ヒカラビ一家の花日記

山の上に住む花農家から 魚沼発のあれこれを

さくら

2008年03月31日 | Weblog
とんぼ返りで群馬、埼玉出張。
思いがけない春の雪で驚いたが、トンネルを抜けても高い山は白かった。

前橋で下りると桜が咲いていて、桃やコブシは満開だった。

冬に関東に行く度に思うのだが、山一つでこの違いはなんだろう?

新潟県は毎年1万人の人口が減っている。
魚沼市は約500人くらいの減だ。
いくら教育に力を入れても毎年卒業生の40数%は県外に出て行ってしまう。
職場が無い、若いうちの志、理由はさまざまだろうが。

テレビからは食料自給率だとか、環境保全だとか、農村の原風景などといろいろ聞こえてくる。
棚田を守れと言っておきながら農業補助金はばら撒きだ、などとも。

「ここに生きる」  ことの前提条件があまりに違いはしないか?
好きで住んでるんだからしょうがないけど。


今年の彼岸の花相場は悲惨なものだったそうだ。
彼岸過ぎに持ち直したそうだが。
燃料の高騰から、2月を控えるだろうから3月の安値は予想通りといえる。
しかし数量は多くなかったのだから高くても良かったはずなのに。

直売所の乱立による農家の体制の問題点も沢山聞かされた。
ぼやきばかり聞かされる出張だったのだが。

越谷の土手の桜は満開でした。 が、寒かった。

トンネルから湯沢までの下りは雪で、ノーマルタイヤの車では
大変恐ろしゅうございました。
コメント (9)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

やま

2008年03月30日 | 観察
昨日の酒を追い出すため、汗かきに山へ行ってみた。
このへんでは、畑も田んぼも全部「山」と言う。

「とおちゃんどご行ったエ?」
「山」
第二農場などとは言わない。


雪消え後の水溜りにはふ化したばかりのミミズと思われるものが沢山いる。
気持ち悪いがこれも春先の風物詩だ。

農道も畑も棒を立てておいたので、ドンピシャに除雪できていた。
除雪したところ、融雪促進剤を撒いたところ、何もしないところと3段階に消えてくる。
わずかづつだが開花期の調整ができるのだ。


あられが降ったりもしたが春は急速にやってきている。


町を見下ろす斜面を降りてみれば、季節の花が、、、


コメント (11)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

バラ

2008年03月29日 | ぼやき

先日、新発田のバラ農家を訪ねた際にいただいたバラが満開になっている。

今までバラと言う花にあまりいいイメージがなかった。
買ったこともなかったが。
結婚式などのテーブル花をいただいてきても、すぐしおれる、すぐ終わる。

しかしさすがに評価の高いバラ農家のものは違う。
蕾の時はあまり大きくなかったが、咲くときに一気に大輪になった。
咲いてもう数日経つがまったく色あせることがない、開ききることもない。
バラは価格差のすごくある品目。
高いものはやっぱり価値あるものなんだね。自分で買わなかっただけだ。

今週のスケジュールはちょっとクレイジーだった。
私用で費やした日は火曜日の卒業式の日だけだった。
それも昼の研修会と夜の集会をキャンセルして無理やりあけて作った。

そのほかに、消費税の申告書の提出。
球根代の支払い等々。年度末ですね。

頭と体がバラバラになりそうだ。

でも最後に、同級会の打ち合わせで、地元のレストランへ。
こんな田舎に洒落たレストランがあるのもうれしいことだ。
久しぶりに会えた顔もあるし。
                   
コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

送る会

2008年03月27日 | 家族
今日から子供たちは春休みに入った。
隣の集落と一緒の地域子ども会で6年生を送る会が開かれたが、卒業生はうちのお姉ちゃん一人だ。

皆で昔話をするために、娘の12年間の「いい顔」を一枚のシートに張り付けた。
canonのソフトはこんなことが簡単にできる。
どの写真もついこの前のように思い出される一枚だ。

子供は親の思いを受け止めながら大きくなる。
子供の人生は親の人生の一部だ。

途中から子供は自分の思いを優先させる。
子供の人生は子供のものになる。
親は見守る立場になる。

5年生と6年生には大きな差がある。
特に女の子は差が大きい。
急速に大人びていく娘を見ながらみょうに寂しさを味わう父でした。

テレビからはあまりに悲惨で身勝手で無機質なニュースが連日流れる。
この子も、この子に刺された人も、みんな親が大事に育てた子に違いないだろう。
驚いた瞬間に人生を閉じてしまう人たち。
「誰でも良かった」人はいないだろう。
「この子がすべて」と思う親に育てられたはずだ。
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

エールに送られて

2008年03月25日 | 家族


今日は卒業式。
この子達に送られた熱いエール。



涙より笑顔で。
元気に、のびのびと、明るく生きろと熱いエールを送る。
http://picasaweb.google.co.jp/hikarabidouga/qxUPF/photo#s5181661926395362258
スライドショーでどうぞ

コメント (8)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ねこのめそう

2008年03月25日 | ぼやき
猫の目のように春の陽気は変わる。
昨日は春陽気で今日は冷たい雨が降る。

今日はこの世で一番おいしくない「胃カメラ」をごっつぉになりました。
おかげさまで腹の中の美しさには自信がもてました。

昨日は釣竿を持って柏崎まで「ふうきんとう」を取に行って来ました。
途中、小千谷ではこれからシベリアへ帰る白鳥にも出会えました。

こんなに身近に白鳥が飛来すると驚くでしょうね。

柏崎で春の花に会えたので、魚沼の雪がうっとうしくなります。
しかたないか。
コメント (1)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

応神様

2008年03月22日 | 観察


放射冷却で湧き上がった霧は町へ降りていく。

村は標高220m位の台地に広がる。
裏山は小高い丘で標高340m。
「応神様」と言うありがたい名前が付いていて、山頂には昔お宮があったそうだ。
数年前に石宮を建立してお祭りをした。
頂上のパノラマはすばらしく、守門岳、権現堂、魚沼三山、妙高山、柏崎の黒姫山、米山まで見わたせる。
沢を挟んで増沢の山は「神武天皇」と言う、これまたありがたい名前が付いている。

なぜこんな山奥に古代の天皇の名が付いた山があるのか?
爺さんに聞くと、 「ほら吹きの先祖が適当につけたんだろ」
ちったぁいわれがあったほうが神秘的なのだが。

頂上には「峰っ張り」と呼ばれる雑木があるが、こう見えても樹齢何百年か経っているだろう。

ヒカラビ君が正式な「山彦への声かけ」を教えてくれた。
http://picasaweb.google.co.jp/hikarabidouga/2008_03_22/photo#5180515316156218258
腰に手を添えて、声を山にぶつけるように発するのだそうだ。 ほおって置こう。

峰伝いに行けば標高400mほどの「狗神様」がある。
魚野地の集落の人たちが祀っている。
バックに見えるのは魚沼三山。

昔は桑畑があって、峰伝いにとりに行ったそうだ。
ここまで登ると新潟平野や弥彦山まで見える。
つまり天気がよければ海や佐渡も見える理屈だ。
もっと天気がよければシベリヤも見えるだろう(うそ)

「ひなぎそ」と呼んだ沢は、正式には「舟木沢」と地図に書いてある。


うっすらと妙高山が見える。
この沢を下っていくと、あの 「すず妻」 が住んでいる。

ヒカラビ君命名
崇拝                         ザリガニダンス


目                            黄門様

ここでも楢枯れが深刻だ。
小さな木もたくさん枯れている。

今朝のしんばいはあまり硬くなくて長居は無用。
杉林の中は猫しんばいでした。

最後にしょうもない動画を。ちゃめぇ仕事のお遊びでした。
http://picasaweb.google.co.jp/hikarabidouga/2008_03_22/photo#5180516076365429666
コメント (14)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ミキティーの涙

2008年03月21日 | 発信
こけた後の真央ちゃんの演技は見事だったね。
ジャンプの高さ、手足の伸び。
しなやかで表情豊か。
終わってみればお見事の優勝でした。

感動は中野友加里の完璧な演技でした。
最終走者と言うプレッシャーを跳ね除けて見事ベテラン(22歳)の味を出し切ってくれました。

完璧にできても技の持ち点で届かないのは解っていたろうに、悔しいであろう気持ちを顔に出さずに演じきりました。
「世界選手権」の大舞台で、持っている能力、役どころをしっかり自覚してそれを演じきって達成する。
三人の娘たちに、拍手。


今日は知事とのタウンミーティングIN魚沼

パネラーとして登壇した人たちは農業で起業して成功した人たち。
流通、販売まで独自のノウハウで成功している人たちでした。
知事もひとや組織にたよらず自分で切り開くタイプの農業者を応援しているような発言が多かったように思います。
パネラーの皆さんはしっかり役どころをこなしたようです。

こちらも喉がカラカラでした。


4.5日前からマンサクが咲いています。
長い冬を我慢してやっと咲いたのになんかヨレヨレで、俺みたい。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

春彼岸

2008年03月20日 | Weblog
毎年彼岸の入りに回っていた仏様参りが、今年から春分の日になった。
春彼岸だけ、巻き、ご近所、近い親戚の仏様をお参りして回る。
サラリーマンを配慮して休日に決めたのだが、実際に来てくれたのはほとんどお年寄りだった。

季節の料理とお酒を用意して待っているのだが昔みたいにゆっくり飲んでいる人は少なくなってしまって、ビールを1.2杯飲んですぐに腰を上げてしまう。

いっそなくしてしまおうという意見も前はあったのだが、仕事の暇な春彼岸くらいは近所の家に入って話をしないと、このごろは一年中家に上がることのないような時代になってしまっているので、続けようと言うことになったのだ。

最近は若夫婦は町のアパートに住むパターンも多い。
奥さんだけお勤めという事も多い。
それぞれの生活スタイルを尊重しあって暮らしが成り立っている。

昔はああだった。こうしたほうが都合がいい。
その意見はほとんどが正しい。
でも、正しいことがすべての人にいい事とは限らない。
長い年月を経て結果の良かったことが、いい事なんだろうな。

菜の花は黄色だと思っていないだろうか?
白い菜には白い菜の花が咲く。
紫の菜には紫の菜の花が咲く。

どれもきれいだよ。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

野沢 つづき

2008年03月18日 | 家族
二日目の朝、長男ズはボードに「気合シール」を貼った。

初日、体調不良で待機していた次男の一人も合流してチームは6人。
初心者親チーム3人とうちのお姉ちゃんも奥方組に加わった。

解き放たれた犬の群れのような長男ズ。
滑るうちに子供たちの個性が見えてくる。
常に先頭を争うように滑る子供。
それに喰らい付いて行く子。
色々遊びを取り入れる子。
もれが無いかしっかり確認しながら、まとめ役の子。
常に滑る順番が決まっている。
誰も遅いわけではないが(飛ばし過ぎ)

注意して動画を2本見て欲しい。
http://picasaweb.google.co.jp/hikarabidouga/2008_03_16/photo#5178564502628931186
http://picasaweb.google.co.jp/hikarabidouga/2008_03_16/photo#5178561831159273042

次におととしのすべりも見て欲しい。
まだみんなへたくそだったがまったく同じパターンだった。
ウエアーの色はなぜか今年とほぼ同じ色だ。
http://picasaweb.google.co.jp/hikarabidouga/041516/photo#5178566929285453458

突っ込んでいく長男ズ、喰らいつく次男ズ。
まとめ役の子はしっかり見守りながら滑る。
そこへ突っ込んでいく直ッカリの末娘。
http://picasaweb.google.co.jp/hikarabidouga/041516/photo#5178587214415992482
人の個性、キャラクターはそのままで成長することが良くわかる。

次男ズの中に一人まったくスキーをしなかった子がいた。
おととしもかたくなに滑らなかった。
しかし今年はいきなり頂上に連れて行った。
下山には骨折ったようだったが、今日はすっかり 「直ッカリ末娘の兄」 に成長した。
こいつも止まることを知らない。
         
おとなしい子だったが終いには「長男ズについて行く」と言い出した。
人が変わったのではなく、仲間との行動の中で自我に目覚めたといえる。

途中で合流したので今度は娘たちも頂上のゲレンデを楽しんだ。
今日はお姉ちゃんが末娘ズの監視役をしてくれたが、
http://picasaweb.google.co.jp/hikarabidouga/2008_03_16/photo#5178561998662997602
どいつもこいつも止まる事を知らない。
父の「ノンストップ病」が伝染しているようだ。

止まらない長男ズはとんでもない危険なコースにはまっていた。

雪が無ければ「滝下り」みたいな急な小沢が天然のハーフパイプのようになっていた。
安産確認のため、親はついて滑るわけだ。

急な斜面で超小回りが要求される。2.3本ついて滑ったがさすがに足がついていかなくなった。

今日一日でもう子供たちについていけなくなってしまった。

緩斜面に行くと奥方がよその三男を手なずけていた。

子供の付き合いから付き合い始めた5家族だが、みんな引き込んでしまったようだった。
子供は個性のままに育つ。
親は怪我しないように、間違いを起こさないように見守るだけでいいようです。
久しぶりに滑った親も初めて滑った子もそれぞれ楽しめた二日間だった。

来年からは子供料金が通用しなくなるので「今年が最後」と決めてきたのですが、そうも行かないような雲行きです。

ずっと昔に夢中でやっていたことを再確認する「自分探しの旅」
子供が小さかったころ、いつか一緒に滑りたくてこんなこともしていました。
夢がかなった  ってことだ。

コメント (5)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする