11月9日発売の乃木坂46の17枚目シングル「サヨナラの意味」がラジオ放送で解禁された。
作曲は、「君の名は希望」「制服のマネキン」「きっかけ」「羽根の記憶」「僕のいる場所」と乃木坂のキーチューンを手掛けてきた杉山勝彦さん。
秋元さんの歌詞は、まるで制服のマネキンの後日談のような設定で、高架線の下が舞台になっている。きっかけや羽根の記憶、そしてこの曲はメッセージ色が非常に強くなっている。
かといって過激なものではなく、誰もが戸惑う一歩踏み出す勇気を与えようとする、優しいものだ。
深川麻衣の卒業シングルとなったハルジオンが咲く頃のようなメンバーへの惜別を乗せた「当て書き」ではない。
主要メンバーであった永島聖羅、深川麻衣、橋本奈々未だけではなく、それまでの、またこれからの卒業するメンバーとの別れに負けることなく、
その次の舞台に続く未来にグループに残るメンバーは目を向けて欲しい、そんな秋元さんのプロデューサーとしての思いが覗いているようだ。
この曲はAKBグループにも当てはまるものだろう。
曲・アレンジは杉山さんの曲らしい、ピアノメインでギターのリフもからませながら爽やかなもの。サビでは何度目の青空かと同じようにスケール感を出すためか、男性コーラスも加えている。
Bメロでは歌詞のリフレインコーラスもあり、ちょっと卒業ソングっぽさもあったり、いろいろ工夫されている。
君の名は希望や何度目の青空か、僕のいる場所、きっかけなど曲は初見ですぐ好きになった。この曲も決してきらいではないが、今回橋本奈々未の卒業発表の衝撃が強すぎて、この曲の魅力がまだ入りきれていないのが正直なところだ。
きっとハルジオン~のように少し時間が経過して、橋本さんが卒業する前後にすごく大きな曲になっていくのだろう。