
へちまの黄色い花が、夏と秋の間を行ったり来たりしています。
大いに助けてくれた、ベランダのへちまとカボチャの大きな葉っぱ。
役目も終わりに近づいたのか、葉の縁に疲れが出始めました。
虫たちは飽きることなく鳴きつづけています。
健康診断の聴力検査よりよく聞こえます。
そうです。酔いが冷めていません。
涼風が火照った体には何よりの休息です。
富士をバックに滑りたい気分です。
さぞ、爽快でしょう。
ダジャレを聞かなかったな。
いつも出るのでした。
それだけ、本音で喋ったのかもしれません。
何を話したのか覚えていません。
楽しかった記憶だけが、壺の底にふつふつと落ちていくのです。
思い出話は、遠い昔とは限りません。
昨日の出来事もすでに思い出話です。
今日がもう始まりました。
まともになるまでもう少しかかりそうです。
路地裏の 笑顔ほどける 赤提灯
2015年9月3日