Afternoon Avenue 25 (by hide_boo)

Perfumeと乃木坂46、IZ*ONEなどのアイドルやクルマやバイク、好きなものついて、だらだら綴ります。

夏の終わり

2013-08-26 07:52:45 | Weblog
少しだけ暑さが緩んだ日曜日の午後、近くの公園にウォーキングとスロージョギングで内臓脂肪を燃やしに行った。


芝生の広場を囲む遊歩道の路面に、セミが鎮座していた。樹木の幹に垂直に止まっているのと、同じ姿勢で路面に水平に。


短い生命を全うしたのかと思いきや、羽の根元のすぐ上のつるっとした部分に触れてみると、、、動いた。


羽ばたきもせず、前足の片方の爪が欠けていたが、緩慢な動きでアスファルトから芝生の土へ移動していく。暫くその様子をしゃがんで眺めていたら、何を思ったのか、からだを反転させ、芝生から少しだけ高くなっている遊歩道の路面に前足をのせて、私の顔を覗きこむような姿勢をとった。


威嚇しているようにも、「何か用かい?」と冷たくあしらっているようにも見えた。真正面から見るセミの顔に少し威厳を感じて、それ以上何もせずにまた立ち上がって走り始めた。


はじめに短い生命なんて書いたが、何年も地中で力を蓄え、成虫の時間が短いだけ。生き抜いてきたんだぞと、哀れんだ自分を叱りつけられたような気がした。

My Dear / 平松愛理

2013-08-24 20:57:41 | Weblog

1990年12月に発売されたこの3RDアルバムは、「部屋とYシャツと私」が注目されロングセラーになった。だが、私は「素敵なルネッサンス」が収録されていたので、このアルバムを購入した。

 

「素敵なルネッサンス」は、同窓会パーティーの今と、学生時代の恋の思い出をフラッシュバックさせる歌詞の切なさが、明るいメロディーラインと清水信之のラテンアレンジで優しく包まれているような、とにかく大好きな曲なのだ。このアルバムの後、平松愛理のアルバムはほとんど清水信之のアレンジになっていく。(と思ったらご結婚されていた)

 

11曲すべてが、佳作で”ハズシ”が無く、「Rose の花束」「月のランプ」など聴き込んでいくうちに収録曲すべてが好きになった。その後、7枚目の「7 DAYS GIRL」までのアルバムを聴き続けたが、やはりこのアルバムが一番であることは変わらなかった。決してその後のアルバムが駄作というのではない。それぞれのアルバムにも好きな曲はあるし、この頃、足繁く平松愛理のライブに足を運んでいたし。それでもアルバムとしての完成度、まとまり、自分の気持ちを揺るがしたもの、としては「MY DEAR」なのだ。

 

自分は20代の頃から、過ぎ去った二度と戻れない瞬間への想いを謳ったものに、魅かれるというか、胸が熱くなる。このアルバムには、そうした想いが込められた曲がたくさん収録されている。それに、このアルバムには平松愛理本人の歌作りのありったけのパワーが盛り込まれているような気がする。過去2枚のアルバムをリリースしているが、このアルバムで本領発揮した感が強い。

 

以降のアルバムは「部屋とYシャツと私」のブレイクで、ある意味「余裕」が感じられ、「遊び心」に溢れたアルバム作りをされているのだが、「MY DEAR」にはその頃の平松愛理の全身全霊をかけた”熱さ”があるのだ。どうか一度聴いてみてください。

 

 

 


伊野灘駅 / 一畑電車北松江線

2013-08-24 20:23:05 | Weblog

先日、機会に恵まれて映画「Railways~49歳で電車の運転士になった男の物語」の舞台になった一畑電車に乗ってきた。

 

伊野灘駅の小さな無人の駅舎の前に置かれている今にも壊れそうな空色のベンチは、主演の中井貴一が、親友の死、母親の危篤で自分の人生を振り返り、無言で座っていたそのベンチだ。

 

1時間1本のダイヤだったので、スケジュールを優先して下車はしなかったが、次の機会には伊野灘駅で小1時間ボーっとベンチに座っていたい。

 

一畑電車は宍道湖の北側を湖岸に沿ってゆったり走っていく。のどかな車窓からの風景は、映画の印象と変わらず、だから余計、映画の中に入り込んでいるような、至福のひとときを味合わせてくれた。

 

最近面白かった邦画やドラマに中井貴一が出演しているケースが多く、主演、助演どちらでも自然体な演技が心地好い。また、小泉今日子や木村拓哉との掛け合いの上手さは素晴らしい。


潮騒のメモリー / 天野春子(小泉今日子)

2013-08-22 22:23:14 | Weblog

話題の「あまちゃん」には、私もハマってしまっていて、朝まで”あま”テレビが放送される前に、「純と愛」から惰性で続けていた録画を第一話から全部見直して7月下旬にようやく追いついた。忠兵衛さんの送別会(だったかな)でついに劇中生歌で小泉今日子が歌ったシーンは、結構感動した。当初は海女ちゃんから、アイドル路線へ話がいくとは思ってもいなかったので、小泉今日子が歌うシーンがあること自体想像もしていなかったからだろう。

 

バラードではじまり、途中からアップテンポに変わるポイントなど、アイドルポップスのパターン満載だが、歌詞はいろんなヒット曲のフレーズというより単語を組み合わせて、でっちあげたといっても良い内容で、これがまた面白い。特に「三途の川のマーメイド」でバックコーラスが「SANZU-RIVER~~~♪」と歌いあげている部分には爆笑してしまった。紙ジャケット仕様ということもあって、発売日にはCDを買ってしまっていた。

 

小泉今日子といえば、あまちゃんの前は、「最後から二番目の恋」で中井貴一と共演していたが、屁理屈をこねまくり、絶対に折れない、セリフ回しはあまちゃんでもそのまま。たぶんクドカンも中井貴一との言い合いのリズムを持ってきたかったのではないかと思われるほど。

 

いろいろなドラマレビューでは、今までの朝ドラにない母親像とか書いている記事もあったが、小泉今日子に母親役をやらせれば、これが今どきの、なのだと納得してしまう。とにかく、春子さんの愛ある意地っ張りが大好きなのだ。

 

若き日の天野春子を演じている有村架純も、小泉今日子のリアルタイムを知っている世代も十分納得するほど、違和感なく若き小泉今日子を演じており、今の天野春子としっかりリンクした役作りをして好演している。今日もアキの目の前に「生霊」となって姿をみせてくれている。

月末には待望の「あまちゃん歌のアルバム」(当然ロッテ歌のアルバムをパクったんだな、いうまでもないか・・・)が発売され、暦の上ではディセンバーのドラマ版(ベイビーレイズ+有馬めぐ?)が聴けるらしい、、、、、買います。

 

 


DMC-FZ18 / PANASONIC

2013-08-18 16:19:00 | Weblog

 

子供が幼稚園に入った際に、遠くから望遠で確実に被写体を捕らえられ、一眼レフ(フィルム)よりも軽いカメラ、ということで当時、ニコンやオリンパスの競合モデルと比較して購入したのがパナソニックのLUMIX FZ-18。

 

最新の平均スペックに比べれば、画素数800万、撮影素子は2.5分の1インチCCDと平均を下回るが、実際撮影した画像はパナソニックらしい色乗りの良さで、PC画面やL判のプリントアウトを見る限り十分な画質を持っている。

 

レンズは最広角28mmでF2.8とまずまず明るい方、且つ望遠は最大504mmとフィルム一眼時代では望むべくもなかった倍率が、簡単に手に入った。AFの速さは総じて並み。使い続けているうちに速い被写体に対しては、合焦速度に不満を持つようになった。また、運動会の徒競争などでは、一応、コンティニューAFで連写が可能だがとても要求にこたえられるスピードじゃない。

 

逆に連写以外においては、一眼レフっぽいみかけによらず、軽いカメラなので、旅行スナップのメインカメラとしては万能に近い。立ち位置に関係なく被写体に寄れるし、インテリジェントオートモードではデジタルズームは使えないものの、カメラ任せでかなり良い画質で撮影できる。7年近く使ってややレンズやバッテリーが劣化してきたが、まだまだ使い続けたい(使い続けざるを得ないのが本当)。

 

後継機でFZ200が出ており、レンズが25mm-600mmと倍率が拡大し、かつF値がズーム全域で2.8という驚愕の性能をFZ18とほぼ同じ価格で出ており、これに大注目している。連写をカバーするという意味では、ニコンのニコン1 V2というミラーレス一眼カメラ。AF追従のまま秒間15~20コマの連写ができるらしく、マウントアダプターで手持ちのフィルム一眼のレンズが使える可能性もある、、、のだが、予算が立たず、見送っている。。。。。ああ、カメラが欲しい。

 


ALLERGY / 宮里久美

2013-08-18 08:28:05 | Weblog

1986年に発売された宮里久美の2枚目のアルバム。宮里久美はオリジナルビデオアニメーションの声優・主題歌歌手としてデビューし、アニメファンの間では知られているものの、世間一般にはあまり露出できなかったように思われる。少し鼻にかかった色っぽいボーカルは、それを生かすキラーチューンに巡り合えていれば、十分アイドル歌手としてブレイクできる力量は持っていたんではなかろうか、と思える歌唱力がある。

 

このアルバムは作詞家・松井五郎(安全地帯や工藤静香、BOOWYに作品提供、共作をしている方)がコンセプトプロデュースを行っていて、アニメの主題歌以外(主題歌も松井五郎作詞)は歌詞の上で共通の世界観を持たせることに成功している。その世界というのは、私が書くと顔が赤くなってしまうが、十代の女の子の純粋な恋心や、あるいは大人への憧れを恋愛小説の一場面のような歌詞で綴っているという感じ。特にすきなのが「デニムの古着」。作曲は山川恵美子で、歌詞にマッチした優しくせつないメロディーが秀逸。作曲陣はこの他に、芹澤廣明、中崎英也、鈴木キサブローと80年代中盤のヒット作家をズラリとならべていて、力の入れ具合は半端ないことを伺わせている。

 

アニメ主題歌となった「秘密ください」「ロンリーサンセット」も完全に浮いてしまっているわけではなく、作・編曲が主題歌・シングルとしてのキャッチーさの印象が強いだけのことで、主題歌であるということを知らなければ、アルバムの中の佳作として聴けていたはず。中森明菜ほどクールではなく、松田聖子ほどメルヘンじゃない、結構等身大の十代を描こうとした感があり、その部分にすごく魅かれたのだと思うが、結果的には大ヒットにはいたらず、次作の「UNFINISHED」が最後となり、宮里久美は引退してしまった。

 

この人がもう少し歌手活動にこだわって、継続してくれていたら、前にご紹介した山根麻衣級の素晴らしいボーカリストに化けていたのではないかと、アルバムを聴くたびに思ってしまう。もう40代になられているかもしれないが、もしアマチュアでも音楽活動を再開されていらっしゃるなら、一度生でライブを見たい。

 


クルマのはなし(2)

2013-08-17 09:55:25 | Weblog

社会人になって最初の愛車が、スバルインプレッサスポーツワゴン初期型1992年式の1800HS。

画像とは色ちがいで、車体色は赤だったが、何より購入動機になったのが、キャビンからバックドアにかけてのなめらかなフォルムで、後ろ斜め45度からのスタイルの良さに惚れ込んだ。

購入時期が初めてのマイナーチェンジの直後だったので、旧型の在庫を値引きしてもらい、装備は簡素ながらABSが装着されていたHS グレードを購入することにした。ちなみに本来HSグレードはリヤブレーキがドラム式なのだが、ABSを装着する場合はディスクブレーキに格上げされている。(ドラムブレーキに対応したABSがまだ開発されていなかった?)

フルタイム四輪駆動でABS 付きにスタッドレスタイヤを履けば、スキー場への足として、ほぼ無敵。凍結路では何度かABS のおかげで事故らずに済み、購入時の選択が正しかったと実感。

ワゴンタイプではあるものの、デザインを優先している為、後席は180cm クラスの男性が座るとかなり手狭な感じになる。荷室も同じスバルのレガシィほどの広さはなく、中途半端な感じは否めない。しかし、コンパクトなハッチバック車よりはプラスアルファの余裕があり、後席を折りたためば多少嵩張る荷物も呑み込んでくれたので、インプレッサのワゴンを選んだオーナーは、室内スペースの中途半端感は納得して乗っていると思う。

インプレッサの足周りは、レガシィのホイールベース短縮版で、走りはじめてからある程度走行距離を重ねると、ダンパーの動きがスムーズになり、高速道路では路面の凹凸に影響されない、いわゆる「フラットライド」感を味合わせてくれた。

地方への出張で会社の先輩を乗せたところ、乗り心地の良さと、四輪駆動の安定性に驚き、すぐにレガシィに買い換えた、なんてこともあったほど。

エンジンは115ps,15.7kgmと1500クラスにも負けそうなスペックなのだが、水平対抗型4気筒という形式は構造的に振動が少なく、吹き上がりがスムーズなのでパワーの低さが気にならなかった。燃費は街中9Km/L、高速で11km/Lくらいで決して良い方ではないが、通勤や買い物で毎日使うようなことはなかったので、財布への影響は少なかった、、と思う。

タイヤは175/70R14と購入した時期でも細めのタイヤだが、逆に細い方が力(トラクション)が分散せずに四輪駆動の性能を生かせるセッティング。とにかく冬場の積雪、凍結で怖い思いをしたことがなかったのは、穏やかなエンジンパワーを無理なく路面に伝えられて、パワーと足周りとタイヤのバランスが良かったのだと思う。冬場運転していて学んだのは、雪道や凍結路では、路面に対して「薄くパワーをかける」「アクセルをじわっと踏む」のが一番コントロールしやすいということ。さすがにスバルはそのへんが分かって作っていると思った。

足掛け6年で65000kmほど走り、晩年は運転者の体重増加の影響で、シートがへたってしまったり、エキゾーストパイプが腐食して穴が開いて爆音になったり、低温時にEFIのセンサー不良でエンジンがかからなくなったりというマイナートラブルはあったが、初めてのマイカーとしては100点満点の当たりだったと思っている。このあとのモデルチェンジでは、弱点だった後席と荷室の拡大を図って、流麗だったCピラー以降を箱型にしたり、サイドウインドウの絞り込みを弱めたりしたので、リヤビューの美しさは失われてしまったのが残念だ。