自然となかよしおじさんの “ごった煮記”

風を聴き 水に触れ 土を匂う

アメリカセンダングサを訪れたチョウ

2015-12-12 | 昆虫と花

今,アメリカセンダングサには引っ付き虫がたくさんできています。野に出かけると,ズボンや服に,わんさと付きます。

秋,この“虫” である種子をつくるのに貢献した昆虫はたくさん。ミツバチやハナアブのなかまはもちろん,チョウのなかまもたくさん。

キチョウは陽を浴びて,その光を黄色の翅を反射させていました。まぶしいこと! 蜜のおいしさにうっとりしているようで,飛ぶ気配はありません。


モンシロチョウにとっても,ずいぶん魅力あるようです。 


ツマグロヒョウモンのような大きめのチョウでさえ,足場をじょうずに確保して吸蜜に勤しんでいました。 まるで曲芸をしている感じで。


昆虫と花との関係がうまく成り立っていて,こうして種子ができて,種子が運ばれて。そうして,四季の移り変わりというゆたかな彩りを添えて,自然はバランスを保ち続けます。そこに,無用な人間の手が入らない限り。

野に出るということは,そんなことを考えるきっかけづくりになります。きっかけの蓄積が,自然が具体的に見える目を養ってくれます。ここでも,外来種アメリカセンダングサに感謝。 

 


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