1月に入ってツマグロヒョウモンの蛹を見かけました。場所は我が家の前栽。それを囲むかたちで生垣があります。その生垣にマツバギクを植えているのですが,それの枯れた茎に付いていたのです。
すぐ脇の道の隅にはスミレが生えていて,毎年ツマグロヒョウモンの幼虫が見られます。その点からすれば,なんらふしぎではありません。
ツマグロヒョウモンの越冬態は幼虫か蛹といわれています。3年前,越冬蛹を継続観察しましたが,結局羽化せずじまいでした。それはブロック塀に付いたものでした。
さて,今回の蛹はどうなのでしょう。たった一つ気になるのは,翅脈が透き通って見えることです。春を待つふつうの姿なのか,羽化を間近にして寒さに見舞われいのち途絶えたのでしょうか。
成り行きを観察する価値がじゅうぶんにあります。
この日,見事な夕焼けを見ました。うっとり。地球の自然はいのちも景色もすてきです。