孵化後,幼虫は必ず殻を食べます。その本能はチョウの種によって異なります。 食べない種もある中,モンシロチョウは食べるということです。ただ,食べ尽くすという例は多くはないようです。
うんと近寄れば,口元も側単眼もはっきり確認できます。口が動くのが見えると,いのちの凄さが伝わって来る気持ちになります。
からだを起こすようにして,殻の上部に口を向けます。毛の先には水滴状の液体が付着しています。生まれた後によく見られるものです。
食べることに専念している間は,とにかく貪り食うという感じです。
上から下に向かって食べていきます。卵の殻と,からだの大きさとを比べると,たったの今までこのカプセルに入っていたとは考え難い大きさに感じられます。
いのちにはふしぎがいっぱい詰まっています。