1995年ごろ発売されたパイオニアのCDプレーヤーというか、CDチェンジャー。25枚のCDを連続再生できる当時のジュークボックスマシン。音質的にあまりどうこういう機種ではないのだが、逆にいうと、アナログ接続で普通のコンポにつないでも特に問題を感じたことはなかった。基本イージーリスニング用プレーヤーとして購入したから、ヘッドホンで徹底的に1枚を聞き込むような使い方はしなかった分、音質にそれほどこだわってはいなかったのだが、逆に気になるような音を出すことがなかったとも言える。
そしてこのCDプレーヤーを飽くことなく使い続けているのは、当時としては珍しかった光デジタル端子を持っていたから。デジタルリンクできることで、PCスピーカーであるONKYO GD-X90にデジタル出力でき、スピーカー側の優れたアンプで問題なくCDを楽しむことができるのだ。今となっては、PCに音楽ファイルが詰め込むことが出来るようになり、デジタルオーディオプレイヤーの普及で、CDチェンジャーの必要性はなくなってしまったけれど、リビングや寝室などPCが無い環境では好きなCDを放り込んでおけば、いつでも好きな曲をエンドレスで流せるという機能がこのプレーヤーを長生きさせている。
このブログを書くにあたり、当該機種の画像データを探していたら、なんと私と同じようにONKYOのPCスピーカーに直接つなげている方がいらっしゃった。必要最小限の構成で、たくさんのCDを流すことが出来る、使えるCDプレーヤー。出番は減ってしまったけれど、今でも現役で動いています。パイオニアの製品ではいっときDATデッキなんかも使っていたから、パイオニアがオーディオ事業の大半から撤退してしまったのがとても残念。