ヒカラビ一家の花日記

山の上に住む花農家から 魚沼発のあれこれを

サンダーソニア  へ 3

2008年01月30日 | ぼやき
仲間のハウスのサンダーソニアはもうこんなに伸びている。
我家はまだ発芽が始まったばかりなのに。

違いは何か?

考えられるのはパイプハウスと鉄骨ハウスの違いではないだろうか。

パイプハウスは傾斜がきつく天井から井戸水で融雪しているので常に光がさして昼間の温度はそこそこ確保できている。
鉄骨ハウスはある程度雪が積もってから雪の重みで落下する。
つまりほとんど雪が乗っているので光が差さないので温度が上がらない。

コストの安いほうが結果が良いと言うのは皮肉な結果と言える。創造だが。

カタログが届いた。さすがネポン。http://www.nepon.co.jp/products/agriculture/hb/spb.html
家庭用にももう売っているようだ。http://blog.livedoor.jp/kibikoboyui/archives/cat_676199.html
http://www.mcs-sumaru.com/index.php?main_page=product_info&products_id=3640
http://www.pellet-stove.net/pellet/
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きささげ

2008年01月29日 | 観察
すず妻フリークさんの中で関西弁の曲が話題になっている。
我家では 「レゲェの木」 と呼ばれる木がある。

鈴木家はきっと気が付いていないだろうが、畑から降りてくると田んぼに突き当たる。
左に曲がったばかりの右側に小山がぽつんとある。
その脇の田んぼの中に「キササゲ」が立っている。

秋になるとだんだん茶色になっていよいよ汚い「レゲェ」になってくる。

初雪が降ったら、持ち主はなぜか「雪囲い」をした。

珍しい木なのかね?

ボブマーリィの初回版の「レジェンド」は中古市場でもプレミア付きなのだ。

原版は保存してあるがコピーしたものはこんなレーベルを作って楽しんでいる。

差し上げても良いのだが、人にあげても犯罪になるそうだ。
もし拾ってくれるなら玄関に捨てておくのだが。
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金のなる木

2008年01月28日 | 観察
飯豊町の2日目は、花き組合長さんのハウスにお邪魔しました。
ハウスの入り口には大きな「かねの成る木」が満開。

この町の花産業、実は花苗と鉢花なのです。
しかもかなりの大規模経営をされていました。

なぜ都市からの遠隔地で輸送コストの高い鉢花なのか?


設定温度は12度。この辺が切花でない理由かもしれません。
何せ夜はマイナス10度になるそうですから。
まだ開発途中だそうですが、木をペレット状にした燃料を燃やすボイラーを使用していました。
温風が軟らかくていい感じです。
熱量換算で今の重油単価だと半分近いコストで済むそうですがまだ機械が高いようです。
エコロジーの時代を考えると今後検討されるべきでしょう。


鉢花の流通は農協経由だそうですが2日間で一人も農協職員には会えませんでした。
すべて役場の方が案内してくれました。

切花農家が1軒もなく、ユリ栽培の経験がない中にできたユリ園。
ユリの咲くのは6月中旬以降。
6月1日の開園に向けて鉢花農家がポットで咲かせて開園に間に合わせる。
ユリ園の売店で農家の鉢花を売る。
観光を幹にしてうまく農家が枝を伸ばす。
農協が根を支える。

既存の温泉を皆が利用していらぬ箱物を作らない。
町全体が大きな 「金のなる木」 を育てているような印象でした。
大変勉強になりました。飯豊町の皆さんありがとうございました。
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雪堀2回目

2008年01月27日 | 家族
この3日間で1メートルほどの深雪。
でも天気予報ほどは積もらなかった。




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KY

2008年01月26日 | ぼやき
KY 「空気を読めない人」  のことらしい。

バイオマス利活用施設の用地売買の調印が暮に済んだ。
15日の市議会で承認され、建設用地は正式に決定した。

ある政党の機関紙にその記事が載り、細かな取得金額までが掲載された。
つまり、この小さな村にそれだけの金額が支払われることが公表されたのである。
もともとこの施設は風評被害に泣かされて用地が2転3転した施設である。
いらぬ風評でのいざこざに苦しんだ地元としては少し配慮があっても良かったのではないかと思う。

細かな事務作業で集会所によった日に、農業関係の団体の長と職員4.5人がずらっと並んで「まとまった金額が入るようなので預金のお願いに来た」と挨拶した。

用事が有って爺さんに行ってもらって欠席したが、行かなくて良かった。
行っていたらきっと怒鳴り散らしていただろう。

地元がこれをまとめるためにどれほど感情面に配慮してきたことだろう。
一番の問題は 「金に目がくらんだと思われたくない」 という感情。
そして同時に特定の地主にだけお金が入るという事実。
だから全戸が均等に代替地を提供し全員がリスクと共に地権者になる方法が考え出されたのである。

市民の将来にとって必ず必要になるであろう施設。
受け入れられる環境。そして完成後の利用メリットが期待できるところ。
候補地は限られてくる。
地域産業である「農業」で生活している限り、農業行政はストップさせてはならないと思い、村の役員たちがやせる思いでまとめ上げてきたことなのである。

田畑は農家にとっては命と同等の価値がある。
わが身を削って用地を提供することなのである。

預金の勧誘に来た農業団体はもともと施設の推進団体であったはず。
それなのに役員会で決定後も役員の中から反対運動まで起こる始末。
役員内の調整も周辺集落への働きかけもろくにできなかった団体の長が、
「まとまった金額が入るようなので預金のお願いに来た」

KYを通り越して AKY 「あえて空気を読まない人」 なのだろうか。

このままでは大きな席で爆発してしまいそうだ。

かなり寝酒を飲んだが眠れなかった。



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がまの湯温泉

2008年01月25日 | Weblog
飯豊町のお宿は「がまの湯温泉」。
会場も宿の中でした。

3時間の時間をいただいての講演会だったがそんなに持つわけがない。
用意していった写真を写しながら、質疑を含め何とか2時間しゃべりまくった。
「これにて勘弁してください」と締めくくった。

懇親会でもやっぱり栽培についての質問が多かったが話が進むにつれて経営の話に変わっていく。
作目は違っても悩みは似たようなものだ。
「息子に後を継いでもらいたいと思いますか?」と質問された。

希望を与えるような答えをしなきゃいけない場面であることは自覚していましたのでご心配なく。
過分な接待をしていただきました。
ご馳走様でした。

泉源から5キロの距離、パイプを引いて町の中心部に宿を開いた。
宿泊施設も冠婚葬祭の会場もこれひとつ。
日帰りの温泉センターでもあるので結構な賑わいでした。

湯は茶色いにごり湯で、熱い。
露天風呂はちょうどいい湯加減で景色に風情がある。
話しつかれた後なのでひたすらゆっくり浸かった。

竹垣越しに女衆の話を聞く。
中身まで聞き取れるわけではないが、勝気な女たちの声をボーっと聴き流しているのは男にとっては最高の癒しだ。

朝食の会場におばちゃんたち( あ を入れてもいい)の一団がいた。

夕べの竹垣越しの女衆は彼女らではなかったと信じたい。

朝風呂に入って気づいた。
坐骨神経痛から来る慢性のふくらはぎの張りも痛みもまったくない。
足がつって夜中に眼が覚めるほどの張りがうそのように消えていた。
がまの湯の伝説は本当のようだ。

ガマのような腹の肉はどうにも解決していなかったが。
                     つづく
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吹雪の一日

2008年01月24日 | 発信
昨日は山形。
今日は新潟県庁へ。

全中さんの祝辞の中で、我々の組合の活動が取り上げられ、大変ほめられたので緊張しましたね。
21名の新指導農業士のほとんどが稲作中心の経営者でしたが、中には複合でユリ栽培が1名、チューリップ栽培が2名いました。

自己紹介では皆さん饒舌な方ばかりでした。
懇親会は大変盛り上がりました。
自分に似たような「俺にもしゃべらせろ」タイプの気の会いそうな人が沢山いました。
面白い付き合いが広がるかもしれません。

夫婦同伴出席だったので、酔っ払った亭主を脇に乗せて、猛吹雪のアイスバーン。
奥方の運転で国道を3時間半かけてやっと帰って来ました。
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おとめゆり

2008年01月23日 | ぼやき
ひめさゆり とも言う。
昔、浅草岳に登った時に自生しているヒメサユリを見かけた。
可憐なユリとはこの花の事だろう。

30年近くも前のことだが一度だけ栽培したことがある。
種苗会社の委託で、送られてきた球根をふやそうと、りんぺんをはいで植えたがまったく球根はできなかった。
山に自生している百合なのでなるべくやせた赤土の畑に植えたのだが、母球さえ年々やせて行ってそのうちに絶えてしまった。

ところがちゃんと増やして出荷している方がいた。
福島県南郷村の月田農場さん。
多分1982年だったと思うが、青年花き研究会で視察に行ったことがある。
今も元気で続けておられるようだ。http://kanke.cocolog-nifty.com/2006/2007/11/post_c88b.html

もともと、新潟県の山には多く生息している百合だった。
今でも飯豊山から朝日村、山北町にはかなりのヒメサユリが咲くらしい。
当然反対側の福島県や山形県にも自生している。

山形県飯豊町は昭和53年、町の花にユリを指定している。
町の有志が手作りのスキー場の下にユリを植えて小さなユリ園を作った。
昭和57年。第1回飯豊ユリ祭りを開催。
年々ユリ園は大きくなっていく。
平成4年に町に移管。平成13年リニューアルオープンし、「どんでん平ユリ園」として一大観光スポットとなった。http://www.dondendaira.com/

去年7月。 新しく作る月岡公園の参考にしようと、数人で視察に行った。


ちょうど良い傾斜の斜面に沢山の花壇があり。、150種類、50万本のユリがところ狭しと咲き誇っていた。

           
有料で開園している6月は、さくらんぼ狩り、長井のあやめ園と、地域の観光シーズンで、昨年の有料入場者数は52000人もあったそうだ。
国道沿いの道の駅物産館も巨大で。米沢牛の飼育も盛んで農業と観光がうまく組み合わされた姿は、ユリ園同様大変勉強になった。

冬は2m以上の雪が降るそうだが、高床式の家は見られなかったので魚沼ほどは積もらないようだ。
道路わきには風除けのフェンスがあり気温も平気でマイナス10度になるそうだ。
強烈に吹雪くことがあって車が走れないこともあるそうだ。
物産館の脇ではさすがに観光地らしく冬でもイチゴを栽培していたが、暖房は木から作ったペレットを焚くボイラーを使っている。
新発見だった。

そのユリ園から、ユリ栽培の勉強会をしたいのでぜひ話に来てくれないかとの要請があった。
視察のときに丁寧に案内していただいた恩があったので、のこのこ出かけてみたらこんな会場が用意されていた。
ゲェ! ビビッた。   つづく
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サンダーソニア  へ 2

2008年01月23日 | 発信
植えてからちょうど1ヶ月で発芽が始まった。

頼りないような細い芽だが期待は膨らむ。
芽も早く膨らめとエールを送る。
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ウインターコスモス

2008年01月20日 | 家族
冬に咲くコスモスもあるんですね。
暮れに新津に行ったときのフラワーセンターで沢山撮影しておいた花の中の一枚。

一応花日記なのでたまには花ものっけないと殺風景になっちゃいます。
今日の天気のように。

一月なのに雨が降る。温暖化もいよいよ切実なものになってきたようだ。

子供たちはほおっておいても子供だけでスキーに。
同級生たちはボードに転向した子が多くてスキーは少数派になってしまったようだ。
絶対スキーのほうがスピードが出るしいいと思うのだが、おしゃれという点ではボードなのかね。

新雪を追っかけてかぐらだ苗場だと飛び回った昔が懐かしい。

夕方迎えに行って足慣らしに数本滑ってみた。
エッジが錆びていてつっかえたけどまあまあ去年と同じように滑れました。

昔ここでバンドをいっぱい集めて「コスモス音楽会」をやったよなぁ
コメント (3)
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