そうなんだ。

外国語で知ったこと。

遺失物取扱所   英語

2015-03-06 13:00:00 | 語学
小銭入れを失くしてしまいました。
現金は1000円くらいしか入っていなかったのですが
クレジットカードを入れていたので、紛失届が必要です。
近所の交番へ行きました。

ガラスの引き戸を開けると正面に、4人ほど並んで立てる長さの
カウンターがあります。
室内には4名の巡査がいました。 
見るからに新米のポリスがカウンターに座り、紛失の手続きを
担当してくれます。

久しぶりの紛失・盗難届ですので、対応の変化に驚きます。
ひとつは、話を聞きながら直接詳細をパソコンに打ち込むことです。
書類に書き込んだりしません。
新米君は現代っ子だけあって、ブラインドタッチで早い早い。
住所も電話番号も繰り返させることなく、バチバチ打ってます。

その最中に引き戸を開けて、次の訪問者(?)が “ノソっ” 
と入って来ました。
・・・ヤングマンです。
どう見ても、明るく・陽気・ハツラツのイメージはなく
そうかと言って真面目そうでもない、 なんとなく
“危ない” 感じの若者。

4人の巡査+私 の視線が彼に集まりました。

若 「あ・あの・・・、えっと・・・」

もぞもぞして、はっきりしない彼の態度に

全 『よもや、自首だったりしてっ!?』(心の声)

全員固唾を呑んで次の言葉を待ちます。
もちろん、新米君の手も止まっています。

若 「○○引っ越しセンターのぉ事務所はぁ、どぉやって・・・」

全 『道かいっ!』(心の声)

新米君より何歳か年上の先輩ポリス君が教えてあげるのですが
どう見ても先輩君の態度はノッソリ君に対して上から目線なんですよ。
そして驚いたことは、地図で教えるのではないことです。
ポケットから取り出した、先輩君自身が所持するスマホ! 
若者に自分のスマホ画面の地図を見せながら

先 「ちょっと遠いよ。 254沿いだけど “アシ” は何?」

アシ? 足?  これ、正式な日本語なの?

若 「あ・自転車です」

先輩君はなめられない様にタメグチなのか、誰にでも
そういう話し方なのかわかりませんが、なんか笑える。

新米君がパソコンからプリントアウトした書類の署名欄に
サインをしながら、 小銭入れを失くしたガッカリ感もよりも
ブログネタを見つけたことに、ほくそ笑みました。

今回は警察への紛失届でしたが、駅やデパート等には
忘れ物センターや遺失物取扱所があります。
アメリカの遺失物取扱所の名称は

「lost-and-found」(ロスト アンド ファゥンド)

直訳が “失くした 見つけた” なので
分かりやすいかもしれません。 

コメント (6)
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