そうなんだ。

外国語で知ったこと。

finders keepers   英語

2015-03-11 13:00:00 | 英会話教室
先週6日のブログに、小銭入れを紛失した話を書きました。
お昼アップのまさにその日の夕方、 今度は連れ合いが
財布を失くしたのです。
彼は落とした長財布に、現金・クレジットカード・運転免許証
等々を入れていたようです。

通常であれば、「何やってんのよ」 や 「捨てるほどあるんだね」等
嫌味のひとつも言うのが習わしですが
さすがに私自身も紛失したばかりなので控えざるを得ません。

ラッキーなことに、彼の財布は交番に届けられていました。

今週の英会話授業、毎回恒例の “先週の出来事” スピーチでは
夫婦で立て続けに財布を落とした話をしました。
もちろん嫌味云々は省略しています。

33歳(今月誕生日を迎えて歳を重ねました)米国人教師が

落とした金が警察に届けられる国は、日本以外にはない。
自分が見つけたら、もちろんもらう。
「Finders keepers!」(ファインダーズ キーパーズ!)
あっけらかん と言い放ちました。

“見つけた人が所有者” と訳すのでしょうか
日本人生徒3人がその考えに同調せず、苦笑いをしたので

教 『ならば、もし道に1万円落ちていたらどうする?』

と聞いてきました。
お札が一枚ベロっと落ちていたら、後ろめたいながらも頂く?

私 『Finders keepers.』

覚えたての言葉を使ったのと、もらう意見に教師は満足気に笑います。

私 『But お札が封筒や財布に入っているのなら届ける』

すると教師は、「財布なら自分も届けるが中のキャッシュはもらう」と言い
お札を抜いてズボンのポケットにねじ込むジェスチャーをしました。

教 『Finder’s fee』

どうやら先に手数料を頂くつもりのようです。
屈託なく笑顔で言う彼には全く悪気を感じられません。
お国柄の違いなんでしょうかね?

家に戻って英和辞書を引くと、驚くことに 「Finders keepers」 が
単語「finder」 の例文として載っていました。

「Finders keepers, losers weepers」(ファインダーズ キーパーズ、 ルーザーズ ウィーパーズ)
・・・見つけた人はもらう人、失くした人は泣く人。
   「落し物は拾った人のもの」 の意。

ことわざや慣用句のたぐいなのでしょうか?
なんだか、容赦なしって感じがします。 さすがアメリカ・・・。

日本では、拾ったものを内緒で自分のものにしてしまうことを
“ネコババ”
と言って、恥ずべき行為とされています。

線引きは人それぞれでしょうけれど 
後ろめたさがある場合は “ネコババ”。
そうではない場合は “ファインダーズ キーパーズ”
と使い分けるのも、面白いかもしれません。

ちなみに
私の場合は1000円以下なら “ファインダーズ キーパーズ”
それ以上は “ネコババ” 意識かな?
もちろん、 財布からは抜きません!


コメント (3)
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