エセミニマリストの戯言に少々お付き合いいただきたい。
①写真(プリントやネガフィルム)、②給与明細や過去の勤務先関係の書類、③子供の創作物や記念もの、この辺が2階の納戸のスペースを占めていて、なかなか整理(処分)する判断、というか思いきりがつかないでいる。
写真は時間はかかるが、プリント写真自体は手持ちの複合機でスキャンしてデジタル化できる算段はついた。しかし、ネガフィルムについてはやはり専用のフィルムスキャナーが欲しいところだが、安くても3万円弱はかかってしまう。プリント写真ができているネガフィルムはもうスキャンせずに廃棄してしまうことも選択肢かもしれない。
給与明細やらは、これはもう割り切りなのだろう。年金収入が確定すれば給与明細の必要性もないし、定年~再雇用となれば余計な資料も見返すことは減るだろう。ここは定年まで一時保管しておいて、一気に処分することを検討しよう。
そして、子供の思い出品。これもよく写真に撮影しておいて、現物は処分するという手法が整理整頓の文献でよく紹介されているが、まあその通りだろう。額に入れて飾れるものはちゃんと表に出して、飾れないものは写真=デジタルデータ化して処分していく。
こうした「処分」も個人情報満載なので、シュレッダーすべきものを分別して整理していくのでまだまだ時間がかかりそうだ。
さて昨年から模様替えと家具の配置改善を続けている1階リビングと続きの和室では、以前あった高さ180~190センチクラスの書棚とハンガーラック4つのうち、3つを処分。2つの書棚は高さ80センチに自分でカット(笑)してお手軽にリメイクし引き続き利用している。
棚を低くしてみると、視界に入る壁の面積が増える。そうするとリビング全体がかなり広く見えるようになった。背の高い棚が思った以上に圧迫感を常に与えていたのだと気づかされた。また防災面でも書棚が倒れるリスクを低減させることができている。背の高い家具はたしかに空間の利用効率は高いが、そこに何を置かなければならないのかを考えると、やはりモノを減らすことを先に考えるべきなのだ。
リビングには、過去何回が記事にしている無印良品の「リビングでダイニングでもつかえる」シリーズの130センチ幅のテーブルとシングルソファ2脚とシングルベンチ1脚を置いている。書棚を整理したことで、テーブル周りの動線が確保できるようになり、非常にスッキリした感じになった。
今の課題は最近のオミクロン株の感染拡大もあって、テーブルをL字型に展開して、家族3人が「向かい合わない」ような配置にすること。ただ、同じシリーズは60センチの高さの短めのテーブルがラインナップされておらず、無印以外でもなかなか60センチ高のテーブルを探してみたが、これといったものが見つからない。
そこで、現在PCデスクとして利用している無印良品の「折りたたみテーブル(パイン材)」70センチ高をもう一つ購入して、足を10センチカットしてみるという案が浮上している。
この折りたたみテーブルは、無印では常時使用は控えるようにカタログや取説には謳っているが、折りたたみとは思えないくらいしっかりしていて、少しも緩みがないのだ。高さや奥行もコンパクトでPCデスクにはちょうど良い。これをメインテーブルの60センチ高に合わせてしまおうという案も悪くはない。価格も6,000円弱で家計の負担も少ないし、あとはしっかり正確に足をカットできるか否かだ。
書棚をカットするときは下部を残して、上段部分をカットしたので、棚としての水平はちゃんと保つことができたが、今回はテーブルの脚そのものをカットするので、カットラインを正確にミリ単位で計測する必要がある。切り落とす長さを短めにして、やすりで削りながら天板の水平を出していくように慎重に作業しなければならないだろう。
それからもう1か所、2階の踊り場に80センチ幅で高さ1メートルくらいの古いタンスが鎮座している。その中には2階で使う衣類やタオル関係が入っているのだが、リビングの書棚をリメイクした約83センチ高(幅は86センチ、奥行き25センチ)のラックに置き換えて、タンスは処分することを考えている。おそらくリビング同様に踊り場もかなりスッキリさせられるだろう。
できるかぎりお金をかけずに、生活しやすい環境に変えていく。まだまだその端緒に立ったばかりである。