春の妖精と形容される植物はいくつかありますが,このカタクリもその一つです。一年ぶりにこの群生地を訪ねました。
この日は満開。晴れていたものの,春霞のような感じで空は花曇り状態。くっきりした青空が望めたらいうことなし,なのですが。
大きく反り返った花弁が優雅です。うつむき加減の咲き方がなんだか奥ゆかしい感じ。
カタクリの花がずうっと続き,わぁーっと広がっています。
カタクリの全身を入れ,なおかつ環境が感じられるように構図を描きます。花はすべて斜面下方向に向かって咲いています。
群落をここまでにしようとする努力は並大抵ではないでしょう。
低木を取り除き,ササ類を刈り取って分布を広げる努力が要ります。一年をとおして計画的な管理が必要です。
見事な群生にこころを打たれます。
毎年,気持ちよく訪ねられることに感謝。