公園の駐車場にて。
クマゼミは7月から8月上旬にかけた時期がもっともにぎやかに鳴きます。声の響き具合が半端ではありません。一本の木にほんの数匹がいるだけで,耳をつんざくばかりの声量なのですから。
そのクマゼミを至近距離から撮れる格好の場所を発見しました。ポイントはある程度市街地化していて,遠景が開けたところです。セミも他の昆虫同様わが身を守らなくては個体保存できません。田舎だと高い木の上の方にいるのがほとんど。ところが市街地では生存競争が激しいという面もあるようで,地面により近い幹・枝にとまっていることが多いのです。しかも,人慣れしているのか,近寄ってもびっくりさせない限り逃げません。ここはそういう点で理想的です。
今夏発見したところは偶然のめぐり逢いで,おまけに自宅から比較的近くにあります。ほんとうにラッキー,といった感じです。
もっと近寄って撮ると……。
こうして撮っていると,自分の気持ちがなんとなくセミの目線になり切った感じ。
モノとの出会い,場所との出会い,いつも,そしていつまでも期待を持ち続けたいですね。