田植え後に、機械が植えた苗の直しをされている姿です。
ひょいひょいと、小さき苗を踏まずに歩いて、さっさと直されて行きます。
いつの間にか、我が家はこの地域になっていました。
家族と過ごした家は、そのままでした。
子どもたちが、しっかり守っています。
野菜を植えたら、水をやり草に負けないように草を抜きます。
抜いた草を枯らすための穴を掘ります。
陽を遮る木の枝を切ります。
すべてが食べるためです。
一日も休まる日が無いと言っても良いかもしれません。
40年前に聞いた、「足音がもっとも効果的な肥料」と聞きました。
この地方では、「見るのもこやし」と言われます。
どちらも同じような意味です。
弱っていた足腰が強くなっていきます。
腰痛で無くなっていた足の指の感覚が戻って来ました。
鍬を振るだけの筋肉が戻ってきました。
ただ疲れます。そして良く寝ます。
妻もよく寝ます。
けっして面白いことではありません。
植えたからには、収穫まで育てなければなりません。
一日もかかさず続けること。
それだけです。
業の素 それだけなのに 野菜植え
2016年5月29日