そうなんだ。

外国語で知ったこと。

瓜二つ   日本語

2013-02-04 13:00:00 | 語学
昨年、ドイツ語の「ドッペルゲンガー」について書きました。
語られている現象はオドロオドロしいものでしたが、 単語的
には、“そっくり”という意味でしたね。
この“そっくり”を日本語で 『瓜二つ』という言い方をします。

私、今まで『瓜二つ』のたとえ、間違った思い込みをしていました。
瓜はどれも似ているので、二つならべてもわからないから、
『瓜二つ』というのだと思っていました。 瓜がごろごろです。

ところが、一つの瓜だったんです!

『瓜二つ』・・・瓜を縦に二つに割った形がそっくりなところから
        容貌がよく似ている事。

野菜や果物なら、たいてい縦半分に切ればそっくりですが
何故『瓜』なのか・・・?

『瓜実顔(ウリザネガオ)』と言われたことはありませんが、
また、言われてもピンとこないでしょうが、
これは、瓜の種に似て、色白く、中高で、やや面長な顔のこと。
古くから美人の典型とされたそうです。

「まぁ~、瓜二つですこと!」 と言えば、暗に美人・美男という
“誉める”のニュアンスが含まれたようです。
他の野菜や果物では、そうはいかなかったのでしょう。
「まぁ~、かぼちゃ二つですこと!」「まぁ~、茄子二つですこと!」
馬鹿にされてる感じがします。

この言葉を英語の自動翻訳で調べると
「as like as two melons」・・・二つの瓜(メロン)のよう

になりますが、これ、私の思い違いと一緒の翻訳です。
コメント (2)
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