ヒカラビ一家の花日記

山の上に住む花農家から 魚沼発のあれこれを

猛吹雪

2008年02月24日 | ぼやき
雪は積もらなかったけど、昨日の夕方からこの冬一番の猛吹雪だった。

吹雪をついて買い物に、おしゃれなスキー靴を新調。
へへっ、トショリはおしゃれに滑らないとね。
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球根業者の仕事

2008年02月24日 | 発信
去年10月のIFEXで展示された「日本のユリ」
他を圧倒的する品質とボリュームで輸入切花との差を見せ付けたと言う。

高知での研修会は2軒の農家視察のあと現地で球根卸売業を営む(株)中村農園さんの会議室で行われた。
会場には試作ハウスで栽培されたボリュームの有る多くの品種のユリが展示されていた。

早くから南半球(ニュージーランド、チリ)産の球根の輸入を手がけ、冬場の産地である高知県産の切花の品質向上には貢献してきた。
以前は冬~4月ごろの切花は秋掘り取った球根を1年近く冷蔵庫で凍らせていたものを使用していたため消耗が激しく、ボリュームのあるものはなかなか作れなかった。
南半球産だけではなくオランダ産においても、春に植えるもの、夏に植えるものそれぞれの環境に合せたコンデションの球根が今は開発されている。
中村農園さんに限ったことではなく産地と密接な関係を構築している球根やさんはどこも導入していることではあるがその辺の話を詳しく聞くことができた。

真新しい試作ハウスを見学させてもらったが、そこには新品種はもとより一般品種も各ロットごとのにチェックのために試作されており、適正な温度管理だと何日の生育期間というデータまで詳しく調査され発表されている。

切花産地に求められること。
年間を通じて(複数の産地リレーでも良い)品目最高のパフォーマンスを発揮した商材を供給し続けること。
計画通りの数量を納め続けること。
それが国産の切花産地の生き残る道であることのデーターと材料を提供し続けているのだ。

もう一つ感心したことは、働いている社員たちが非常に礼儀正しい挨拶で迎えてくれたことである。
「会社のお客は自分のお客」との意識が徹底されていた。
挨拶という、人として「当たり前のこと」が当たり前に行われていた。

品目の特性に合せて栽培環境をコントロールすることが「園芸」であるならば、
環境に合せたコンデションの材料(球根)を使用することが、年間通じての品質と言う観点からすれば重要なことなのだ。
球根やさんたちは「当たり前」の環境作りにがんばっているってことなのです。
            
とても有意義な研修でした。(株)中村農園さん初め、高知の皆さんありがとうございました。
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