goo blog サービス終了のお知らせ 

故郷へ恩返し

故郷を離れて早40年。私は、故郷に何かの恩返しをしたい。

妻が帰ってきた

2016-05-16 04:50:05 | よもやま話

この方も描かせてくださいました。
割とよく描けました。
線がすすっと決まりました。
お渡ししたとき、喜んでくださいました。


恩師が亡くなられたと聞きました。
ご主人を亡くされて、ほどなく体調を崩されました。
娘さんの住まれる東京に行かれたと聞きました。

連れ合いを亡くして、元気を無くされる方と、
重石が取れたように元気になられる方と、
色々です。

ご主人がどうこうというより、その人の生き方に違いがあるように思います。
歳を重ねてから、連れ合いに先立たれるのは辛いものがあるでしょう。

今日のテーマは、「妻が帰ってきた」です。
解放された日々が、もう終わりと思うか、
やっと帰ってきてくれたと思うか、
人それぞれです。

故郷に帰っても、錦旗で迎えてもらえる訳ではありません。
故郷には、故郷の事情があります。
歳をとられたお母さんの具合が悪くなれば、
看病で帰ってくるわけにはいかないでしょう。
それは、妻と一緒になった時からの暗黙の了解です。
帰って来られることが、嬉しい。
現状維持がまだ続けられるということです。

歳の順番とは限りません。
何があっても不思議ではない年齢です。
思えば、一日がとても大切とも感じます。
妻は、お母さんと話せました。
それより、お互いの元気な顔を見ることができました。
何よりです。

妻はどこにいても、よく寝られるのでしょう。
私は、妻の寝顔を見て安心するのです。

冒頭の絵の表情は、時代物の顔です。
いろんなことがあったことでしょう。
あっけらかんと生きてこられたかもしれません。
人の表情には、人生が垣間見えることがあります。
それが少しでも表現出来た時は、素直に嬉しいと思います。
妻の「いいじゃない」を待つまでもなく、心密かに「やった」です。

ありがとう 素直に言える 言えるうち

2016年5月16日




コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

家族の一員

2016-05-15 04:23:25 | よもやま話

11歳のわんちゃんです。写真を撮ろうとしたら、けなげにも吠えました。
落ち付いたところでパチリ。しかし目は油断していませんでした。
この一家の似顔絵は全員描きました。忘れていたなと犬の似顔絵を描きました。


岩合さんが自然の猫を撮るまでの苦労を想いました。
飼っていた犬を昨年亡くしました。15歳でした。
息子が犬を飼いたいと言いました。
弟のような存在が欲しかったのでしょうか。
兄弟4人と言えど、男は独り。

母が亡くなった時、和尚さんが言われました。
亡き母が、皆を再会させてくれていると。
犬の火葬を待っている間、息子と二人で話しました。
こうしてゆっくりと話すのは初めてじゃないかと思いました。

飼っている犬をペットと思ったことはありませんでした。
皆のパイプ役の家族の貴重な一員でした。
皆が気に入られようと、こっそり食べ物をやりました。
犬は、オオカミと同じで、食べられる時にお腹に溜め込みます。
不発の狩りが続くかも知れないからです。

年寄りになった彼は、体重が支えきれなくなりました。
末娘は、決心して彼をスリムにしてあげました。
末娘から、もたないと電話が入り、駆け付けました。
半時間ほどで、息を引き取りました。
そこには、会えなかった次女もいました。
三人で、犬の思い出話をしました。

妻が帰省しました。
いきなりの夜は戸惑いました。
私と同郷の妻から送られてきた故郷の海の写真を見て、懐かしかった。
この風景を毎日見ていました。
飽きるほど見た頃、故郷をあとにしました。
帰るのは、法事の時だけとなりました。

今日のテーマは、「家族の一員」です。
心の原風景は、家族と暮らした場所のような気がします。
好きであろうがなかろうが、故郷は自分のルーツです。
今あるのが必然の延々と続くルーツです。
仲が良かろうが悪かろうが、両親であり兄弟です。
小さな諍いはあるでしょう。
それもひっくるめて、故郷です。

相手のことが解るだけ、言いたいことも言えません。
反面、昨日喧嘩しても今日はいつも通りなのが家族です。
やがて家族は故郷になり、
故郷は日本となり、世界となっていくのです。
誰が故郷を、家族を想わない人がいましょうか。
自分は、「家族の一員」です。皆が大事な一員です。
そうでなければ、私は存在していない。
宇宙のようなルーツです。

今は遠く離れて暮らしています。
しかし、故郷の写真一枚で吸い寄せられるように、
和紙に落とした墨のように想いはにじみます。

今日は妻が帰ってきます。
いろんな事情を抱えて妻が帰ってきます。

あなたこそ まんまで迎え 二人きり

2016年5月15日

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

難しいを選択

2016-05-14 05:02:40 | プロジェクトエンジニアー

It's difficult.
It's not so easy.

私は、Difficult という言葉が嫌いでした。
Not so easy と言って強がっていました。

プロジェクトは、仕事はいつでも困難でした。
投げだしたい気持ちを抑え込んで、歯を食いしばってきました。
ほとんどの人たちがそうして生きてきました。

Difficult と言ったって何にも始まらない。結果を残すしかありません。
囲碁で七冠を達成した井山さんは、選択肢があった時、
「難しい手を選択する」と言われていました。
難しい手ほど、苦しみます。
井山さんは、それが仕事と割り切られているような感じがしました。
誰もが予想できないことをやってのける。これが開拓者です。変人です。

地域おこしの成功例を、金丸弘美さんが、「田舎力」(NHK出版)という本で
紹介されていました。
どれも、切羽詰まったところから出発の地域おこしでした。
主人公は、どの例でも地域の住民でした。
都会から来た人ではありませんでした。

私は、ひたすら歩いて人と話すようにしています。
作物を作る人、加工をする人、販売をする人。
昨日は、文化財を守る人に会いました。

私は、住む人に会わなければなりません。
この地に住みながら、会社に勤めている人のことです。
90%の人は、この住む人です。
ここに住む理由は、人それぞれです。
私は、それぞれの理由を知らなければなりません。
田舎が嫌い。田舎が好き。
言っても始まらない。住むしかないから住んでいます。
DifficultもNot so easyも関係ないのです。

田舎を出た人も田舎を想っています。
私は、ここに真の気持ちが隠れているような気がします。
人が暮らす。生きる。後ろ向きに生きたい人なんていない。
田舎は、言ってみれば「難しい」の連続です。
分業ができない田舎です。皆がいろんな役をこなしています。
やらなければならないからです。
ここにヒントがあるような気がしてなりません。
皆さん、Not so easyと生きておられます。
Difficultなんて言ってられない現実です。
これが魅力です。パワーです。思いやりです。

地域おこしは、詳細から入るより全体から入った方が良いように思います。
詳細には、それぞれの事情があります。

住んでいる人の「こうしたい」から始めたい。
実はそれは代々続いていることです。
だから、田舎は美しい。Not so easy の結集であり連続です。
誰もdifficultと言って暮らしをやめてはいません。
私達は、さらに「難しいを選択」しなければならないのです。

やじろべえ ゆらゆらしても 動かない

2016年5月14日

2015年6月24日投稿記事「前に進もうとする力」を参照してください。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

まんまじゃない

2016-05-13 00:45:39 | よもやま話

久しぶりに格好良い男に会いました。
頭も切れる、根性もある方です。
面白い話をありがとうございました。



似顔絵を描いていて、いつも不安です。
似ているだろうか、特徴を捕えているだろうかと心配です。
妻に最初に見てもらいます。
決まっていいじゃない。と返ってきます。
それなら良いかとモデルの方に渡すことにします。

それが今回は、「まんまじゃない」と最高の言葉をいただきました。
お嬢さん、ありがとう。
何より嬉しい言葉でした。

モデルの方は、艱難辛苦を耐え忍んできました。
誰もが降りる仕事を石にかじりつくがごとくこなしてきました。
この時代の先輩方は、皆そうだったかもしれません。
立派な笑顔です。

ここまで出てきている言葉があります。
どうしても思い出せません。
「まんまじゃない」に似た言葉です。

仕方がない。
諦めることにしましょう。

女子高生が得意な造語。
中には笑えるものがあります。
どうして、ああ発想が柔軟なんでしょう。
羨ましい限りです。
日本語が崩れている。
美しい日本語を使ってほしいと有識者は言われます。
そうでしょうか。

日本が誇れるアニメやコスプレは、外国人の間でも評判です。
日本が今発信できる数少ない文化です。
アニメでは、昔からとんでもないフレーズが作られてきました。
大人が使っちゃいけないと言う言葉ほど面白い。
子どもたちは、その年代の合言葉のように使います。

言葉の使い方で、年代が解ります。
その時代に子供であった人達だけが、頭を使わずとも理解できます。
今の新語は、映像的なものが多い。言葉も文字も感覚でとらえて表現します。
寒くて、口が開けられなくて短い言葉となります。
何でも簡略化されます。
きっと、メールを書く上で時短にするために、どんどん簡略化されたのでしょうか。

眠い目が 頭は起きろ 鼻水に

2016年5月13日





コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

勢い

2016-05-12 07:33:12 | よもやま話

何でもやらなければなりません。
妻が里帰りしました。
広島までは、約10時間の旅だったようです。
久しぶりの故郷は、どう映ったでしょう。

疲れも重なりいつもより遅い起床となりました。
二人でやっていたことを、一人でやりました。
炊事、洗濯、掃除と勢いでやりました。

今日のテーマは、「勢い」です。
昨日、商工会の青年部会に出てきました。
熊本地震の被災者に向けて応援メッセージを送る企画でした。
この地域からキャンドル文字のメッセージを送る。
素晴らしい企画です。
文字が決まりました。

「想、創、奏」となりました。
故郷を想い
人を創り
未来を奏でる

素晴らしいメッセージです。
大きな震災と原発事故を体験し、今でも復興の努力を続けています。
この地域に残って、これからも生き抜く若者たちのエネルギーを感じました。

気になったのは、準備期間が短いことでした。
告知をして、多くの人に参加を呼びかける。
SNS(Social Network Service)を駆使して、まずは友人へ向け発信する。
これから、どれだけの人に気持ちの輪が広がっていくのでしょう。

しかし、勢いがありました。
準備期間が短くてもきっとやりこなすでしょう。
この「勢い」は、時として経験者から見たらひやひやすることでしょう。
私も同じように感じましたから、歳をとったということです。

傍観者ではなく、積極的に参加、手伝いをさせていただきます。
この地域の女子力は感じました。
続いて若者も元気です。臆するところがない。
お手並み拝見です。
ではいけないよ。と妻から叱咤激励を受けました。

土俵際 何かないかと 宙を舞う

2016年5月12日

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする