自然となかよしおじさんの “ごった煮記”

風を聴き 水に触れ 土を匂う

超接写がたのしい秋(9) ~アゲハの前蛹~

2017-11-23 | 昆虫

畑でマメの収穫をしているとき,茎にアゲハの前蛹が付いているのを発見。レモンの木にいたのがここまで移動して来て,蛹化場所と決めたのでしょう。木があるところとは10mほど離れています。 

 


持ち帰って観察することに。

 

 

反対側からも。

 

側単眼,口付近です。硬い葉を食べるには丈夫な構造が必要です。初齢幼虫とはちがった頑丈そうな口元です。 

 

 

帯糸でからだを固定しています。糸はさらに細い糸で構成されています。自分で紡ぎ出した細糸を器用に束ねて命綱にしているのです。 

 

 

腹脚の底です。からだを支える吸盤型の柔軟構造が見えます。 

 

 

尾端付近の糸です。これだけの糸を紡いでからだを固定する作業は,きっと大仕事だったでしょう。

  

 

かたちの裏には奥の深い営みがあります。 

 


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