Afternoon Avenue 25 (by hide_boo)

Perfumeと乃木坂46、IZ*ONEなどのアイドルやクルマやバイク、好きなものついて、だらだら綴ります。

大瀧詠一スクラップブック(レコードコレクターズ増刊) / ㈱ミュージックマガジン

2015-04-25 16:40:07 | Weblog

今年3月に発売された故・大瀧詠一さんや彼の作品についての記事、評論を総ざらいしたレコードコレクターズの増刊号。つい先日、近所の本屋で最後の一冊を見つけて、慌てて購入した。1620円はちょっと高かったが、今までレコードとCDでしか知らなかった「A LONG VACATION」の裏側、というかA to Zともいえる内容の濃さで、あまりのボリュームにまだ前半の2、3の記事しか読んでいない。そんなところでのレビュー。

 

「A LONG~」のCDに20周年版、30周年版のリマスターがあることは知っていたが、特に30周年版にオフ・ボーカル・トラック、つまり純粋なカラオケが入っていることをこの本で初めて知って、「EACH TIME」のリマスターと一緒に購入したくなっている。20周年はたしかにリードシンセが入っていて、アレンジの構成を聴きとるには邪魔だった。

 

記事の中では、冒頭に掲載されている能地 佑子さんの「とけない魔法がかけられた唯一無二の”歌謡曲”」の中で書かれていた「飽きない」の一言に激しく共感した。「A LONG VACATION」を初めて聴いたのはアナログLPで中学生の時だったが、それ以来、カセット、MD、DAT、CD、MP3とメディアは次々変わっても、かならずダビングして音楽プレーヤーの中に入れている。大瀧さんのやるせないボーカル、いろいろな仕掛けがされているらしいアレンジ、切ないメロディー、松本 隆さんの情景とモノローグの交錯した短編小説のような詞の世界、そうしたものが聴くたびに入れ替わり、立ち替わり、私の心を刺激してくれる。自分にとっては「音の楽園」なのかもしれない。

 

まだまだ他にも色々な記事があって、読むのがもったいないくらいで、じっくりと読み進めているが、これ、図書館で所蔵してほしいくらいの「資料」である。読むとすべてのCDをコレクションしたくなってきそうで恐ろしい。すくなくとも30周年版は買うぞっと。

 

PS

 

最近、乃木坂46の外仕事というのか、個人や何人かのメンバーがいろいろなメディアに露出していて、もはや追いつけなくなった。そんな中で、4月からフジではじまった水曜歌謡祭に白石麻衣と生田絵梨花が2週連続で出演している。この番組、とにかく歌のうまい(あたりまえか)プロが集まってコラボしていて、FNS歌謡祭や僕らの音楽の流れを組んでいる。その番組には、乃木坂46やAKB48がコラボメンバーとして出演しているのだが、やはり歌一筋の方々とのパフォーマンス力のギャップが大きくて、見ている側がハラハラしてしまった。

 

特に白石麻衣が参加した山口百恵の「PlayBackPart2」では、華原朋美、May-Jとのコラボは、少々厳しい出来だったかもしれない。白石麻衣は乃木坂の中では、素人から出発してボーカルもダンスもメンバーの中では成長してはいるのだが、あくまで乃木坂での話で、華原朋美から引き継ぐ箇所で、歌い始めの音程がふらついたときに華原朋美がおそらく失笑していたのが画面にうつっていた。もし自分が白石麻衣の立場であれば、これは相当に悔しい。いわば乃木坂の顔である白石麻衣としては、乃木坂はこの程度と思われるのではないかと絶対に思うはずなのだ。

 

乃木坂運営がこの歌番組に敢えて乃木坂46の中心メンバーを投入したのは、パフォーマンスのギャップを知りながらも、メンバーの成長を促す意向なのかと考えたが、それならもっと十分なボイストレーニングやレッスンを番組に参加する下準備として、時間を取るべきだ。先日エムオンで放送された1周年バースデーライブの中で、渋谷ブルースを白石麻衣と高山一実が生歌で披露していたのは実に見事で、しっかりリハーサルができれば、プレイバックパート2だって歌いこなせる実力が白石麻衣にはある。

 

翌週、SMAPの「夜空ノムコウ」を和田アキコさんとコラボしたときには、和田アキコさんがしっかり白石麻衣をフォローしてくれて、アイコンタクトでハーモニーパートをリードしてくれている素晴らしい場面があった。もちろんまだまだ歌唱の面では番組のレベルに追い付けないにせよ、こうした素晴らしい先輩とかかわることで成長してくれるかもしれない。もし、白石麻衣がこの番組をチャンスとして、歌唱力を生田絵梨花並みに伸ばすことができれば、ビジュアル・パフォーマンス両面で真に乃木坂の顔になる。ファンとしては、厳しいオーダーを頑張ってこなしてほしいと願うばかり。がんばれ!まいやん!

 


Out Rider / バイクブロス

2015-04-17 21:41:55 | Weblog

1986年に創刊されたバイクツーリング誌。ツーリング雑誌の草分けだと思うのだが、一度休刊し、季刊、隔月刊となって現在に至っている。出版元もミリオン出版、立風書房、学研、バイクブロスと渡り歩いた稀有な雑誌だ。

 

何より、写真が美しい。自分がバイクに乗りたいと思ったのも、岩手県遠野市、北海道へのツーリングを敢行したのも、すべてこのOutRiderに掲載された写真を見て、その風景の中を自分も走りたいと願ったことがきっかけになっている。

 

多少欠品はあるが、1987年から現在まで、購入したOut Riderはすべて所蔵している。写真がきれいなだけに1冊1冊が写真集のようなもので、捨てられないのだ。時間が経過するとともに、二度と見られなくなった風景も収められているからなおさらだ。

 

1999年3月号(通巻153号)で、長期に渡って連載されていた「FUN LAND」というコーナーが、130回目をもって最終回を迎えているのだが、コーナーを担当していたライター、廣瀬達也さんは最後に郷里である熊本県人吉市に自分の愛娘(当時小学2年生だから7歳?今、、、もう23歳になられているのか、、)をタンデムシートに乗せてツーリングしている。

無人駅のホームで父の自慢話を気をつけ!の姿勢で聞いているフリをしていたり、

ススキの穂をぶんぶん振りまわしてみたり、

 

そんな親子のふれあいの旅を読んでいるうちに、なぜか涙してしまった。父親はせっかくの里帰りなのに、友人や付き合っていた彼女の家が思い出せなくなっていたり、いろいろな感慨にふけっていても、娘には初めてのバイク、はじめての熊本や田舎の風景すべてが新しい。その愛すべき世代のギャップに切なさと、幸福を見出してしたのかもしれない。

 

林道無宿・寺崎 勉さん、野外料理写真家 太田 潤さん、温泉ソムリエ・滝野沢優子さんなど、OutRiderから生まれたツーリング界の著名人も多い。とにかくOutRiderはつまづきながらも、形を変えながらも30年近く「続けて」きてくれた。今、私はいろいろな事情でバイクを降りているが、いつか戻る。たとえ125CCでもいい。スクーターでもいい。風を切って走ることを忘れないでいられるのは、OutRiderがあったればこそ。

 

編集人の菅生さん、どうか少しでも長く続けてください。


EOS KISS X7 review (part.2) / CANON

2015-04-06 19:37:35 | Weblog

このところ、卒業、入学、動物園とEOS KISS X7を持ちだす機会が多く、ダブルズームキットの両方のレンズを使いまわした。しかし、野外ではこのふたつのレンズのレンジをカバーできるタムロンやシグマのキットレンズが欲しくなる。35ミリ換算でワイド28mm以下テレ400mm以上でほぼいけるかな。

 

当初ははじめてのデジ一眼ということで、ONE SHOTとAi-Servoで切り替えながら、ずっとAFに頼り切ってきたが、動画や動物園の格子越しの撮影ではMFに切り替えることをやっと覚えた。

 

EOS KISSのAFは、望遠では静止画、動画含めて、Ai-ServoAFだと、ときどきゆらゆらとフォーカスゾーンが動いてしまうので、やはりマニュアルフォーカスでしっかり焦点を合わせたくなった。レンズ先端にフォーカスリングがあるので、迷わず焦点が合わせやすいのだ。

 

動画は外部マイクがないので、今回はおそらく本体のモノラルマイクでの録音でまあそのままモノラルになっているが、フルHDの画像はなかなかに自然で美しかった。

 

やはりどんなシーンでも、EOS KISSの軽量さは扱いやすく、撮影しようという意欲を邪魔しない。AFはおそらくニコン系3300~5500と比較するとやや弱いかもしれないが、クセがわかれば大丈夫。このボディだけでも基本性能はOKなので、レンズさえ揃えていけば、自分にとってはすごいカメラに成長していきそうだ。

 

 

 


さくらの花の咲くころに

2015-04-06 11:20:56 | Weblog

昨日、曇天だったが、今が満開の近所の小学校の桜を撮影しに行った。明日からは、新学期で平日校庭に入ることもできなくなるから、やむを得ず。本音は青空の下で撮りたかった。

 

息子は小学校を卒業して、中学生に。自分は、努力不足の結果で昇任できず、慣れ親しんだシステム部門から10数年ぶりの現場に異動。現場で使うシステムはいない間に2回変わって、流れもよくわからなくなってしまった。(導入したのは自分がいた部署だけど)

 

異動先の人間関係に不安はないけど、自分の現場スキルの衰えを自覚しているからこそ、さらに先が見えてきたこの歳での現場復帰は結構辛い。まあ、愚痴をいう前に出来るだけの準備と謙虚に業務に臨むしかない。懇意にしてくれている1こ上の先輩が言ってくれた。「無理はするな」

 

背伸びをしてもメッキはすぐにはがれるし、ひとまわり、ふたまわり下の後輩に教えを請うて、今の自分で行くしかないのだ。必要なのは開き直りだけだ。

 

息子も中学校という新しい世界に緊張しているらしい。時代は違うが自分も慣れ親しんだ小学校から、中学校にあがるときは、又、一番下になるということと、違う小学校からどんなクラスメートが集まってくるのかが、不安に感じていた。部活を途中でやめたり、いろいろ紆余曲折はあったが、中学校のクラスはそれなりに楽しい思い出ができた。それは幸いなことだ。高校以降は自分自身がダメな自己中男になってしまって、大学受験しか道が見えなくて、何になりたいかがわからなくて、浪人を重ねてなんとか就職して社会の片隅になんとか居させてもらえている。本当に運だけの人生だ。そんなしょーがない生き方の中で、得難く数少ないが、親友と呼べる存在を持つことが出来た。

 

今は就職まで親が顔を突っ込む時代になったけど、息子には何か好きなこと、憧れることが出来る夢をもつことができるように祈っている。そこに親のアドバイスは要らない。ただ、邪魔にならない程度にサポートできればいい。道を踏み外さないよう街路灯になっていればいい。選ぶのは本人。

 

週間予報では今週雨が続くそうだが、今日だけは日が差している。さくらの花が咲く中で、息子の新しい一歩を見送りにいく。

 

 

 

PS

 

乃木坂46 畠中聖羅さん,AKB48 川栄李奈さんの卒業について

 

文春の暴露記事、2NDシングル以来のアンダー、いろいろなことが重なって、もう一度自分の進路を考えての畠中聖羅さんの卒業。ブログなどを見る限り、他のメンバーからの信頼が厚く、過去の卒業生の中では伊藤寧々に次ぐ盛り上がりで、4月4日の名古屋握手会で卒業セレモニーが行われたようだ。

 

彼女の可能性は、やはりもっと早くアンダーライブの立ち上げや、最近の乃木坂メンバーのモデル採用、ラジオレギュラーなどの個人仕事が入っていれば、今とは違った形になった気がする。もちろん彼女にもメンバーに対してはいろいろ動けるけれど、いざセルフプロデュースとなると得意ではない部分もあったかもしれない。天然さやスパッとものが言えるキャラクターを生かせる分野が、なかなか見いだせなかったのかもしれない。バナナマンの日村さんが番組中で、畠中は何かやる子だよね、とコメントしたことがある。お笑いのプロの目から見ても、面白いと思わせるものが畠中さんの中にあったはずなのだ。

 

今後、地元で芸能活動を継続するのか、引退して他の道へ進まれるのか、分からないけれども、卒業が惜しまれるメンバーであることは確かだ。

 

川栄さんについては、昨年の握手会事件を機に人生が決して永遠ではなく、自分が思うよりも短くなる可能性があることを知らされて、やりたいことを優先してやる、ということからAKB48を卒業する。その事件がなければ、油の乗ってきた感があったコントセンス、ラジオの面白さをAKBの中でもっともっと伸ばせただろう。AKBのメンバーが毎日のようにテレビに出ていることを、当り前ではなく、凄いことなんだと自覚した上で、敢えてAKBの傘の下から旅立っていく。もちろんAKBであるがゆえに女優活動に制限もあるだろうし、AKBの看板ゆえに仕事がもらえているのだという川栄さんの謙遜もある。しかしごめんね青春などはけっしてAKBの看板目当てではなく、脚本に描かれたキャラクターに合ったキャスティングとして、川栄さんが選ばれたと感じる。もっと自信をもって活動していいだろう。

 

以前のブログにも転載させていただいた画像をもういちどつかわせていただきたい。その手に未来を・・・!