Afternoon Avenue 25 (by hide_boo)

Perfumeと乃木坂46、IZ*ONEなどのアイドルやクルマやバイク、好きなものついて、だらだら綴ります。

MIRA e:s X-SA / DAIHATSU

2014-05-18 21:47:56 | Weblog

ミラ・イース。現在、SUZUKIのアルト・エコと燃費スペックを競争している軽自動車で、ハイブリッド機構無しでJC08基準で30km/Lをはじめて超えた軽自動車のエポックメーキングカーだ。

 

この週末に愛車マーチを車検に出した折に、代車として貸し出されたのがこのクルマだった。色は画像と違い、コットンアイボリーという優しい色で結構気に入っている。このブログを打っている今もまだ我が家のガレージに居るのだが、今日、買い物に使ってみての印象を書いてみることにした。

 

空いている街中の道路で40~50km/hまで加速するには、スロットルを3分の1くらいまで踏み込む必要があり、マーチよりもトルクの小ささを感じるが、いったんスピードに乗ってしまえばさほど力不足は感じない。エンジン音も気になるほどうるさくないし、正直買い物車としては十分な性能を持っていた。走りの装備として、スマートアシスト(衝突回避システム、横滑り防止システム、トラクションコントロール)がついていて、安全性能はマーチよりも上だ。

 

国道や近くの有料バイパス、勾配のある山道を走らせてみたいが、普段の生活の中での運用であれば、これ以上のエンジンパワーは必要ないのだということを思い知らされた。これで意識せずに14~15km/Lの燃費が稼げているのだから、「軽」などとあなどれない。

 

もとより新車価格が低いミライースであるが、内装も価格なりに頑張っていて、私のような大雑把な人間にはさほど気になる安っぽさはなかった。シートはやや固めで平板、マーチに比べると乗り心地もいまひとつではあるが、価格を知れば納得できてしまう。使い勝手で唯一気になったのはラゲッジスペースの奥行きの少なさだ。後席の足元の余裕を優先しているので仕方がないのだが、座席のスライド機構やバックレストの分割可倒機構があれば、カバーできる部分なので、残念なところ。

 

私が軽自動車に対して、偏見を持っているのは衝突安全性だ。軽量でモノコックフレームそのものが脆弱と思われる軽自動車には受動安全性が普通車に対して劣っているものと思っていて、コンパクトカーであってもマーチやヴィッツ、フィットクラスを最低限と考えいた。しかし最近ホンダN-WGNが衝突安全性で最高ランクの5つ星を獲得しており、もはや軽自動車だからとは言えなくなってきている。逆にいえば軽が軽でなくなってきているとも云えるのだが。

 

ミライースにはターボモデルは無いが、ターボエンジンの軽自動車は1300クラスのコンパクトカーとパワー感は変わらない。それも最近は低回転域のトルクを大事にしているから余計相違が分かりにくくなっている。これで万が一、規格が変わって、10~20mmでもトレッド(タイヤ間の横幅)が多く取れるようになって安定感が増したら、1000CC以上のコンパクトカーを駆逐するかもしれない。箱庭的スペースの中で、驚異的なパフォーマンスを与えることができる日本の技術はおそらく世界一だ。

 

なんだか、軽自動車を賛美するような内容になったが、それだけ驚いたということだ。だがそれでもマーチからすぐに乗り換えるということは無いだろう。倍の排気量がある性能面の余裕、わずかの差でしかないが、室内スペースや内装の仕上げの違いはクルマとしての魅力がまだマーチの方が上なのだ。日々の生活の相棒として使うクルマは、ただ合理的であれば良いというわけではないらしい。


9nine / 9nine

2014-05-06 21:28:40 | Weblog

2012年3月発売の現行メンバーによる事実上のファーストアルバム。

 

9nineというグループを知ったのは、昨年スマッシュヒットになった「Evolution No.9」で猫背で少しガニ股ウォークの変わった振付、女優の川島海荷がダンスパフォーマンスしている事、Perfumeのあーちゃんの妹が所属している、、、、くらいの知識。先日そのPerfumeとの対バンFESで9nineが共演し、コラボコーナーではあーちゃんと妹・ちゃあぽんこと西脇彩華が入れ替わりし、ちゃあぽんがPerfumeでスパイスをパフォーマンスし、あーちゃんが9nineでSHINING☆STARを歌ったというニュースがネットやワイドショーで流れたのだが、そのSHINING☆STARがどんな曲なのかをyou tubeで拝聴したところ、PVも素晴らしかったし、何より曲が超前向きな歌詞とボーカルを前面に出して、ギターやシンセのリードをあまり前に出さない抑えたアレンジ、渡辺美里が歌っても良さそうな(どんな表現だ、、)メロディーがドーンと響いたのだ。

 

基本、ほとんどの曲が各メンバーでパートを分けてリードボーカルを取っている。これはダンスパフォーマンスでの疲労度を考えて、一人にボーカルの負担をかけないようにしているのだと思うが、メンバー同士の声質が似ているので、AKBのように「ああ、ここは誰が歌っているな」という聴きわけが難しい。その分、歌い分けていても一体感があり、サビなどで5人がユニゾンでまとまって声を出すととても良い感じになるのだ。ちなみに、この後のアルバムCUEではかんちゃんこと吉井香奈恵と西脇彩香がソロ曲を収録していて、主にシングルの出だしのパートを担当することが多いかんちゃんの声は把握していたが、西脇彩華のボーカルがパワフルなのにびっくりした。吉井香奈恵のSparklingDaysも良い曲。

 

ハマってしまったSHINING☆STARの他にも、イントロの「you're my only shining star~」が印象的なCROSS OVER、ライブでもりあがりそうなチクタク2NITEとノリの良い曲が多い。メンバー紹介の曲である9nine o'clockも歌詞も面白いが、メロディーやサウンドのクオリティが高い(これはPerfumeよりも良い)ので、おまけ的な扱いになっていない。

 

ドラマの主題歌などタイアップもあり、ヒットチャートの順位も上がりつつあるらしく、ポリリズムの頃のPerfumeの勢いをほうふつとさせるが、Perfumeに比べてまだまだパフォーマンスの点では発展途上。しかし、グループ名の通り未完成であることが、これからまだまだ伸び白を残していることが魅力なっている気がする。

 

ボーカルとしては、吉田香奈恵、西脇彩香、村田寛奈の3人がレベルが高いように聴こえるが、他の2人と大きく差があるわけではないので、前述の通りグループとしての一体感をまだまだ大事にしていってほしい。西脇彩華はあーちゃんの七光りのみにあらず、ソロ曲を与えればかなり歌えるパフォーマンスをもっており、姉譲りで(というかちゃあぽんのほうがまとも)トーク力もあるので、先が楽しみ。

 

とにかくSHINING☆STAR、いい曲です、ほんと。