そうなんだ。

外国語で知ったこと。

ラジオ体操   英語

2013-02-15 13:00:00 | 語学
2月9日の朝日新聞の『オレンジbe』に掲載された記事。
タイトルは、
“運動の強さは卓球なみ 甘くみると損をする大人のラジオ体操”

“起きてすぐすると脳が目覚め、昼だと身体が丈夫に、入浴前に
すると熟睡につながる。”
え~っ、すっご~い。
この一週間、毎朝6時25分から10分間放送のNHK教育
テレビを録画予約して、適当な時間にやりました。
毎日、お姉さんのレオタードの柄と準備運動が少し違います。

カーブスの筋トレもどきには、現在でも通っているのですが、
録画した身体をそらす体操では、『うぅっ』と変な唸り声が、
漏れてしまいました。

身体が硬いっ!
これ、いいかもっ!

ラジオ体操といえば、イントロが流れると自然に“気を付け”
の準備姿勢をとってしまうほど、体にしみ込んでいます。
エアロビなりブートキャンプなり洋楽なら、頭なり手足なりで
イントロと言えどもリズムを刻んでいます。
ラジオ体操のイントロでリズムを刻んでいる人は見た事ないです。
そして集団での体操はいかにも日本的。
ところが元祖はアメリカだったんですね。
以下、我が家の“日本大百科全集”より一部抜粋。

昭和3年。 当時アメリカにおいて保険事業の一環として
ラジオによって体操が放送され、国民の健康を増進している
事に着目し、NHKラジオ放送にて体操を実施することを
企画。

全くアメリカ的イメージがないところを見ると、
全然流行らなかったんじゃないですか?
現在の曲は、服部正氏の作曲ですので、同じものでは
ないでしょうけど。

でも敬意を表して、英語でなんというか確認しましょう。

「radio calisthenics」(レディオ キャリセニクス)
   ・・・ラジオ体操

(キャリセニクス)は英和辞書によると、美容体操を指す単語ですが
聞いたことありません。
英語で体操といえば、(ジムナスティック)か(エクササイズ)。
逆に、この二つの単語にはラジオ体操のイメージはありません。

昭和3年と言う事は、1928年。 85年続くってことは、
もう日本の文化ですよね。

おばぁさんになっても、続けようと思ってきました。
さぁ、皆さんも日本の文化を継承していきましょう・・・。


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トリュフ   フランス語

2013-02-13 13:00:00 | 語学

明日はバレンタインデーです。
現在の私には、ほぼ関係ないイベントなのですが、“こんなに
可愛らしく美味しそうなのに、買わなくていいのか!?”
と言う気分にさせられては、売上に貢献しています。

学生の頃、彼氏に贈るチョコは手作りでした。
多分皆さんもそうだったんじゃありません?

トリュフを作っていました。
「truffe」(トリュフ)はフランス語の発音です。
英語だと「truffle」(トラッフル)になります。

もともとトリュフは、フランス料理の高級食材のキノコの一種
“トリュフ”に似せて作ったチョコレートです。
このキノコは私達が通常食べているものと、外見がだいぶ違います。
傘・ひだ・柄が無く、いびつな球状をしています。

ココアパウダーをまぶしたものは、掘り出したばかりを演出
しているのだそうです。
ナッツをまぶしたり、入れたりするのもイビツな形の演出
だそうです。

あの頃、綺麗な球状を求めて作った手作りトリュフの仕上がりは、
相当イビツな形でした。 写真で見る食材のトリュフよりは
マシですが・・・。

セレブな彼氏だったら、
「上手にできたね。 本物によく似てるよ。」
と褒めてくれたのでしょうが、なにせお互いボンビー(貧乏)
で、由来である“トリュフ”自体を知らなかったこともあり、
それについてのコメントはありませんでした。
“変な形・・・。” 無知な心の声が聞こえたような・・・。



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笑顔   英語

2013-02-11 13:00:00 | クリーニング店
新卒で入社した会社は、JAL関連の旅行会社でした。
新人研修では、元JALのステュワーデスから接客の
トレーニングを受けました。
その中で今でも印象に残っているのが、“笑顔” です。

「smile」(スマイル)・・・微笑み

この英語の綴り「smile」を少々強引にローマ字読みし、
《すみれ》と我が子に名付ける方もいらっしゃるそうです。
“いつも笑顔でいられますように。”という願いを込めて・・・。
漢字書きにすれば、さらに色々な願いも込められます。
へぇ~、素敵。

教官の教えによれば、
「あなた達自身が笑っているかどうかではなく、お客様
から見て笑顔に見えるかどうかです。」

とにかく言葉の最後は、声に出さずに“い”と言う事。
「おはようございます(い)。」 「いらっしゃいませ(い)。」
「ありがとうございました(い)。」
これが、笑顔のテクニック。

何故、こんな昔の事を思い出したかというと、
クリーニング店で私にとっては初顔のお客さんに
「あなたの笑顔がいいねぇ。」 と誉められちゃったんですぅ。

結婚式で着た礼服とワイシャツ2枚をクリーニングに持ってきた
50代後半位の男性。
私 「本日ドライ洗いは20%引きですので、1260円です。」
男 「えーそうなの? 知らなかったよ。 得しちゃった。」
私 「20%は大きいですよね。 カードに割引の曜日を書いて
   おきましょうか?」
男 「あぁ、書いてくれる? そういう日があるんだねぇ。」

と、機嫌よく精算を済ませた後、上記のセリフ。 喜んじゃった私は
「ありがとうございます(い)。 もう10%サービスしなきゃ(い)。」

「はは・・・。いいよ。」 手を振りながら、苦笑する男性。 

おっと・・・。 舞い上がった私を大目に見てチョウダ(イィィ)!




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ポコ   イタリア語

2013-02-08 13:00:00 | 語学
『小股が切れあがった、いい女』

何故に 『足首のアキレス腱がくっきり見える細い足首』
だと思い込んでいたのかは不明です。
私、足首だけはキュっとしまっているので、若い頃に勝手に
“ふふっ・・、小股が切れあがってるでしょ。 いい女?”
と都合よく受け入れてしまったのかもしれません。

その後、『髪をアップにした際の襟足のこと』説が出てきた時は
“私の襟足どんな具合?” と鏡を2枚使って確認したような。

置き去りになっていた言葉を、広辞苑で引きました。

小股・・・1.歩幅を狭くすること 2.股のこと

小股が切れ上がる・・・婦人のすらりとした粋(イキ)な身体つき。

股の位置が上がってるって事? 足が長いって事なの?

この『小(コ)』の意味は、“ちょっと”という意味で使われるの
だそうです。 例えば『小洒落た』は “ちょっと洒落た”。
『小耳にはさむ』は “ちょっと耳にした” などのように。
『小腹がすく』 『小生意気』 『小首を傾げる』・・・。
皆、“ちょっと”です。
“ちょっと股が” という感覚で捕らえるのであって、身体の中の
“小股”という部分を指しているわけでは、無い様です。

“ちょっと・少し” は英語で 「a little」ですが
イタリア語は音楽用語でも使われているので、聞き覚えがあるのでは?

「un poco」(ウンポコ)・・・やや・いくぶん・少し

(ウンポコ)って、私達日本人にとっては、ビミョーな響きです。
不定冠詞の(ウン)を取って、英語の “少しずつ”にあたる
「little by little」 にすると、可愛いんですけど

「poco a poco」(ポコ ア ポコ)・・・少しずつ

これも楽譜上でも見ますし、イタリア人は日常でも使っている言葉です。

まとめ。 
私、(ウンポコ股)は切れ上がっていませんでしたし、今後(ポコアポコ)
切れ上がることもないでしょう。
(ウンポコ尻)は下がらないように気をつけます。
う~ん・・・。 かなりビミョーな響き・・・。
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ヒスパニック   英語

2013-02-06 13:00:00 | 語学
米国で人種を表す際に、白人・黒人・ヒスパニックという言い方
をしています。

「Hispanic」(ヒスパニック)・・・中南米のスペイン語圏
        から米国に渡って来た移民とその子孫

大航海時代にスペイン国王の出資を受け、インドを目指して出発した
コロンブスが、何故かアメリカ大陸に到着し、新大陸発見と喜びました。
開拓者であったスペイン人がご先祖様。という方も多いでしょう。

その昔、ローマ帝国の人々が、現在スペインがあるイベリア半島を
「Hispania」(イスパニア)
と呼んでいました。

日本でも江戸時代以前は、スペインの事を “イスパニア”と
呼んでいたそうですよ。

現代スペイン語でも、“スペイン語圏の” と言う単語は
「espanol」(エスパニョ~ル)の他に、昔ながらの
「hispanico」(イスパニコ)という言い方もします。

スペイン語では、「h」は発音しませんが、英語では発音するので
(ヒス)という音になるのですね。

スペイン語圏の人々を指す言葉なら、語尾に「o」を付けたまま
スペイン語読みの (イスパニコ) でいいじゃないですか。

(ヒスパニック)という単語から、ヒステリーとパニックが
合わさった様を連想し、 暗に“手に負えない” という
意味を持たせた、差別用語なのかと思っていました。
大いなる勘違い・・・。
彼らにとっては、割とお気に入りの、歴史ある呼び名でした。




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