息子の大学進学が決まり、いよいよ息子専用のガジェットを選ぶ時期になった。
パソコンにするか、iPadにするか、いろいろ議論があった。今までなら、論文は大学内で貸与されるパソコン、普段の授業はタブレットでよかったかもしれない。しかし、昨年からの新型コロナウィルス感染症拡大の影響で、大学はキャンパス内入場禁止となってオンライン授業が強いられ、今後、コロナ禍が収束したとしてもオンライン授業の機会は圧倒的に増えていくことが予想され、ガジェットも再検討することになった。
自分も勤務先で内外の打ち合わせでWEB会議(ZOOMやCALLING)の機会が増えた。その際に問題になるのが、画像(動画)と音声が安定して発信受信できるかどうか。特に端末の性能・筐体構成、置かれている環境により、音声に雑音が入るケースを経験した。つまりガジェットはオンライン授業(会議)を考慮した構成になっていることが第一となった。これは息子の貴重な意見でもあり、私も言われてなるほどと相槌を打った。
私のようなガジェット好きは、デザインやスペックばかりに興味が行きがちだが、息子はしっかりユーザーとしての視点をもっていることがちょっと嬉しく感じた。
合格した大学の生協からは、PanasonicのLet'sNoteの特別頒布のお知らせがきた。主要スペックは最新世代または第10世代のCore i5でSSD256GB、RAMは8GBといったもの。Let'sNoteシリーズなら軽量かつ堅牢にて、大学で持ち歩くには確かに向いている。
しかし、堅牢さのための背面のリブが厚くて決して薄くはないのが、唯一の短所。息子もそこは気になったらしく、又、オンライン授業対応の説明がカタログになかったことから、候補から除外。
そこでサポートが期待される国内ブランドのNEC、富士通、dynabookから1kg未満のものを並べてみた。LAVIE PM550、FMV UH、dynabook G6の3機種。いずれも800~900g台と軽量さは優秀。CPUもCore i5の第11世代と横並び。しかしその中で、スペックとして飛びぬけていたのがLAVIE。バッテリー性能はカタログスペックで唯一24時間というロングライフだったのだ。つまりそれなりの容量のバッテリーを積みながら、他社と同等の重量に抑えたという点で、私も驚いた。
そしてカタログでは唯一、オンライン会議(授業)への音声面で雑音低下や残響抑制といった音声面で総合的なシステム対応を謳っている点も他社にはないものだった。
価格コムでは購入当時で最安値は165,000円前後、量販店では200,000円のプラスタグ。本人の希望もあり、実機をしっかり確かめて購入したいという意向を尊重して、量販店で購入。メーカー保証延長(3年)も付けたが、当該量販店の学割キャンペーンで若干値引きとなった。
まだ1月に出たばかりのモデルにて、SSDは512GBと生協PCの倍のストレージになったのはありがたい。
購入した翌日に、私が付き添って初期設定と回復ディスクの作成を行った。まだ再起動の速さしかみていないが、2017年モデルであるCore i3のA4サイズのdynabook(RAM4GB)よりは確実に速そうだ。
正直MacのM1ノートも考えたが、おそらく就職すればWindowsPCと付き合うことになるだろうし、少なくともワード・エクセルは使うことになるだろうから、Windowsのノートというのが結論になった。聞けばM1Macもマルウェアの標的になっているとも聞くし、性能の良さは聞き及んでいるもののすぐに飛びつくのはガジェット通のYouTuberに任せて、その情報を分析してからでも遅くはないだろう。
YouTubeやWEBブラウジングくらいしかできないが、息子の許可が取れ次第、LAVIE PM550/BZL2のハンドリングレビューをお届けしたいと考えている。