温度管理と餌に気遣っていけば,カマキリは意外と長く生きるのかもしれません。1月に入っても,しばらくは元気にしていました。被写体としてはなかなか魅力的な格好,風貌をしているので,ずいぶんこだわって撮ってきました。今回はいよいよ締めくくりの撮影です。
太陽の光の当たり方を考慮して,頭やら目やらに迫っていくことに。
こちらを見ているわけではないと思うのに,まるで見ているような。この感覚器官に捕らえられた獲物はかなりの確率で犠牲になりそうです。
脚の手入れをし始めました。 まだ元気です。
口元はしっかりしています。個眼が並んでいるのが確認できます。
さらに近づくと,規則正しそうな並び方に見えます。
さらにさらに近づいて観察すると,見事な配列であることが理解できます。わたしの頭の内でこの個眼と内部構造とがつながって連想できたとしたら,きっとスゴイことになっているでしょう。
こうした姿・かたちには,人間がけっして解き明かせない崇高さ,いのちのメカニズムが詰まっているように感じられてしかたありません。