自然となかよしおじさんの “ごった煮記”

風を聴き 水に触れ 土を匂う

’19 秋,接写をたのしむ ~カブラハバチ~

2019-10-02 | 昆虫

カブラハバチは名の如く,その幼虫がカブラをはじめとするアブラナ科植物を食草とするハバチです。ハバチには何の罪もないのですが,野菜づくりをする者にとってはひどく厄介な昆虫で,駆除の対象になっています。いわゆる害虫です。

これが殖えると,葉はレースのようになります。農薬を散布するのを控えていると,散々な目に遭う場合もあります。一番よい対策は早めに目の細かなネットで野菜を覆うことでしょうが,ダイコンのようなものにまでするとなるとたいへん。あれもこれも覆うといった事態に発展してしまいそうです。

朝,ダイコンの葉を見ていると,カブラハバチの成虫が一匹とまっていました。気温が低めなので動きが鈍そうです。これを幸いとして接写することに。野菜づくりの,いってみれば敵を知ることは自然をよりよく知ることにつながります。

 

すこし歩いて移動。

 

ここで頭部を接写。眼の大きさを見ると,頭部のたいせつな器官であることが一目瞭然。それにしても,口元の"髭じい"ぶりはりっぱなもの。顎だって大したもの。

 

 

これがヒトにとって害虫なのですね。

 


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