Afternoon Avenue 25 (by hide_boo)

Perfumeと乃木坂46、IZ*ONEなどのアイドルやクルマやバイク、好きなものついて、だらだら綴ります。

昨晩お会いしましょう / 松任谷由実

2013-11-17 19:06:11 | Weblog

「昨晩お会いしましょう」は1981年に発表されたユーミン12枚目のアルバム。サウンド的には大ヒットシングル「守ってあげたい」を除いては、当時流行っていたAOR的なシンプルなリズムセクションにキーボード主体のアレンジが多い。1曲目が神戸ポートタワーをイメージした曲になっていて、前半はすべて神戸舞台をイメージして聴いていた(笑)。

 

4曲目の「夕闇をひとり」は名曲「冷たい雨」のアナザーバージョンかと思うくらい歌詞世界の設定が似ていて、「あの人を愛してくれる女(ひと)なら、わたしはたずねて行くわ ~最後の連絡先もって」と今でいうストーカーまがいともとれる女性の心情が歌われていて、これは後日「パールピアス」に収録されている「真珠のピアス」でベッドにブービートラップを仕掛ける”恐ろしい”執念に変わっていく。この記事を書くまで知らなかったのだが、なんと女優の宮崎美子に書き下ろされた曲だそうで、少しダークな彩りをもつこの曲はちょっと合わない気がした。

 

そして後半には自分の中で一番好きな「カンナ8号線」が収録されている。海と失恋をテーマにした曲はまるで連作されているかのようにいっぱいある。「埠頭を渡る風」「リフレインが叫んでる」「よそいき顔で」など集めて聴くと、まるで一つのストーリーのようだ。

 

最後には映画「私をスキーにつれてって」で使われた「A Happy New Year」。主人公の三上博史が深夜、万座からヒロインの原田知世がいる志賀のロッジまで5時間かけてクルマで駆けつけようとするシーンでこの曲が流れる。一番好きなシーンだけにこの曲への思い入れも強い。

 

「昨晩お会いしましょう」は発売当時にミリオンセラーなったアルバムであり、ヒットシングルも収録されており、印象的なジャケットを見れば同世代なら知らない人はいないアルバムだが、30年以上たっても色褪せない、古びていないことに改めて驚く。

 

 

 


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