ヒカラビ一家の花日記

山の上に住む花農家から 魚沼発のあれこれを

レディピンク

2007年12月18日 | ぼやき
最近のオランダからの通達。

球根名が変更になります。

レディピンク   →  シーズンズ
リオネグロ    →  コルバラ
マルティニーク  →  マテロッテ
アストリア    →  トリオラ
ホワイトトーチ  →  ホワイトタワー
キャッシュ    →  アップルブロッサム

我家では春に予定している「レディピンク」と夏から秋までの「リオネグロ」が名称変更となる。
オランダはロイヤリティーの管理が徹底しているので、品種を持っている会社が変わったりすると品種名も変えることが、ままある。
ただ、球根名と謳っているだけで花の名前とは言っていない。
日本の種苗登録も種苗の販売に適用されるもので切り花の販売にまでは適用されない。

「アラジンズデジール」が「セベコダズル」と名前を変えたとき、すでに主力品種となっていたのであえて名前は変えずに「アラジンズデジール」で通している。

大昔、「清津紅」をハイカラにしようと「レットクリーン」とカタカナにして出荷した事がある。
逆に「メディテレネー」を発音しづらいとの理由で「地中海」と和訳して出荷したこともある。
新しいところでは「シンプロン」を「スーパーカサブランカ」と称して出荷して高く売れたこともある。

昔、「ピンクレディ」がデビューしたころ、安易な名前だなと思ったが覚えやすい名前もあって、たちまち人気者となった。
今まで売れて息の長いユリといえば、カサブランカ、ルレーブ、スターゲイザー、シベリア、ソルボンヌ。
どれも覚えやすい名前ばかりだ。

これだけ毎年新品種が紹介されると、よほど優れた品種でない限り名前を覚えてもらうまで長生きしないだろう。
名前もネタ切れの感がありますね。

ところで、ホームセンターを見ると「ピンクカサブランカ」「イエローカサブランカ」「パープルカサブランカ」が並んでたりするが、「カサブランカ」は「白い家」という意味。
白しかないはず。
食品の偽装が大問題の昨今、園芸業界もいかがなものかと。



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