畑でマメの収穫をしているとき,茎にアゲハの前蛹が付いているのを発見。レモンの木にいたのがここまで移動して来て,蛹化場所と決めたのでしょう。木があるところとは10mほど離れています。
持ち帰って観察することに。
反対側からも。
側単眼,口付近です。硬い葉を食べるには丈夫な構造が必要です。初齢幼虫とはちがった頑丈そうな口元です。
帯糸でからだを固定しています。糸はさらに細い糸で構成されています。自分で紡ぎ出した細糸を器用に束ねて命綱にしているのです。
腹脚の底です。からだを支える吸盤型の柔軟構造が見えます。
尾端付近の糸です。これだけの糸を紡いでからだを固定する作業は,きっと大仕事だったでしょう。
かたちの裏には奥の深い営みがあります。