Afternoon Avenue 25 (by hide_boo)

Perfumeと乃木坂46、IZ*ONEなどのアイドルやクルマやバイク、好きなものついて、だらだら綴ります。

GX-D90 / ONKYO

2014-04-17 17:39:47 | Weblog

2002年に発売されたアクティブスピーカー。未だに家電量販店の店頭で見かけるロングセラーモデルだ。当初は普通にPC用として購入したのだが、途中リビングのCDオーディオとして、パイオニア製のCDファイルプレーヤー(25枚のチェンジャー)を光ケーブルでつないで鳴らしていた。

 

最近、PCからUSB-DACを通して音楽を聴くことを覚え、nuforceのIcon uDAC2をつなげてヘッドフォンで聴いていたが、ちょっとスピーカーを通して聴いてみようと思い、CDプレイヤーからPCにこのスピーカーを戻してつなげてみた。

 

元々、このスピーカーは小さいなりに低域は欲張らず、全体的にフラットな感じの音質を持っている。多分、クラシックやアコースティックな曲が得意分野で、PCのmp3ファイルを鳴らすには少々ボリュームを上げる必要がある。で、今回DACからのアナログ接続で聴いてい見ると、少々ボリュームを上げるのは変わらないが、PerfumeのLEBEL3のようなダンスミュージックをクリアかつ元気に鳴らしてくれるのだ。USB-DACは侮れない。

 

デスクトップオーディオとしては15W+15Wと十分なパワーがあり、部屋の中で聴く限りボリュームを回しきることなどあり得ないから、不足は無い。前面にボリュームや高音、低音のトーンコントロール、それにアナログ・デジタルのインプットセレクターがあり、いっぱしのプリメインアンプ役も備えているのがなかなかすごい。これで1万円ちょっとなのだから、コストパフォーマンスの高さたるや、すごいものだ。

 

昔、ヤマハのアンプ、チューナー、デンオンのスピーカー、テクニクスのレコードプレーヤー、ソニーのカセットデッキのコンポ、その後、デンオンのポイントコンポにアンプ、CDプレイヤー、パイオニアのDATデッキを追加したりしたが、それと同等の音が、PCとUSB-DACとこのスピーカーで出せてしまう。(あくまでも私の鈍感な聴覚においてだが)

 

何気なく買ったスピーカーが長く、且つ有効活用できるとは思わなかった。今、フォステクスやオラソニックのPCスピーカーの定位の良さに注目して、買い足しを考えているが、このGX-D90は引き続き、いろいろなソースを再生し続けるだろう。

 

スピーカーと云えば、アクティブスピーカーではないが、JBLのControl 1というスピーカーを使っていたことがある。小さいのに、乾いた明るい音で、ポップスやロックに向いていて、全然大型スピーカーに遜色ないことに驚いた経験があり、今後も小さいスピーカーにこだわってしまうだろう。


ナイアガラ・トライアングルVOL.2 / 大瀧詠一 杉 真理 佐野元春

2014-04-16 22:54:41 | Weblog

1982年3月にリリースされた大瀧 詠一プロデュースの大瀧詠一、杉 真理、佐野元春3人によるオムニバス・アルバム。オムニバスとは云っても、すべてこのアルバムのために持ち寄られたオリジナル曲を収録している。

 

私が持っているのは、1989年頃に発売されたリマスター版のCDで、LPには収録されていた「A面で恋をして」がカットされている残念なエディションのもの。リマスターというから曲目を良く見ないで飛びついてしまったのだ。。

 

今聴くと、まず前半を飾る佐野元春が「若い」!まだまだデビュー間もない新鮮さが溢れている。佐野元春は基本ロックンローラーだと思っているが、アップテンポな「彼女はデリケート」でさえもポップであり、今に至る柔軟な音楽性が垣間見える。ただ「熱い」元春が好きな方には、少々甘ったるいかもしれない。

 

杉 真理についてはあまり勉強していないのだが、特徴的な甘いボーカルと山下達郎・竹内まりあ夫妻につながるポップなサウンドは楽しく聴ける。「夢見る渚」なんてCMソングになりそうだ。

 

そして大瀧詠一。「A LONG VACATION」が大ヒットしたすぐ後にて、もはや歌手・大瀧詠一としての音作りは盤石で、スペクターサウンド全開である。「ハートじかけのオレンジ」「オリーヴの午后」「白い港」「WaterColor」すべて「A LONG~」に収録されていてもおかしくないくらいの統一感。これで締めにカットされている「A面で恋をして」で3人のボーカルセッションが聴ければ、最高だったのに。。CD選書か20周年版か30周年版を探そうかな(これらのバージョンでは「A面~」がちゃんと収録されているらしい)。

 

ロン・バケの印象が強すぎて、当初はせっかくのコラボレーションアルバムなのに、佐野、杉と大瀧の間に大きな断層を感じていたのだが、年を経て、1枚のアルバムとして聴いてみると、三者三様の音楽性が絡み合って、大変美味しい作品であることに気づく。いまや大御所となった佐野元春を見ると、起用した大瀧プロデューサーの目は確かだったと感心する。繰り返しになるが、もう少しプロデューサーとしてでも良いから音楽活動を続けて欲しかった。天国にいくの、早すぎます。。