故郷へ恩返し

故郷を離れて早40年。私は、故郷に何かの恩返しをしたい。

認める

2015-09-30 05:44:09 | よもやま話
いただきもののマンゴーです。


昨日は、撤去工事がありました。
久し振りに現場に張り付き、職人と一緒に頑張りました。
次から次に指示を出しました。相談に対し答えを出しました。
最短で、最上の仕事を目指すのです。

ここまでしなくてもと思われる人もいるでしょう。

見積仕様書と工程表を作成しました。
運用されている工場内での仕事なので、
撤去工事のエリアと製造エリアの隔壁を作ることから始めました。
さて、この隔壁が必要かどうかで議論が分かれることでしょう。
隔壁があるため、職人は存分に自分たちの流儀で仕事ができます。
製造側にとっての隔壁は、ここまで気を使ってくれているとなるのです。
心理的に、双方安心して自分たちの仕事に没頭できるのです。

隔壁を、ブルーシートの垂れ幕でも代用できるでしょう。
費用の面から判断すると、さほど違いはないのです。
垂れ幕も一日仕事です。隔壁も一日仕事です。
出動日と労務費は、ほぼ同額です。
違いが出る材料費の差額は10万円以下なのです。

私は、自分が考える方法で実行しました。
常に職人が持てる力を発揮できる体制作りに知恵を使うようにしています。
職人とは、工事をする人と製造をする人のことです。
机に座っている人は、双方の気持ちは解りません。見積金額の数字がすべてです。

今日のテーマは、「認める」です。

私の「認める」は、自分のことを信じることから始まります。
ここまでは、やってくれるだろうと信じます。
それでも、うまくいかなかった場合も想定し、
安全策も最低限の費用で、効果的な策を講じます。
楽観的であり、悲観的です。

仕事の前に、必ず話します。
私はこう計画している。皆さんの考えはどうですか。
一致したところで、スタートです。

双方、認めているのです。目的が一緒になることで、力が結集します。
帰りには、どちらとも疲れが残りますが達成感があるのです。
私は、「達成感」がプロジェクトの基本だと考えます。
決めたら走りだす。走る途中で力を温存しながら、全員でゴールインするのです。
私は、顔色を見ながら、職人たちが自分の力を使い切ることだけに集中します。

認め合う仲間と一緒に仕事をするのは、気持ちが良いのです。
職人と話します。上から目線ではうまくいかないのです。
立場は違いますが、ゴールを目指す仲間となることが、
プロジェクトでは大事なことの一つでもあるのです。

汗をかき 草木にとまる 露となる

2015年9月30日


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする