けしなかったことを知っていて、地代をもらうことを申し訳ながっていた。
傍の畑が荒れていて、カヤと桑の木でぼうぼうになっているのを見て、自分はもう農業はできないが、畑が荒れるのはやっぱり恥だと。
何とか荒らさずに有効利用して欲しいと言ってました。
理解者がいることには勇気付けられます。
やっぱり年に一度は顔を見ること。お礼を言うこと。
農業は地域産業なんですね。

雨降っていて、天気も悪いし体調も最悪。
でも今夜はクリスマスイブだったんだ。忘れていた。


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傘雲?

2009年12月22日 | 観察
どうりで石が騒ぐと思ったら、駒ヶ岳の上にラピュタが来ているよ。


こんな雲がかかった日はどんな天気になるのかな?

新津方面にお歳暮配りに行って来ました。

驚いたことに、芍薬苗の需要は伸びています。
新品種の提案もどんどんして欲しいとのこと。

でも、でも、供給側の体制がジリ貧なのです。
株分けの職人がどんどん高齢化しています。
今年も最後の出荷は12月になってしまった。
でも全部売れた。芍薬は9月の仕事なのに。
来年以降は加工のシステムを変えないといけない。

帰りは雷、ドシャ降りの中でした。
でも、でも、長岡からこっちは月が出ていた。
どうなってるの?
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雪堀、大苦戦

2009年12月21日 | 家族

3日3晩降り続いた雪は初積雪としては記録的な大雪となった。
まだスキー場から声の掛からない奥方にも手伝ってもらって、隣の家も含めて4つの屋根を2日がかりで何とか掘り終えた。

雪下ろしにも手順があって、まず雪庇の部分を落として足元の安全ラインを確かめる。
2番目に上層の軟らかい部分80センチほどを落とし、最後に下層の硬いところを落とす。
一度に落とそうとしても崩れて散らかってしまうのだ。

最初の雪庇を落とすときには大きな塊となって堕ちる。
そのときにスノーダンプごと引っ張られることがある。
落とすまいとして踏ん張って人間ごと一緒に落ちる事故が毎年ある。
すでに今年は2人の方が亡くなっている。

落下事故が起きるのは雪国の大問題ではあるが、今年亡くなられた方は80歳と79歳の老人だ。
この歳の人が屋根に上がらなくてはならないことは、社会の問題だ。

隣の家は老夫婦だけの家だ。
畑を借りている恩も有って、最初はボランティアで掘っていたのだが、そのうちに独居老人世帯除雪援助事業と言う制度が始まって、社会福祉協議会から賃金をいただけることになった。
もう十数年も前のことである。

当時の賃金設定はボランティアに毛の生えたようなもので、役場の外注作業(公園の草取りなど)の賃金と同じだった。
つまり雪掘りは危険な高所作業と言う位置づけではなかった。
貧乏な町が県にお願いして無理やり予算付けしてもらった制度と言うことで、もともとボランティアだったものだからもらえるだけうれしかったのだが、それにしても雪下ろしの危険を理解していないとみんなが怒ったものだった。

徐々に賃金は上がったがここ数年は暖冬小雪だった。
去年は1回しか掘っていなし、たいした量ではなかったが、しっかりと源泉で税金を引いてあるのだ。
お役所の仕事ってのは相変わらず、硬い。


今は要介護世帯除雪援助事業と名を変えているが、市内に子供が住んでいると適応にならない。
娘が隣の市に嫁いでいるが、この制度の適応を受けてからは、冬にはほとんど来なくなった。
制度があればあったでまた、新たな社会問題もおきるような気もする。

初掘りにしてはきつい量だったが、実はこの仕事、けして嫌いではない。

誰しもそうだと思うが、高いところから見下ろすのは気分がいい。
広い雪原を見渡す。時々青空が顔を出すと雪原も木々もいっせいに輝きだす。

雪原から湧き上がる大量のオゾン。
風に乗ってくるマイナスイオンがどろどろの腹の中を浄化するのである。

何よりも汗をかいた後の晩酌のビールがうまいのだ。
雪堀の達成感がなによりのつまみになる。
この達成感とビールのうまさが冬を乗り切るモチベーションになるんすよねぇ~。
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豪雪の予感

2009年12月20日 | ぼやき

朝起きて潜り出す。 除雪機が埋まってるよ。
2日間の降雪量は2m50cmくらいか?
積雪は1m50cmってところかな。

ヒカラビ君はスキーに行きたいと言っていたが、市内のスキー場は軒並み23日オープンってことで、お流れ。
最近、市営スキー場の再編(閉鎖)計画が発表されたが、ずいぶん「のんびりしているなぁ」ってのが感想だ。
「地元議論なしで唐突」 と騒いでいる人がいるそうだが、もともと旧町営、民営、地元有志経営、市営と瞑想してきたスキー場。
議論も努力も十分に尽くしてたどり着いた今年かなぁと思うのだが、、、
大体公営ってのはそんな運命なのかなぁ、と、、、

ってことで、ぼやきながら今年初の雪堀でした。たっぷりの積雪量でした。

長期予報では、暖冬小雪。
カマキリの卵もほとんど草の根元。
ヘットウ(カメムシ)もほとんどいなくて、「今年は雪降らんぞ!」と口々に言われていたのだが、皆さんがはずれになりそうな勢いだ。

下の写真は56豪雪の時。
落雪屋根がつっかえて、毎日スノーダンプでのけたのを思い出す。

昔は毎冬すごかった。
GECKOさんのブログ、「北魚沼の昭和」 で、広神ダムに沈む村 「兎畑」 の懐かしい映像を紹介しています。
画面をクリックしてYou Tubeの中に入って連続して見る事が今日のお勧め。

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真冬へ

2009年12月18日 | Weblog

3日連続で会議、ウルイ組合の総会、会合そして3夜連続の忘年会をこなして、雪の朝をグッタリと迎えました。
いわゆる里雪で、平野部や山形県に比べると豪雪地魚沼らしくない雪の量でした。
それでも、調子見のつもりでMy除雪車を初出動してみました。
夏中休んでいたせいかまったく問題なくパワフルでした。

日中は雷を伴った暴風雪になり、あっという間に真冬に突入してしまいました。

冬に突入するまでに長い日数の余裕があったせいか、落ち着いて真冬を迎えることができました。
これからの長い雪の期間を、「毎年のこと」 と割り切って過ごすのです。

今年から仕事がひとつ増えました。
吹雪の中でも勢いを失わないケモノが一匹。
寒冷地仕様の黒い毛皮をまとって。

この冬はこいつから元気をもらうこととします。
それにしても深い雪をものともしない、すごいパワーです。

夕方までにはご覧のとおり。
あっという間に平野部をぬいてしまった。
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犬は喜び庭駆け回り、犬はコタツで丸くなる

2009年12月15日 | 観察









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