我が家では、アメリカでの産業スパイ疑惑ですっかりスパイ企業として認識されてしまったHUAWEI。
カミさんと息子のスマホ買換えの際は、選択肢に入れられないことが確定してしまった。
その上、最新機種ではとうとうGoogleの主だったアプリサービスが打ち切られ、今後の雲行きが怪しくなってしまっているが、ハードウェアとしては相変わらずコストパフォーマンスが高いメーカーであることは確か。
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2018年10月に購入して、ワイモバイルSIMで繋いでいる、Mate 10 Lite。
約1年半使い続けてきての使用感を改めて報告したい。
この端末の心臓部CPUはHUAWEIオリジナルのKirin659のオクタコアでAuTuTuのスコアでは約114000ポイントと、GalaxyA5、A20、またヒットした同じHUAWEIのP20Liteと同格。
エントリーモデルの上位といったポジションだろう。
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画面は5.9インチと大きめで、最近流行りの縦に長いスタイル。
カメラは2眼レンズでアウト1600万画素、イン1300万画素で、ソニーのXperia X Performanceと比べると鮮やかさを押さえて、肉眼に近い自然な色調がベースで、私のような素人には一眼レフのサブカメラとして十分使える性能を持っている。
バッテリーは1年半たっても、ちゃんと充電していれば1日は持っており、ソニーのバッテリーよりも耐久性は高かった。
弱点は3つ。
まずセンサー系でジャイロセンサーが省略されており、一部のソフトが使えないケースがあること、WiFiが2.4GHzのみの対応であること、外部端子がUSB-MINIと古いところだろう。
これはコストの兼ね合いで敢えてやや古いスペックを採用している。
その代わりに整えたのが、メモリ。
購入した時期はRAM3GB、ROM32GBがメインストリームだったが、Mate10LiteはRAM4GB、ROM64GBとメモリスペックを奢っているのだ。
CPUはそこそこでも、RAMに余裕が有る為に処理速度や動作に不安を覚えることがない。
実際、Mateを選んだのもこのメモリスペックが決め手だった。
その読みは当たっていて、容量に余裕があるからこそ安心して使い倒せる、と言ったらいいのだろうか、様々なアプリを試しにインストールしてみるといったことも余裕だし、動画再生などもメモリ不足を感じたことは一度もないし、更にSDで32GBを指してあるから撮影も静止画、動画もどんどん行けるしで、自分のスマホの使い方と端末の性能がマッチしているのだと思う。
この端末の良さはその性能のバランスが良さだ。
特別なスペックは無い代わりにほどほどのレベルで破綻なく性能を揃え、電池とメモリに余裕を持たせて、安心感を持たせている。
欲をいえば、もうワンランクだけCPUを速くしたい点もあるが、今の性能でも十分使えている。
多分、ロープライス端末でのコストの掛け方がHUAWEIは上手なのだろう。
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実は、息子の塾で動画視聴に使うために、まだスパイ疑惑が出る前の時期にMediaPadM3Lite10wpのタブレットも購入している。
このタブレットは、実はMateと同じCPUでRAMは3GB、ROMは32GBとスペックは低くなるが、スマホと違いタブレットは基本、手元でコンテンツを視聴するのがメインの使い方だから、特に問題なし。
液晶画面は普通に美しく、YouTubeの視聴は安定。
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薄い筐体ながら4スピーカー仕様になっており、音はなかなかの広がりで聴ける。
これという特徴は無いが、防水防塵仕様で、電池容量も6,500mAh超えでとにかく使いやすい。
唯一、せっかくのフルセグテレビ視聴機能がアンテナ機能の脆弱でよほどの強電界地域でないと使えないくらい。
タブレットでも使いやすさを考えた仕様になっているようだ。
<2020/5/3加筆>
緊急事態。
本体を落としたショックの後遺症なのか、原因不明だが、液晶画面の左角から左辺の真ん中までのフレームと液晶ガラスの接着面が剥離した。
まだ継続使用は可能だが、本体の中から液晶のバックライトが漏れている、、、心許なさは否めない。
故障安心パックライト(ワイモバイルSIMコースオプション)では、7,500円で新しい端末(指定候補にはHUAWEIのP20Lite,P30Liteが入っている。
30LiteまではGoogleサービスがまだ対象になっているはずなので、これに交換する手はあるが、その7,500円が出てこない。
どうしよう。