Afternoon Avenue 25 (by hide_boo)

Perfumeと乃木坂46、IZ*ONEなどのアイドルやクルマやバイク、好きなものついて、だらだら綴ります。

遠野まつり / 岩手県遠野市

2014-01-24 00:13:30 | Weblog

岩手県遠野市、云わずと知れた柳田國夫の「遠野物語」に集められた幻想的な民話のふるさとの地だ。社会人になって初めてのボーナスで250CCのバイクを買って、ソロツーリングで北海道に渡り、その帰り八戸から実家のある横浜まで自走して帰る途中の中継地(宿泊地)として1989年に訪れたのが最初だ。

 

ツーリング雑誌「アウトライダー」に掲載されていた遠野市街の花が咲き乱れる川沿いの道を走るバイクの写真の印象が強く、一度訪れてみたいと思い、本来なら仙台か福島あたりで一泊すべきところを八戸から見て手前となる遠野の福山荘(旅館さんです)に宿をとった。小雨模様の天気だったが、河童渕やでんでら野、山口の水車小屋を見て回った。

 

失礼な話だが、その当時はまだ博物館もできたばかりで、まだまだ今のような観光施設がなかった頃。遠野自体、特別な産業や名物、名所があったわけではない。けれど、遠野物語に編纂された昔話・民話を少しでも知っていると、遠野市街のいたるところにその舞台となった地がほとんど手つかずで残っていて、幻想的なストーリーが多いその世界にどっぷり浸ることができるのだ。姥捨て伝説の残るでんでら野で、そぼ降る雨の中でしばらく立ち尽くしていると、圧倒的な寂寥感を抱き、そして少し時間が経つと誰もいない荒野なのに、草むらのあちこちに目に見えない気配を感じる。人非ざるもの、妖怪だの妖精だのという言葉は使いたくないが、そのようなものがこの地には「いる」と感じさせる何かがあるのだ。

 

名所、旧跡、絶景を求めるだけの旅なら、遠野はおそらくただの通過点になってしまうだろう。でも、遠野物語に魅了された者、田舎の原風景を求めたい者にとっては、その雰囲気を存分に味わえることは間違いない。旅する者の気持ち一つで風景が変わる、そういう土地なのだ。

 

毎年9月に遠野まつりが開催される。東北にはたくさんの祭りがあるが、たくさんの見物客に溢れて、思うように楽しむには工夫が必要になる。だが、遠野まつりはバラエティーに富んだたくさんの郷土芸能が観ることのできる素晴らしいパレードがあるが、ほどほどの賑わいで観覧しやすく、撮影もやりやすい。踊り手は市内の小中学生が中心だが、なかには3歳くらいの可愛い踊り手もいて、撮影が楽しいのだ。

 

郷土芸能は南部ばやし、獅子踊り、さんさ踊りなどに分かれるが、更にそれぞれの踊りで、町や集落ごとに衣装や振付が異なり、その多様性が面白い。

 

9月15日前後の週にはまつりと相前後して、またはまつりと重ねて、遠野八幡宮で流鏑馬が行われる。3頭立てで矢が放たれるが、見届け役にはやはり市内の中学生が頑張ってくれている。馬場と観覧席が近いので、迫力のある写真が撮れる。こちらは写真ファンが多く、撮影場所の確保はちと大変だ。

 

震災の折、遠野市は内陸にあって被害は少なかったが、被害に遭った海沿いの地域の方の避難受け入れに奔走されたと聴く。何度も遊びに行っていながら、何も支援のしの字もできなかったことが今も心苦しい。

 

昨年は連続テレビ小説「あまちゃん」の大ヒットで、同じ岩手県の久慈市がクローズアップされたが、遠野も民話のテーマばかりでなく、民話に登場するキャラクターと市井の人々の生活をリンクさせた喜劇ができそうな気がするのだ。観光スポットばかりでない、遠野の愛すべき田舎町の風情をドラマで見てみたい。

 

 


MARCH 12G / NISSAN

2014-01-19 22:03:37 | Weblog

久しぶりにマイカーについて書く。夏に「クルマのはなし」として以前にもマーチについて書いているのだが、購入してからちょうど1年を経過したこともあり、もう一度現在の愛車を掘り下げてみたいと思う。

 

一昨年購入したときにはまだ「現行」と言えたのだが、昨年マイナーチェンジがあり、フロントマスクがリニューアルされて早くも前期型と呼ばざるを得なくなった。まあ、中古で買うものの宿命。型遅れを気にしていたら乗ってられないし。

 

2012年12月に購入したマーチは、色はシャンパーニュゴールド、グレードは12G。走行距離は5000kmちょっと。当時は12Gグレードの出回りが少なく、とにかく掘り出し物がでるまでかなり粘って購入している。現行のマーチはこのグレード以外、後席のバックレストが一体可倒式になってしまい、スペースユーティリティが極端に悪くなる。3人家族である我が家では後席の片方を倒して荷物を詰め込むケースが多いので、買うならこのグレードしかなかったのだ。家族会議でマイカー購入を決めてからも3カ月以上、中古車サイトを毎日検索し続けて、ようやく見つけ出した。すぐに実車をディーラーに見に行ったところ、ボディや内装のキズが非常に少なく、ホイール周りもきれいなまさに掘り出し物で、カーナビもメモリータイプ且つDVD、CD、ワンセグテレビにiPod接続ケーブル付き、オートライト、フルオートエアコン、そしてバックドアモニタを特別につけてもらい、高年式なのに諸経費込で100万円を切った価格にすぐさま飛びついた(笑)。

 

マーチにこだわったのは、自宅の駐車場が狭く、本来なら軽自動車推奨レベルなのだが、全長4m以下ならなんとか道路にはみださずに止められる為。また接続する道路も幅5m弱と決して広くない為、小回り性能の良さも重要だった。じゃあ軽でいいのにとも思ったが、中古車市場では、軽も普通車コンパクトも価格相場は対して変わらない。もちろん維持費の差は大きいが、ボディ強度はどうしても軽に不安が残る。軽自動車も衝突テストなどでは普通車と変わらない性能に底上げされてきており、ある意味盲信といわれてもしかたないのだが、今まで目撃した交通事故現場での軽自動車の壊れかたがやはり普通車より激しい印象をもっているからだ。

 

だけど、普通車だからといってそんな大きいサイズは買えない。駐車場の問題もあれば、カミさんも運転することも大きい。買い替えの検討をはじめたとき、候補として、スズキのスイフト、ホンダのフィット、マツダのデミオがマーチの対抗馬となった。「走り」ではスイフト、室内の広さでフィット、デザインでデミオ、運転のしやすさでマーチという評価になり、最後の最後で運転のしやすさという点でマーチを選択したのだ。

 

色については、正直、ナイトベールパープル(濃紫)かバーニングレッドが希望だったのだが、ゴールドも自宅周辺ではあまりみかけず、ご近所でも同系の色のクルマを見ないので、今はこの色で良かったと思っている。

 

愛車だからこそ、まずはネガな部分から、書いていく。

 

機能面ではライバル車がそれぞれ一芸に秀でているのに対して、マーチはすべてが中庸または中庸より少々下回っているという印象。

 

足回りは、1年間街乗り限定で使ってきた限りにおいてだが、先代マーチよりもしっかりしてはいる。先代はちょっとしたタイトコーナーでは重心がかかる外側の前輪が踏ん張らず、タイヤごと底付きするんじゃないかというくらい、柔らかかった。現行は新興国の荒れた路面で簡単に壊れないよう堅牢性は考えているんだろう。でも、しっかりしているというだけで、スバルのインプレッサに感じたような品質の高い乗り心地をのぞむべくもない。しっかりはしている、でもしなやかさに欠け、つっぱらかっているだけ、みたいな印象がある。まだ高速道路でのロングドライブをする機会がないので、高速走行性能についてはまた後日記すが、ライバルの中でスイフトには大きく離されているだろう。

 

キャビンやラゲッジスペースは、先代マーチに比べてルーフが水平方向に伸びて、バックドアの角度が立ち上がったことから、後席の頭上空間が広がり、ラゲッジスペースも空間が長方形になったことで荷物の収まりが非常に良くなった。しかし、全長ホイールベースとも上回るフィットはマーチに比べたら広大と云って良い。

 

デザインは先代マーチがフォルムはフォルクスワーゲン・ビートルに近いものながら、バックドアを丸く、特徴的な形に仕上げ、フロントマスクもカエルっぽいファニーな意匠で、個性があり、デザインで選んだと堂々と云える車だった。それに対して現行はキャビンスペースを少しでも広げようとした結果、凡庸なデザインになってしまい、自動車専門誌各誌でも評価は低い。これに対して、マツダ・デミオはカッコ良い。13スカイアクティブのディーラー試乗と13Cのレンタカーを借りたことがあるのだが、まあ、国産のコンパクトカーの中では一番デザインが良いと思う。以前はプジョーの206がコンパクトカーでは1番とおもっていたが、207で肥大化したのに対して、デミオはダウンサイジングして全高を低くして、スポーティーなデザインになっている。当然、後席はウインドウも小さく、Cピラーが寝ているので、開放感はないのだが、それでも実用性に欠けるというほではないし、ラゲッジも奥行きが結構あって、いままでマーチで詰め込めた量ならまったく問題が無い。

 

そして品質面。現行マーチが発表された時は、タイ工場製の逆輸入車になったことが話題となった。品質が国内生産であった先代マーチよりも劣るのではないか、そんな懸念があったのは確かで、実際現物を見ると、たとえばホイールハウスの内側やガソリンタンクキャップの内側の仕上げなどは、あきらかに先代のK12マーチよりもコストダウンされていたし、ボディの各部品の見切り線の合わせの精密さに欠けるなど、タイ工場製となった面の影響は出ているように感じた。だが、そのあたりはよく考えるとタイ工場のレベルの問題ではなく、日産の商品企画が「その程度」で良いとしてしまったことの影響が大きい気がしている。価格を下げるためのコストカットが”おざなり”というか、わかりやすすぎるのだ。先代のK12マーチと比べてでさえ、ここをコストカットしてるのだなと素人でもわかってしまう。いまや軽自動車の品質も強烈に上がってきているというのに、普通車クラスのマーチがそれで良いのか、と。

 

ここまでネガなことを書いておいて、なんでマーチなのか、ということになるのだが、逆に平凡かつ中庸であること、運転席周りがシンプルで先代マーチから乗り換えても、操作に迷いが生じない、細いタイヤのおかげで小回りが利き、駐車場の入れやすい、といった運転のしやすさ、インターフェイスの良さが私やカミさんに合っているのが一番大きな理由だろう。

 

スイフトはタイヤサイズが太いために、最小回転半径がマーチより50センチ前後大きくなる。ドライバーにとって運転技術が低ければ低いほど、ほんの数センチの長さ、幅の違いは影響が大きい。そこで50センチもの差異は選ぶ理由になる。フィットはマーチよりも全長が20センチ、幅も数センチ大きく、駐車場にはギリギリのサイズ。デミオに比べればデザインが凡庸な分、後席に若干のゆとりがある。走り屋には取るに足らないことが、我が家では非常に重要なファクターになっているのだ。

 

デザインの面では私の嗜好だが、ヘッドライトやグリル周りが超マイルドなアストンマーチンっぽいところ、またボディサイドドアハンドル部分を丸くもちあげてライトからリヤランプにかけてキャラクターラインを作っている部分など結構好きだったりする。また、フォルムとしてキャビンとエンジンベイ部分の長さのバランスが良く、2ボックス車らしい形が気に入っている。

 

街乗りでは、アイドリングストップが燃費と静粛性に大きく貢献している。1年間で4リットルのガソリンを節約したし、交差点でエンジンがとまっている時間の静けさは今まで体験したことのないものだった。トランスミッションはCVT。昔、先々代のマーチでCVTを体験したことがあるが、いまやオートマとおなじようなクリープ機能がついて、運転はしやすい。多少、極低速域でギクシャクすることはあるが、普通に操作していれば気になることもない。3気筒1200CCのエンジンは、先代の4気筒1400CCのエンジンと低速トルクに限って言えば、まったく遜色ない力強さがあり、エンジンのダウンサイジングも成功しているように思う。もちろん排気量が違うので高速道路での余裕については、また確認してみたいが、追い越し加速150km/h近く出すというのでなければ、十分なパワーを持っている。

 

それから、装備面ではカーテンエアバッグやオートライト(コンライト)、欲しかった外気温表示、フルオートエアコンがつき、カーナビもテレビ、iPod対応、DVD+CD(MP3対応)、SDカードオーディオ対応ともはや後付けで欲しいのは、フォグランプくらいで、丼でいえば全部載せ状態だ。昔はカーナビやオーディオなど後付けを一生懸命付けていたが、まあこれだけついて、100万円もしないのだから、十分お買い得なクルマだ。

 

足周りに物言いをつけるとなると、まあ、ベーシックカーという性格からそんなに高いダンパーなどは使えないのだろうが、フロントだけでもスタビライザーを入れてほしかった。軽量化の言い訳もあるだろうし、シャシーをシンプルに設計し、ダンパーの取り付けもシンプルにして、しっかり組みつけて強度は出ているという諸誌の解説もあったが、そんなに重量物ではないロッドを追加するだけで、フロントのしっかり感がでるのであれば、スタビは欲しい。先代も軽量化を言い訳に初期モデルはつけなかったが、結局、マイナーチェンジで追加されている。

 

内装はアイボリー基調で非常に明るく、家族にも好評だ。ただ先代マーチに比べて、運転席まわりにトレイの類がまったくなくなってしまい、コインや携帯置き場がなくなってしまった。センターコンソールに置けばいいというのもあるし、コインについては車上荒らし防止ということもあるかもしれないが、先代にあったものがなくなってしまうというのは、やっぱり改悪と言わざるを得ない。

 

実用燃費はエアコンをいつもフルに利用し、ほとんど高速に乗ることなく、市街地買い物クルマとして利用しているので、購入して1年間の平均燃費は11.3km/Lほど。距離が伸びていないため、マーチ本来の実力を出せるケースになっていないのは確かで、JC08基準で22.6km/Lの諸元であり、本来は15km/L前後まで伸びるポテンシャルは持っている。先代マーチが1400とはいえ、コンパクトカーなのに10km/Lに届いていなかったことを考えれば、確実に燃費は伸びているので、エコ買い換えにはなっている。同じ使い方で、ガソリンスタンドに行くスパンが確実に広がっているのは結構家計に貢献している。

 

バッテリーはアイドリングストップ対応の大きいサイズを積んでいるが、距離が伸びない我が家の使い方では早くも電圧低下の危機に陥っている。普段使っていなくても、電子機器の待機電力で使用されているのは家電と一緒らしい。ときどきアイドリングストップオフで、ドライブしてやる必要がありそうだ。

 

おそらく今後5年から10年は確実に付き合っていく相棒なので、綺麗に大事に使ってやりたい。あんまり金はかけられないが、カミさんの財布のヒモがゆるくなる車検時にバッテリーやボディコーティングはメンテしてやりたいと思う。マーチよよろしく。

 

蛇足ながら、、、、

クルマというのは、つくづく買った時のライフスタイルを如実に体現している。趣味でクルマを買える方々はともかく、生活に必要な1台を買う身にとっては、その時の環境、収入、家族構成等々がもろにくる。独身のとき、バイクツーリングとスノーボード三昧だったころは、インプレッサスポーツワゴン。結婚してすぐのときは、趣味と生活を両立させようと、フォレスター。子供ができて、カミさんが運転するようになると、ダウンサイジングしてマーチになり、家を買って駐車場が狭いが為にまたマーチになった。

駐車スペースは狭いながら、庭が無い分もう1台止められるので、軽自動車で趣味クルマもいいかもしれない。ホンダS660やコペンの新型、ついこの間出たハスラーなんかも、ミニFJみたいで面白い。でも、まだまだマーチをすべて分かったわけではないので、高速道路や山岳路に連れ出して、そのポテンシャルを測ってみたい。

 

 

 

 


REBECCA 4~Maybe Tomorrow / REBECCA

2014-01-17 00:17:56 | Weblog

1985年11月に発売されたレベッカ4作目のアルバム。前3作は6曲収録のミニアルバムであり、初のフルアルバムとなる。

シングル「ラブイズCash」が気に入り、ミニアルバム3作を散々聴きまくって、新作を渇望していた所にリリースされたので、まさにヘビーローテーションとなった。ジャケットはちょっとやっつけぽいけれど、、、



1曲目の「Hot Spice」はサビだけボーカルを載せ、インストパートが長いダンサブルなナンバーだが、これがファンキーで、ノセられしまう。「ラブイズCash」のノリでポップロックな「76th Star」「ガールズブラボー!」、NOKKOのボーカルを目いっぱいフィーチャーしたタイトル曲でバラード「Maybe Tomorrow」、結構ストレートなラブソング「Cotton Time」、そしてシングルで大ヒットした「フレンズ」とまるでファーストアルバムのように出し惜しみなく、いい曲が目白押しだ。

 

作曲はキーボードの土橋安騎夫がほぼ全曲書いている。歌詞の世界観を含めて、ミニアルバム3作の時代はタイトでストレートなロックが多かったが、このアルバムではアレンジはロック色を強く残しているが、聴きやすいポップな方向に舵が切られていて、最大限NOKKOのボーカルを生かすプロデュースがされているように感じる。最近のJ-POPのように気軽にカラオケで歌えるほどNOKKOのボーカルは甘くは無い。このアルバムに限って言えば、ポップさの中にNOKKOの歌声の激しさ、ひたむきさが同居しているからこそ、当時の私は四六時中レベッカを聴いていたのだ。

 

蛇足だが、この後のアルバム「TIME」に収録されている、「LONELY BUTTERFLY」、プリンセス・プリンセスの「ふたりが終わる時」、谷村有美の「最後のKISS」の3曲は詞のシチュエーションが似通っていて、いずれも涙を誘う名曲で、並べてWALKMANで聴いたりしている。


あまちゃん第157回「おら、紅白でるど」_Review / NHK

2014-01-06 01:10:38 | Weblog

紅白のステージを御座敷列車に、、本編では未来形になったユイちゃんのデビューの実現、、ファンが望んでいた”その後”の天野アキたちの姿をギュギュギュっと凝縮した第157回となった。

 

太巻さん、ミズタク、忠兵衛さん他、残念ながらフルメンバーとはいかなかったが、ほぼリアスにたむろするレギュラーメンバーを大晦日に揃えてくれたのが嬉しい。WEBサイトのニュースで知ったが、ほぼ15分になるよう構成されていたそうで、なるほど本編と変わらない充実感があった。

 

ユイちゃんがスナック梨明日からNHKホールに向かうのに、タイトルバックで鉄拳のパラパラマンガでタクシーを夜空に飛ばして渋谷区神南まで送り届けるファンタジーな展開だったが、本編でも正宗さんが鈴鹿ひろ美リサイタルの日、朝8時頃の北三陸の話題のニュースを見て東京を出発し、御昼過ぎと思われるリサイタルの前に北三陸に到着しているというミラクルを起こしている。自分の経験では、クルマで普通に制限速度を守れば久慈市まで4時間ではとても到着できない、はずだけど、こういった演出もありか、と勝手に納得。

 

前回の投稿で足立ユイ役の橋本 愛のステージ度胸に感心したことを書いたが、聴きなおしても、やや不安定な音程ながら臆することなく、堂々と歌いきり、演じきった姿はやはりさすがだ。 2番を歌った春子さんの方が逆に緊張の色を隠せなかったほどだ。 天野アキとの潮騒のメモリーズは御座敷列車にステージを変えた。そして春子さんの登場時はNHKホールに歓声があがり、まるでリアスで初めて歌ったシーンを思い出す。そしてもうワンコーラス追加して、鈴鹿ひろ美が登場し、ストリングスバージョン(バラードバージョン?)で今度はステージが海女カフェへと変わる。衣装も本編と同じ着物。少々緊張の色はあったものの、相変わらずたからかに歌い上げる貫禄を見せた。

 

GMTスペシャルユニットは、GMT5から入間しおり、遠藤真奈、喜屋武エレンが参加し、本編では脱退した宮下アユミが年齢制限で出られなかった小野寺薫子とベロニカの穴を埋めてくれた。これに曲のレコーディング時にはほんとにシャドーだった、成田りなとベイビーレイズ、そしてアメ女センター有馬めぐが加わり、カラオケではなくあまちゃんバンドの伴奏で「暦の上ではディセンバー」はまさにライブバージョンになった。音楽の大友さんのインタビューによれば、レコーディング時には最低限のボーカルの音程調整は機械で行ったらしいのだが、紅白では11人が生声で思いっきりたたみかけるような勢いを聴けたのが良かった。

 

地元に帰ろうでは、サビ+サンバパートにしてフィナーレらしいアレンジが為され、さいたま!徳島!佐賀!沖縄!岩手!!の合いの手を入れるというこれまた素晴らしい構成。岩手!!とユイとアキが叫ぶ場面は本編からずっと引きずっていたユイちゃんの思いが昇華したようで、感動を覚えた。 「私、東京には行きません。」「ここでやっていきます、アキちゃんと、水口さんといっしょに潮騒のメモリーズで。」「東京も北三陸も私に言わせれば日本なんで、お構いねぐ。」「もうね、ずっとやっていきます私たち。おばあちゃんになってもずっと潮騒のメモリーズです!(アキも「です!」)」第151回で初めて太巻さんに会ったユイちゃんのセリフ。そこから最終回を経て、ついに本物の紅白のステージに立ち、そして「岩手!!」とアキと一緒に叫ぶ姿にカタルシスをおぼえてしまうのは入れ込み過ぎだろうか(笑)

 

地元に帰ろうでは、リアスメンバーもNHKホールのステージに勢ぞろいしてカーテンコール状態。そして聴き耳をたてると、北三陸の越路吹雪こと弥生さんの歌声が頼りないGMTのボーカルに一人ですごい厚みを与えていたのが、凄くて、笑えてしまった。すごいぞ弥生さん。最後までヒビキ落ちで小ネタを使ってくるのがクドカンらしい。

 

さて、紅白を使って真の最終回を成立させたという記事を読んで、実際その通りだなとも思ったが、同時にあまちゃん続編の可能性がかなり低くなってしまうのかなという寂しさも感じた。前回、自分で大人になった天野アキが想像できないなどと書いたが、やはり見たい。リアスでの大人の顔した幼稚園児の大騒ぎを見たいのだ。鈴鹿ひろ美と春子さんの二人三脚の芸能活動も見てみたい。北三陸を拠点に再始動した潮騒のメモリーズ、勢いに陰りの見えたGMTのその後、夏ばっぱ引退後の海女クラブ、お父上が北三陸市長となったストーブさんの観光協会での出世等々、限りが無い。

 

唯一の救いは今年実際に三陸鉄道の北リアス線が、全線開通する予定になっていること。これを機に本当に東京まで線路がつながった「きたてつ」と北三陸を舞台に、春子の里帰りや、アキ、ユイ、ミズタクのスリージェイ北三陸支社の活動やライバルの登場とか、いろいろエピソードはできそうな気がするので、そこに一縷の望みをつないでいる。連ドラは無理でも、2時間半くらいで前後篇、15分インターバルでギュギュっと連ドラのリズムで製作してけろ。。。


子安神社 / 東京都八王子市

2014-01-02 12:37:54 | Weblog

2014年も八王子の子安神社に初詣で参拝してきた。基本安産子育てにご利益がある神社だが、長男が生まれるときに参拝してから毎年いくようにしている。昨日の元旦は天気も良く温かかったことから、珍しく参拝客の行列が道路を経由して、となりの公園内まで延びていた。

 

さて、昨年の7月から「自分のすきなものについて書きたい」というテーマで、音楽(アルバム)、クルマ、バイク、カメラなどについて好き勝手に書かせてもらってきた。基本、知識も無いので、ただただ見たもの、聴いたもの、使ったものの実感と要望をだらだら記している。ちょうどブログを始めたころに、連続テレビ小説「あまちゃん」にハマり、最終回であまロスに陥り、総集編に文句をつけ、あまちゃん祭りと紅白特別編第157回に狂喜し、と大変楽しませてもらった。ドラマや派生の番組を取りだめたブルーレイディスクがどんどん貯まってしまい、あまちゃん専用のメディアアルバムを作ってしまった。

 

あまちゃんについては、本編、総集編や音楽会が放映されるたびにブログに書かせていただいたが、30日のあまちゃん祭りと31日の紅白特別編記事でなんと300人近い方に読んでいただいた。普段せいぜい日に50人も来ていただければ、多くの方に読んでいただいていると喜んでいた身には驚きの数字。

 

それだけあまちゃんファンの方たちがいろいろなブログ記事を読んで、あまちゃんの素晴らしさ、愛しい思いを共有したいのだ、ということに気づかされた。駄文の積み重ねで、わかりづらい表現も多々ある中、読んでいただいて感謝しております。

 

今年も「あまちゃん」のような作品に巡り合いたいものだ。。。本年もよろしくお願い申し上げます。


あまちゃん第157回「おら、紅白出るど」(紅白歌合戦) / NHK

2014-01-01 00:27:46 | Weblog

12月31日、大瀧詠一の訃報に打ちひしがれていた気持ちを一気に上げてくれた紅白のあまちゃん特別編。クドカンが脚本を書き下ろして、フリートークに不安のあった(私見です)能年怜奈をあまちゃんの世界に引き戻し、天野アキを演じさせて紅白の緊張の舞台を乗り切らせてくれた。

 

前半のLIVEらしい大吉さんのセリフ飛びもありながら、息のあったリアスとステージをつないだコント、なんとまめりんにベイビーレイズ、小野寺ちゃんとベロニカは外れながら、アユミさんが”復帰”したGMTのスペシャルなユニットで暦の上のディセンバー、「おら、紅白出るど」のサブタイトルで、ネタをとばされた鉄拳のパラパラマンガでユイちゃんをステージに運び、潮騒のメモリーが、潮騒のメモリーズ、天野春子(小泉今日子)、鈴鹿ひろ美(薬師丸ひろ子)の怒涛の3連コンボでヤマをつくり、そして地元に帰ろうを全員で歌ってフィナーレという素晴らしい構成と演出。

 

潮騒のメモリーについては、私の希望以上の演出になった。フルコーラス歌うにしては3組では少々尺が足りない。3組が同時に出て、歌い分けするのかと思いきや、春子さんと鈴鹿さんのキーを変えるために、敢えて春子キーで潮騒のメモリーズと春子さんを歌わせ、バージョン違い的な形で、キーを変えて鈴鹿さんにバトンタッチしてもうワンコーラス足すという素晴らしい形で十分3組のパフォーマンスを堪能させてもらった。アキが「2番はおらのママが歌います」といったとき、そして歌い終わったはずの春子さんがセリの方向に手を差し伸べ、鈴鹿ひろ美がせりあがってきたときのどよめきは、そのままNHKホールを海女カフェのステージへと変えてしまい、一気にステージと客席の距離を縮めてしまった。

 

びっくりしたのはめんこくてなまっていない方の足立ユイを演じる橋本 愛のステージ度胸。さすが女優というべきか、素にならずに最後まで歌いきった姿は驚きだ。30日のあまちゃん祭りといい、紅白特別編といい、ファンならこれを見たいという希望をほぼすべて叶えてくれたNHKスタッフとクドカンに心から感謝したい。

 

そして、能年怜奈もそれこそ紅白のマスコットガール的なポジションで最後まで出番の連続だったが、天野アキなりきりがよかったんだろう、あれだけ各バラエティでフリートークがヤバかったのに、紅白では立派に務めあげていたように思う。審査員席にクドカンと夏ばっぱがいて、ほぼ番組のフルメンバーが出演していたことが、彼女にとっては盤石のバックアップになっていたかもしれない。紅白のリアスでも、撮影終了から半年近くはたっているのに、変わらないテンションの芝居が見せられるキャスト陣はプロでもあり、あまちゃんへの愛も感じられて、いちファンとして嬉しくてたまらない。紅白が終わった後さらにあまロスが再発している。

 

さて、157回目をあまちゃん祭りにどうやってつなげて、ダビングすっぺ(嬉)