
夜空に突然、バラバラと音がして、光が瞬きました。
遠くに花火が見えました。しばらく無心で眺めていました。
電柱の陰で、全容は見えませんでした。
でも花火が見えたから良しとしました。
今日のテーマは「良い影響」です。
影響とは何でしょう。
書経では、「影は形に従い、響が音に応ずる」ことから、
他に作用が及んで、反応・変化があらわれること。
と広辞苑に出ていました。
あの人のような男になりたいと、先輩の影を追ってきました。
つまり先輩が実在する形であり、影がまだ見ぬ私の理想像だったのです。
先輩が発する言葉(音)が、私の中の心の響きとなっていたのでしょう。
私は、先輩から小説の主人公からいっぱい影響を受けました。
学生時代には、気に入った先輩にお願いして、
先輩が卒業されるまで学生寮の同室に住まわしていただいたことがありました。
先輩が発せられる言葉を、先輩が寝られたあと語録として書きとめていました。
それほど心酔していたのです。
私が結婚する時に、会計係をお願いしました。
事前の打ち合わせに先輩の奥様も同席されました。
語録を取っていたんですよ。と話すと奥様は、微笑されていました。
微笑の意味がわかる歳になりました。
良い影響は、糧にならなくても構わないのです。
いつしか思い出す時も来ますから。
悪い影響は、取り返しのつかないことに発展する場合もあります。
人生を誤ることにもなるのです。強要(威嚇)されるからです。
尊敬できる人と一緒になる必要はありません。
しかし、その人といると自分の中が温かくなり、
楽しくなる人とは一緒になったほうが良いでしょう。
きっと、相手の方も同じ気持ちでしょう。
また、頑張ろうかなと思ってくれるかもしれません。
押し付けるのは駄目です。
相手に反応・変化があらわれることが大事なのです。
良い影響は、人生の基本です。
落ち込んでいるとき、いつも笑わせてくれる人は貴重です。
あなたの会社に、あの人のようになりたいと思わせてくれる先輩がいますか。
いっぱいいると良いですね。あなたの会社は素晴らしい会社です。
雨の日に そっと傘だし 虫歯見え
2015年9月25日