Afternoon Avenue 25 (by hide_boo)

Perfumeと乃木坂46、IZ*ONEなどのアイドルやクルマやバイク、好きなものついて、だらだら綴ります。

手持ちPCスピーカーの再評価とJBL 104-Y3

2020-10-31 22:55:32 | Weblog
このブログで過去にレビューしている手持ちのPCスピーカー、ONKYO GX-D90(Y)とフォステクスPM0.1について、もう一度それぞれの長短をはっきりさせて、使い方を見直そうと思い、このブログの下書きを書き始めたのだが、新たにJBL104-Y3というモデルを知り、先日ヨドバシで試聴できたことから、その感想を含め、上げることにした。多分、まとまらずに支離滅裂になってしまうと思うが、、、。

まず、GXとPMの比較。

購入時の入手価格でいえば、GXが1万2000円前後、PMが7000円台で価格帯が全く違う。旧型とはいえ、2ウェイユニットを搭載し、出力も大きいGXの方がスペックは高いにきまっており、直接比較して優劣を決めることに意味はない。重要なのはこの2台をどのように使ったら有効なのか、ということなのだ。

まずフォステクスのPM0.1であるが、当初のレビューではベタ褒めしている。試聴用にJUJUの「奇跡を望むなら・・・」という曲を使った。この曲はJUJUのボーカルをフィーチャーして、ピアノとアコースティックギターで抑えたアレンジにして後半の大サビで楽器編成を増やして盛り上げるという流れなのだが、JUJUのボーカルがしっかり中央で音像が結ばれて、非常に細やかなニュアンスを伝えて見せたのだ。

フルレンジユニット一発とは思えない表現力は凄かった。しかし、Perfumeなどのダンスナンバーになると、低域はそれなりに鳴らすのだが、JUJUのときに感じたボーカルや高音域のヌケが乏しくなり、爽快な感じが出ないのだ。35KHzまでの高音域スペックは持っているが、やはりその辺はフルレンジの限界があるかもしれない。

逆に考えると、高音域を強調するような音作りはしていないので、聞き流すBGMスピーカーとしては十分な性能があると思う。また、中音域はしっかり再生するのでテレビスピーカー用途にも向いている。

一方、ONKYOのGX-D90(Y)はトゥイーターがある分、PM0.1よりも高音域の伸びはよく、より繊細な音を聞かせる。だが、こちらもさほどワイドレンジには拘っておらず、フラットな音質はモニタースピーカー的であり、どちらかといえばクラシックをバランスよく鳴らす。但し、音像の低位や低音域の迫力を感じるには多少、ボリュームを上げる必要がある。

以上、長短を分析した結果、PCスピーカーにはGXを復帰させ、PMはパイオニアのCDチェンジャー再生用として再配置することにした。

さて、今回2つのスピーカーを聞き込んでいる内に、昔、デンオンのポイントコンポのアンプで鳴らしていたJBLのCONTROL 1を思い出した。片方のユニットが壊れて破棄してしまったのだが、このスピーカーはカラっとした乾いた感じでさわやかな音質をもっていて、村瀬由衣の「眠る記憶」という曲のイントロのドラムスをすごくさわやかに再生することで気に入っていた。

JBLのPCスピーカーといえば、USB直差しのPEBBLESがヒットしているが、この上のクラスに104-Y3(Bluetooth対応の104-BT-Y3というモデルもある)という2ウェイユニットのアンプ内蔵スピーカーがあることを今回知り、さっそく町田のヨドバシに試聴しにいってみた。試聴モデルはBluetooth対応仕様だったが、ステレオミニプラグからRCA入力のコードがついていたので、これをスマホに挿して。前述の「眠る記憶」を再生してみた。なんとこれがCONTROL1とほぼ同じ湿らないさわやかなドラムスを聞かせるではないか。11センチのフルレンジっぽいユニットの中央同軸でトゥイーターがマウントされていて、音像定位も良い。難をいえば、端子の抵抗が大きいのか、アンプの出力スペックが高い割に、ボリュームをかなり上げないとヨドバシ店内では聞きづらかった点。でも音質は非常に気に入ってしまった。

サイズはGXとほぼ同じくらいで今の環境ならディスプレイの両サイドに置けるし、非常に欲しくなってしまった。ヨドバシ価格では24,560円。価格コムではBluetooth非対応が16,800円。うーん、欲しい。。。

白石 麻衣 卒業に寄せて / 乃木坂46(乃木坂LLC)

2020-10-31 21:48:59 | Weblog

乃木坂46結成当初からの1期生メンバーで、アイドルグループからのファッション誌専属モデルの先駆けとなった。今更略歴を説明する必要もないだろう、乃木坂46で最大のネームバリューとファンダムを持つメンバーだ。

10月28日に配信された卒業コンサートをもってグループから卒業となったが、彼女が乃木坂46に与えた影響について、個人的記しておきたくなってこの記事を起こしている。


ライブパフォーマンスという点では、乃木坂の中では音程やリズム感は比較的安定しているが、生田絵梨花や伊藤純奈、久保史緒里のようなパワフルなメインボーカルとはいかず、サビ前までAメロ、Bメロを引っ張て行くサブボーカルのポジションが正直なところ。ダンスについてはシンクロニシティで魅せたように表現力・演技力というところでグループ内1,2を争うところだと思う。ガールズルール以降のセンターポジションや、数々のライブの経験が積みあがっての力だろう。卒業後も音楽活動を志向しているので、是非ライブでダンスパフォーマンスを今後も見せてほしい。

結成当初からビジュアルメンバーとして注目され、2013年の後半にはファッション誌「Ray」の専属モデルとなった。もちろん乃木坂46のメンバーとしては初めてであり、業界全体でもアイドルグループのメンバーがファッションモデルに進出するというのは珍しかった頃だ。当然、本業モデルからの抵抗もあったはずだが、徐々に各誌の表紙を飾るようになり、東京ガールズコレクションなどのファッションイベントでもランウェイの常連なるなど、まさに切り込み隊長といえるような奮闘を見せる。このファッション界での活躍が白石麻衣と乃木坂46の女性ファンを増やし、写真集「パスポート」の大ヒットにつながっている。

俳優としては、乃木坂恒例の16人のプリンシパルで初舞台を踏み、その後は映像作品への出演が多い。もしかしたら、本人の中に生の舞台への苦手意識があるもかもれいないし、乃木坂の選抜メンバーとして、且つモデルとして、稽古でスケジュールを拘束される舞台をこなすチャンスがなかっただけかもしれない。卒業後は朗読劇からでも舞台経験を積んで、ミュージカルにも挑戦してほしい。それだけのポテンシャルは十分持っている。

白石麻衣の凄いところは、そのビジュアルからは想像できないバラエティ能力の高さにある。モノマネ、一発ギャグ、ゲテモノネタなどもこなしてしまうし、とにかく無茶振りに対する対応力・瞬発力に優れている。冠番組である「乃木坂って。どこ?」「乃木坂工事中」でバナナマンに鍛えられた成果をしっかりものにしていて、おそらく今”お笑い対応”で注目されている日向坂46の中に紛れても、しっかり主役を攫ってしまうだろう。

最近はYouTubeにも進出し、あっという間に登録者数100万人オーバーを記録し、バッティング、料理、ゲーム、衣装チェンジしながらのガールズルールを踊ってみたなど、様々な魅力を発信している。特に一般のライトファンからすれば、彼女の開けっ広げさというか、親しみやすさが深く知られたのではないだろうか。コアファンは知っている冠番組バラエティでの白石の面白さを動画配信で徐々に披露している。

彼女のリアクションやギャグセンスは一流のコメディエンヌにもなれそうだし、これだけの多様性をもちつつ、乃木坂メンバーとしてのタレントイメージを壊すことなく活動の幅を広げてきたことは、ちょっと他に類をみないと思う。少し方向性は違うかもしれないが、指原莉乃クラスのタレント活動が期待できそうだ。

そして最後に彼女の人柄とメンバーシップ。乃木坂46の1期生は、そのオーディションで単に可愛いだけではなく、どこかしら影というか問題を抱えているようなメンバーが集められた節があり、初期の乃木坂の顔であった生駒里奈や白石自身もいじめや不登校を経験している。彼女は本来は基本人見知りな性格であり、リーダーシップという点では、初代キャプテンだった桜井玲香やセンターで頑張った生駒里奈に頼りながら、活動を通して同期や後輩メンバー、また乃木坂46というグループに対して少しづつ心を開いていったという面があったと思われる。冠番組のある回では、まだ経験の浅い2期生メンバーをビシビシ鍛えるなんて発言したシーンもあったが、どちらかといえば活動や個人仕事に取り組む姿勢を見せることで、メンバーに影響を与えている。


最も影響を受けているのは、3期生の梅澤美波だろう。乃木坂に加入する前から白石の大ファンであったことを公言していて、すでにファッション誌モデルにも進出し、乃木坂の活動でもシンクロニシティで生駒が卒号した後の白石を支える裏センターに抜擢されたり、齋藤飛鳥、山下美月と共演した映画・ドラマでの「映像研に手を出すな」での金森役を振り切って演じ女優としても注目されるなど、白石の軌跡をなぞるような活躍振りなのだ。ライブではMCを任される機会も多いと聞くし、白石以上にMC力も蓄積しているかもしれない。

白石麻衣は、卒業後も乃木坂現役メンバーに影響を与え続けていくだろう。今後の彼女の活動で、音楽面でどんな形のパフォーマンスをつくっていくのか、YouTubeをチェックしながら楽しみにしたい。

MA-1050 (不織布マスク)/ SHARP

2020-10-29 21:50:08 | Weblog

4月下旬に購入者登録して以来、なんと半年弱経過してようやく抽選販売に当選し、先日ついに現物を拝むことができた。

今更の感はあるが、日本製で高スペックであることを期待して購入することに決めた。

マスクそのものは、一般的な不織布マスクに比べて、やや厚めで耳にかけるゴムが非常に柔らかいものが採用されている。この時期となっては50枚で2,980円の価格は高い部類になってしまったが、このマスクはシャープが液晶や半導体を製作する高クラスのクリーンルームで製造されている。そのことが大きな付加価値になっているといえるだろう。

早速届いたマスクを箱からひとつ手に取ってみる。箱書きではしっかり、花粉や微粒子(PM2.5だと思う)を99%カットの表示があったが、本体は厚みがあり、しっかりフィルターも入っているんだろうと想像させる安心感。耳にかけるゴムも圧が少なく、私なら耳が痛くなりそうにないが、ネットのレビューでは耳が痛くなるという意見もあるので、個人差があると思われる。

実際装着してみると、マスクの左右両サイドのラインがしっかり頬にフィットして隙間がほぼ無い。これは今まで使ってきた使い捨てタイプでは最上級のレベルであり、フィットしながらも鼻や口が収まる中央部にはしっかり空間ができていて、窮屈な感じも無いのだ。

あと少しの価格引き下げと、抽選販売から一般販売に早く切り替えてほしい。

UNFINISHED / 宮里 久美(VICTOR VDR-1389)

2020-10-22 22:28:18 | Weblog
 今回ご紹介したいアルバムは、80年代後半に制作されたOVA「メガゾーン23シリーズ」で主要キャラ声優兼主題歌歌手としてデビューした宮里久美のサードアルバムで1987年7月発売、はや23年前、、、、。

 正直情報量としては某ウィキ以上のものは持っていないけれど、聞き込んだ感想を参考にしていただければと思う。

 CDのクレジットを見ると、作詞は来生えつこ、セカンドアルバムのプロデュースをした松井五郎、麻生圭子、田口優、三浦徳子、そして沙都美のペンネームで宮里久美本人が名を連ねている。

 作曲は、大橋純子の旦那でシティーポップの雄・佐藤 健、宇崎竜童、山川恵津子、井上ヨシマサ、SHOJI。編曲は川村栄二と中森明菜のヒット曲の多くを手掛けた椎名和夫。

 ここまでの面子を揃えたレコード会社側の姿勢に意気込みが感じられ、また録音参加したミュージシャンもドラムに青山 純、ベースに伊藤広規、渡辺直樹、ギターにアレンジも担当した椎名和夫や松原正樹、パーカッションに斎藤ノブとキーボードに富樫春生などこれまた錚々たる面々にて、全曲、トラック(演奏面)について私がケチをつけられるようなものではなく、上質なポップスとして成立している。

1曲目は「SUMMER LOVERS」。ミディアムバラードで正直、中森明菜に歌わせても良いような、ムードのある佳作。もちろん宮里久美のふわっとした甘いトーンの声色にあっていて、破綻なくまとまっている。

2曲目は「あ・い・つ」、宇崎竜童の曲で8ビートのロックぽいアレンジで前作「ALLERGY」の横浜Coolの世界観を引き継ぐ。

3曲目が麻生圭子/山川恵津子コンビの「WalterBlue」。サビやアレンジのキャッチーさから今風に言えばこのアルバムのリード曲であり、このアルバムがヒットしていればおそらくシングルカットされたであろう作品。個人的にはこのアルバムの中で一番好きな曲だ。

4曲目の「GREEN」は嫉妬をテーマにこの曲の中ではロックなアレンジで、このアルバムの中ではハードな印象の曲。作曲はのちにAKBグループの曲を多く手掛ける井上ヨシマサ。

続く「RAINY BOY」はミディアムバラードで、山川恵津子のPOPなメロディーに沙都美のペンネームで宮里久美本人が詞を書いている。タイトルの通り、雨の日に彼と別れ離れてしまった後悔を私小説風に切り取っている。

6曲目「腕の中のジェラシー」は中森明菜のミ・アモーレ、ユーミンの真夏の世の夢、のようなラテンアレンジ。緩急をつけて、スローな「パーセンテージ」が続き、佐藤 健の上質なポップスに三浦徳子の詞が乗る、ヒットメーカーの佳作。サビ入りの「DayDream♪」のフレーズが印象的。

8曲目はまたロックアレンジに戻し、アップテンポな「INTO THE NIGHT」。これも佐藤 健の曲で詞は来生えつこ(!)。ここまでは中森明菜のような大人っぽいポップス路線で引っ張ってきたのだが、次の「自分自身」はガラっと変わり、可愛らしいアイドルな曲が差し込まれる。実はこのアルバムの中で一番の違和感がこの曲なのだ。曲そのものはポップだし、悪くはないのだが、ここまでの8曲の流れに対して、この曲だけが妙に明るすぎ、若すぎるのだ。

ラストの「イマージュ」は井上ヨシマサの曲でラブバラードになっていて、最初の曲である「SUMMER LOVERS」とシンメトリーになっているような詞の世界になっている。

宮里久美のボーカルは、音程やリズム感などはデビュー当初から非常に安定していて歌唱力に不安はない。しかし、持って生まれた声色がよく言えば、つつみこまれるようなやさしい声であり、シャウトするような強い歌い方が似合わない。

ロック色の強い曲でパンチのあるボーカルが求められる場合は、かなり工夫が必要になるかな、という感があった。

この「UNFINISHED」ではこの宮里久美のボーカルを「生かす」、上質なポップスを歌わせれば、これだけできるのだ、という点をプロデューサーは狙っていたんじゃないかと思われる。豪華な作家陣を集めているのだが、前作「ALLERGY」に比べるとアルバムとしてのコンセプト・統一感が薄く、いろいろなジャンルに挑戦させるという意味もあったのだろうが、トータルとしての魅力が不足してしまっている。「WATER COLOR」以外にキャッチーなシングルカットできそうな曲が少ないのも影響しているかもしれない。全体の仕上がりという意味ではもっと良くできたのじゃないかと残念に思う。

ともあれ、このアルバムをもって、宮里久美は歌手活動を停止してしまう。前述の通り、独特な声質をもっていたし歌唱力はもっと磨きがかかると期待していた逸材だった。単にアニメアイドル歌手で終わる人ではないのだ。

その声で、カバーでもいいから、アルバムを出してほしいボーカリストである。



N-Sleep Hard マットレス / ニトリ

2020-10-11 17:00:56 | Weblog
さて今更であるが、10万円の特別給付金の使い道として、ベッドの寝心地改善がカミさんと息子から訴えられたので、ベッド又はマットレスを新調しようということになった。


だいぶ前にこのブログでも記事にした、無印良品のパイン材ベッドとマットレスを購入したのが7年近く前。

この無印のマットレスの耐久性は非常に高くて、いまだにへたることなく身体を支えてくれて、硬めの寝心地が好きな私にとっては非常に良い買い物だった。

今回、まず無印のマットレスを調べてみたが、スタンダードなポケットコイル方式でもシングルで616個のスプリングを使っていて、セットで買った旧モデルのマットレスの460個からアップデートされて、もっと緻密に体重を支えられるようで、実際店舗で寝てみても、まずまずだった。

もうひとつ検討したのが、ニトリのマットレス。N-Sleep(エヌ・スリープ)というブランドで展開していて、こちらもポケットコイル方式でシングルでは450個のスプリングで支えており、寝心地は無印のものよりもやや柔らかいが、こちらの店頭のサンプルでの寝心地は悪くなかった。

価格帯もほぼ同じであり、コイル数のスペックは無印の方が上だったが、ニトリは納品時のみ製品を圧縮して梱包し、店頭から自宅、玄関から寝室までの搬入がそのままのサイズで配送される無印よりも、自宅で受け取った後に運びやすく、開梱しやすいということがあり、その搬入メリットをもってニトリを選択した。

開梱後の復元スピードも速くて、1~2時間もあれば問題ない厚みに復活。

寝心地は店頭で確かめた時より、やや柔らかい感じがしたが、それでも十分身体を支え、寝返りも打ちやすい。結局、今回はマットレスだけ更新して、ベッドフレームは見送ることで経費節減とした。

今回、ニトリと無印で比較検討したが、とにかく実店舗で寝てみなければわからないことが多い。同じ硬めでも微妙な差があって、その微妙な差も許容できる範囲かどうか、実際に試してみないと判断できない。安易にネットでポチるのは難しい分野の製品だった。

今後、無印と同じような耐久性があるのかどうか、機会があればリポートしてみたい。

山崎怜奈(乃木坂46)「誰かに話したかったこと」/ TOKYO FM

2020-10-03 23:26:01 | Weblog

9月23日、ネットニュースやスポーツ新聞で、乃木坂46の2期生メンバー 山崎怜奈が10月1日からTOKYO FMの午後の帯番組(月曜から木曜13時~14時55分)を担当することが報じられた。

9月30日までは元AKB48初代総監督の高橋みなみが担当していた枠である。

乃木坂46でラジオパーソナリティとして活躍しているメンバーは多いが、帯で2時間もの番組はグループ史上初になる。それもアシスタントではなくメンバー個人の冠番組なのだから、本当に大抜擢といえる。

もちろん抜擢されるだけのものが、彼女にはある。若干23歳ながら、慶応大学卒の才媛であり、歴史に強く最近はクイズ番組や教養番組のレギュラーを数多く務め、もちろんラジオも卒業した衛藤美彩の後を継いだbayFMの「金つぶ」のアシスタントで時事問題も掘り下げて考える力を養っており、しっかりしたコメント力もある。

正直世間一般ではクイズ番組の一回答者として「みたことある」くらいの認識であるという見方が正しいところだとは思うし、TOKYO FMも知名度の高かった高橋みなみの後を任せるにあたり、この番組の企画者は山崎怜奈を推すことにかなり苦労したことだろう。

だが知名度が無い代わりに、前述の通り、クイズや教養系のバラエティをこなし、乃木坂46の中でもアンダーで永く苦労しながら培った歌やダンスのパフォーマンスや本番舞台での経験が豊富であり、且つ乃木坂46の現役メンバーであり、各方面で活躍している卒業メンバーや関連する様々なスタッフ・クリエイターとのつながりがあることなど、高橋みなみでは得られなかったものを山崎怜奈は持っているのだ。

そして何より本人自身がラジオというメディアを好んでいることも大きかったのだろう。

改めて彼女の背景を考えれば、帯番組を任されてもおかしくない積み重ねが築かれている。敢えて付け加えるなら、同じ2期生でラジオ番組のレギュラーを勝ち取り、今もオールナイトニッポンで乃木坂枠を仕切っている新内眞衣の実績が山崎怜奈の起用という果実を実らせたとも言えそうだ。


10月1日の放送を少しだけモニターしたが、彼女の声は明るく且つうるさくは感じることもない、非常に聞きやすい声質であることが分かった。午後の時間帯という今まで経験のないシチュエーションに慣れてくれば、得意の歴史トークもどんどん繰り出せるようになるだろうし、もっと彼女自身成長していくだろう。

現役アイドルの午後の2時間の帯番組なんて、もしかしたらアイドル史上初めてかもしれない。