自然となかよしおじさんの “ごった煮記”

風を聴き 水に触れ 土を匂う

’19 ~’20冬,虫の目写真シリーズ(2)~セアカヒラタゴミムシ~

2019-12-16 | 昆虫

H公園の紅葉はどんどん進んで,葉はほとんど散ってしまいました。遊歩道を歩いていると,枯れ葉の上に甲虫がいるのが目にとまりました。わたしの動きに気づいたらしく,さっさと葉の下にもぐってじっとしてしまいました。そっと上の葉を取り除いて観察。それはセアカヒラタゴミムシでした。

 

落ち葉を棲み処にしてくらしているこんな昆虫がいることに,ハッとしました。冬は昆虫がいない季節ですが,葉や石にしたなどにひっそり潜んで寒さを乗り越えようとする生きものがいるのです。これは当たり前の話。だから,冬であっても生きものに出くわすチャンスが大いにありうるわけです。わたしはその“ありうるチャンス”を見逃したくないと思ってきました。

 

さて,セアカヒラタゴミムシはいたって警戒心が強い虫のようで,こちらの気配を感じた途端さっさと逃げようとします。とても足早になるので,よくわかります。そうしてまた葉の下に入ると,静止します。

伸ばすとなんと長い脚!

 

 

天敵の気配がしなくなるまで,“じっと作戦”に入っているようです。

 

冬は落ち葉の下が昆虫探しのポイントの一つになります。 

 


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